
赤坂プリンスホテル・新館と桜です。
ホテルは取り壊し工事中で、桜と一緒に映るのは今年が最後かな。
工事用の仮囲いの前に、記念碑がありました。
紀伊和歌山藩徳川家屋敷跡。紀州藩といえば徳川の御三家で、5代藩主の徳川吉宗は、第8代将軍に就任。
吉宗は、目安箱や享保の改革など財政再建の名将軍だが、一方、江戸の各地に桜を植えさせたことも有名。
1717年、花期には上野への集中緩和のため、隅田川の桜堤、飛鳥山、玉川上水の小金井堤など庶民が憩う場所に桜を植えた。
1873年(明治6年)の太政官布達第16号
「古来から風景のよい名所や人の多く集る盛り場等で、その土地が官有であるか又は官有と認められる所は永久に国民の偕に楽しむことのできる公園というものに定めるので、府県は選定し図面を大蔵省へ提出すること」
今でいう総理大臣が各府県知事に発出したこの通達は、日本の公園制度の始まり。
正院達第拾六号 府県ヘ
三府ヲ始、人民輻輳ノ地ニシテ、古来ノ勝区名人ノ致跡地等是迄群集遊観ノ場所(東京ニ於テハ金竜山浅草寺、東叡山寛永寺境内ノ類、京都ニ於テハ八坂神社境内嵐山ノ類、然テ此等境内除地或ハ公有地ノ類)従前高外除地ニ属セル分ハ永ク万人偕楽ノ地トシ、公園ト可被相定ニ付、府県ニ於テ右地所ヲ撰シ其景況巨細取調、図面相添大蔵省ヘ可伺出事
明治六年一月十五日 太 政 官
徳川の御屋敷や近代的なホテルなどの建物は、時代とともに姿を変えていくが、桜は時代を越えて後世に伝えられていく。
「永久に国民の皆に楽しむことのできる公園というものに定める」。徳川屋敷跡の桜が今後も残されるのかは不明だが、吉宗に関係する桜なので、残してほしいなあ。
こちらは最高裁判所と桜。
こちらは国会図書館と桜。
先日、次男が久が原から北千住に
引っ越したので、東京に出かけたのですが
そのときは、まださくらが咲いていなくて
残念でした。東京のさくらの季節は本当に
美しいですね。こちらでお花見をさせて
いただきました。ありがとうございます。
多摩川から隅田川ですね。
隅田川の桜や花火は素晴らしいですね。
いつか出かけてくださいね。
家康の駿府城や浜松城の桜も美しく見事です。
徳川家は、桜ですね。
赤坂プリンスホテル・新館と桜・・・
素敵に撮られましたね~!
「紀伊和歌山藩徳川家屋敷跡の記念碑」
吉宗は江戸の各地に桜を植えさせたことも有名と説明してくださいましたので、
時代小説が好きな私は、大変興味深く読ませていただきました。
ありがとうございます。
徳川屋敷跡の記念碑は、工事用看板の前にあって、びっくりしました。
時代小説は、往時はどんな風景だったのか想像して楽しまれているのですね。
暴れん坊将軍のイメージがありますが、吉宗はどんな人だったのでしょうか。