Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

土地の有名料理ムクラード

2006-06-17 18:42:16 | 魚貝料理 poissons

フランスの大学の夏休みは長いのですよ。6月初めから3ヶ月長い長い夏休みです。
次女が夏のジョブを探してきました。それがレ島、パスの便彼女の仕事時間に合わず私の車で通勤です。
車を取り上げられた母は 自転車で買い物なのですよ。主人は大喜び。自転車の籠で運んでこられる量には限りがあるから。
でも自転車は自然とのじかのふれあいがあります。今の香りは troène (いぼたの木と辞書には)至るところ 甘いくすぐるような香り。
隣の海水浴場の市場まで買い物に。潮と海藻の匂い。そろそろシーズン活気始めたレストランからエスカルゴバターの匂いが。
 


                          ムクラード


今日はムクラード。この地方のそれはそれは有名な料理です。ラロシェル どのレストランの夏のメニューに載っているものです。

暑くなってムール貝が太ってきました。ふっくら甘味があり 簡単にムール ア ラ マリニエール、(エシャロット にんにくの微塵切りにしろワインブーケガルニをいれ開くだけ仕上げにレモンとパセリで一寸バターを入れると円やかさが増すようです。レストランでは必ずポテトフライが付いてきますよ。ムールフリットといいカフェでも簡単に安価で食べられる物。港のカフェで昼食にでも。夏の風景)(下の写真)でも美味しいのですが 

一寸御紹介します。

ムクラードはこのように開いたムール貝身の付いている方だけを温められる器に並べ汁でクリーミーなソースで覆う物です


                          ムール マリ二エール

   材料

ムールマリニエールの材料

 *ムール貝2kg

 *玉葱 2

 *にんにく 2片

 *辛口白ワイン1カップ

続くムクラードの材料

  *エシャロット グリーズ(にんにくに近い味。小さくてもパワーの在るものです。先日フレッシュな物御紹介しました。)6 

  なければ普通のエシャロットを使用にんにくを追加してください。

 *バター 本当は沢山入れるのですが私は少し 50g

 *小麦粉 大1

 *卵黄 2 又は1にして生クリーム大2 (私の方法として)卵黄無しに生クリームの量を多目にしても美味しいです。

 *レモン1

 *サフラン 1カプセル(カレー粉を使います、大2位?)

 *胡椒 塩はムール貝から出るので味を見て足りないようだったらご調整ください。


 作り方


1 綺麗に洗ったムール貝に玉葱の微塵切りブーケガルニを加え白ワインで蒸し煮にする。

2 貝の蓋を取り除き 綺麗に並べる。

3 エシャロットと大蒜の微塵切りをバターで炒め小麦粉を加え それに漉した汁を加えそしてサフランを加えとろみが付くまで約10分ほど煮込む。

  味が濃い場合には水を足してください。

4 ボールに卵の黄身を綺麗に溶き 大きなお茶碗位のスープを少しずつ入れ完全に溶いたらソースに加え滑らかになるようにかき混ぜ レモン汁を加えさらによく混ぜてからムール貝の上にソースをかける。

5 熱いオーブンで5分程温めなおす。

6 パセリの微塵切りを振り即食卓へ。

なお とろみの少ないと思う場合にはコーンスターチの水溶きを加えとろみをご調節ください。

今日も暑い日。砂浜で沢山の方々干物の如くじわじわ焼いています。私は日焼けが怖ーいです。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ムールがないから太ったアサリで (cavacavien)
2006-06-17 22:40:30
サフランも持ってませんです。。。

そしたらアサリのワイン蒸しになってしまうけど

ソースの知恵を拝借しましょお。

卵の黄身がはいるのですね。ふむ。生、ちょっと不安なので湯煎してみます。



↓さくらんぼ、すごーい!

今、ワタシもさくらんぼの記事アップしたところですー。うふふ。気があっちゃったー
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Unknown (Madame K)
2006-06-17 23:38:46
こんばんは。

偶然!

夕べは我が家もベルギー風のムール・ナチュールでした。



日本でも最近は愛知県産などが出回っています。値段が高いのが残念ですが・・・。

「あるだけ全部ください」と言って、いつも驚かれます。

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cavacavien さん へ (fleur e sel)
2006-06-18 02:26:32
黄身はこくをつけるためのつなぎです。余熱で火が入るので生ではありません。火を止めてから入れるのは煮えて分解するのを防ぐため。最後のオーブンでの間でも煮えています。サフランなしでも。カレー粉入れるやり方も在るので。
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Madame K さんへ (fleur de sel)
2006-06-18 02:30:05
フランス夏のムール貝料理とても経済料理です。このように住む土地が変わると素材が変り価値観も変り 時折プログに載せるの難しい思いです。
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Unknown (Masako)
2006-06-18 17:14:37
なんども、このお料理をいただいていたのに名前を知りませんでした、恥ずかしい。「おいしいムールのお料理」って、心に残っていたんだけど。 

恵美さんは貝の砂抜きを丁寧にするのですか? 私は貝の砂が大嫌いなのですが・・・ 先日、シジミの砂抜き・3-4時間が長く感じてしまいました。それなのにシジミ味噌汁にして、貝の身は食べず。
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masako ちゃんへ (fleur de sel)
2006-06-19 16:00:48
コックもパルー度も私の買うお店の物はいつも砂だししてありましてあります。ムール貝は砂がないないみたい。養殖する時棒にくっ付いているかな?たまに他のお店で買うとやはり砂抜きします。ひたひたの海水ほどの水で包丁をさして一夜。
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