エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

ビルトイン食洗機の排水不良を修理してみる(パナソニック)(追記あり)

2024-06-22 | PC・小物

タカラスタンダード TDWV-60(2006年製。パナソニック型番はNP-P60V1PKTD)

使用頻度が2~3日に1回程度のためか思いの外長く稼働してくれていましたが、先日ついに「排水不良」の異常報知が出てしまいました。

症状は
スタート→給水はOK→洗浄動作OK→排水でエラー(中に数cmの水がたまったまま)

メーカーに修理依頼すると3万円ぐらいはかかるようです。
しかし18年も経過しているので、せっかく修理してもらったところでまた他にもボロボロ壊れていく可能性は十分あるし…

といって買い替えるほどのゆとりもなく。

暫定的に適当な卓上型を置くことも考えましたが、それはそれで設置が面倒ぽいし。

仕方なく食器を手洗いしてみたら、ひとたび便利な生活になじんでしまった身体がそう簡単に昔に戻れるはずもなく。

水回りいじりは、失敗すると被害甚大になりそうなのでできることなら触りたくないんですが、そうもいっておられず調査を始めました。

ネット検索してみると、故障事例としては水漏れが多い中、排水不良も結構な事例が上がっています。

排水不良の原因としては排水ホース詰まり(詰まりの除去で直る場合も)や水位センサー故障(うまくいけばセンサー端子の洗浄で直る場合も)などもあるようですが、ポンプ自体が不良のケースも考えられます。

ポンプにアクセスするには本体底面を開けなければいけないようで、いよいよやりたくない作業になります。
ですが親切なことに分解動画が複数上がっているので、それらを参考にさせていただきながらどうにか完遂しました(作業時間はトライ&エラーを重ねながら約8時間。これはできれば原因がポンプでありませんように…と未練がましく違う箇所を触りながら幾度となく試運転したせいで、始めからさくっとポンプ分解していればもっと早く終わっていたはずです。まあ結果論ですが)。

ちなみに、中に残っている水はあらかじめコップ等で汲み出せる分は汲み出し、雑巾等で吸い取れる分は吸い取り、本体の天地を逆にする際には角度45度ぐらいの時点でさらに雑巾で吸い取るというやり方で、水こぼれを最小限にとどめました。

・まず引っ張り出す。
うちの機種の場合は、引き出しを開けて見える前面下部の左右に1か所ずつ金属製のストッパーがあり、それを外せばOKでした。
引き出しを少し出して、本体の上側を逆手でつかみながら勢いづけて数回引っ張ると少しずつ出てくる感じ。10cmぐらい出てきたら、ドアを閉めてロックし本体ごと引き出していきます。

・引き出しながら、裏手にある給水ホース、排水ホース、ACコード、アース線の状況を確認。
そのままで本体を全部引き出すにはたぶん長さが足りないので、必要に応じて接続を外す。
うちの場合は給水ホースとACコードを外しました。

・引き出した後に適当な高さを稼ぐための台(段ボール箱など適度に強度のあるもの)を用意し、それに載せて背面にアクセスできるように安置する。

・裏蓋(下半分)を外す。ネジ5本を外すだけでOKでした。

・この時点で水位センサー(画面中央左寄り)にアクセスできます。ポンプは右下ですが、見えるネジ2本の他に底面側でもネジ固定されており、残念ながらこのままでは外せません。
なるべくラクがしたくて、水位センサーのメンテナンスで復活しないだろうか?と金属接点など磨いてみたものの、結局今回は無関係でした。また排水ホースなども詰まっている様子はありませんでした。

・ポンプを外すには底面パネルを外さなければならないので天地を逆にする。
底面パネルを外す。見えてるネジを8個。(※写真撮り忘れました)
次に、ポンプにつながっているコネクタ1本、アース線1本、ホース3本を外す。

(逆さにした状態で背面側から覗いたところです)

(2024-09-14追記:ポンプ本体の外し方を変えました。底面からはポンプの配線コネクタ、アースと配管2本を外します。)




・ポンプ本体を外す。
ポンプを外すには、引き出しの限界を超えてさらに引き出すため、左右のレール2本のネジ止め(各1本)を外しました。
ですが後でレールを元に戻すのに意外と苦労した(レールのストッパーをしっかり押さえながらネジ止めする必要がある)ので、もしかするとそもそもレールはそのままで、引き出しをいったん収納して背面側からポンプを抜き出す方がラクだったかも知れません(未実験)。
(2024-09-14追記:レールを外すと復旧が結構面倒でしたので、ポンプは底面側で前述の箇所を外したのちに引き出し部分を一旦本体に格納し、背面側からネジ2本と配管1本を外して本体を取り外しました。)



外したポンプの表示。VTM212A55HUとありますが、市場で発注するための品番はANP8C-673Aとなるようです。

ポンプを分解してみました。

中に黒く丸いゴム部品が転がっているのを発見。

本来は左のゴム部品が右の板部品に付いていて、羽根の水流で排水弁をふさぐ仕組みになっているそうです。

このゴムを手持ちの接着剤(コニシ ウルトラ多用途SUプレミアムソフト)で接着してみました。
商品ラインアップ | ウルトラ多用途SU スペシャルサイト | コニシ株式会社

耐熱温度が80℃となっているので何とか耐えてくれるかと思います。まあゴムの方がすでにフチがヘロヘロになっている状態なので、いつまで保つか分かりませんが…

経年で金属のバネがヘタってくるという話もあったので、心持ち巻きを解いておきました。

こんな感じで、水流を受けると排水弁を閉じる働きをするようです。

補修した部品を元の位置に戻してフタをします。
あとは逆順ですべてを元の状態に戻していきます。
恐るおそる試運転してみたら、無事に最後まで動作完了。

このままもうしばらく頑張って欲しいものですが、果たして。

(2024-09-14追記:結局3か月ほどで症状が再発してしまい、再度分解修理しました。

ボンドで固定した箇所が変質して、白くくしゃくしゃになっていました。
ゴム自体もプラスチックに被せる部分がかなりヘタっていて保持力が失われているので、接着だけでは難しいようです。

他の固定方法をあれこれ考えてみましたが、ステンレス針金(ダイソー)を試してみることにしました。
プラ部品に2か所穴を開け、ゴム側は肉厚がありそうな側面に4か所針金を通し、プラ円周に沿って巻き付けるなどして適当に強度を持たせて固定してみました。(下の写真ではまだ巻き付けていませんが)











さあ、今度はどこまで頑張れるでしょうか…)


参考にさせていただいたサイト・動画(主なもの)
毎度ながらネット社会のおかげで本当に助かっています。みなさまありがとうございます。

『使用後9年で排水不良』 パナソニック NP-P60V1PKPK のクチコミ掲示板

食器洗い機のポンプを交換するという、なかなかヘビーなDIY 型番NP-45MD5S ポンプ型番ANP8C-9300 エラー H40 食洗機

食洗機を修理しました②-さぁ、動け食洗機!完結編- : ダッド(パパ)のDIY・USEDブログ

 

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硝子のキッス - 30年の時を超えて

2024-04-30 | TV・音楽
ある日、何の流れだったかYoutubeのオススメに姫乃樹リカさんの名前が挙がってきて、ついつい視聴。
2019年のライブだそうです。
 
歌声が昔のまんまだったのに驚いて、しばらく聴き入ってしまいまして。
 
姫乃樹リカさんというのは、ざっくり言うと1990年前後に活躍されたアイドル歌手です。
どういう方なのか興味のある方はネットで調べていただいて。
(「ググって」はすでに死語なんだそうですね…)
 
ちなみに当時はこのような雰囲気でした。
 

姫乃樹リカ「もっとHurry Up!」

姫乃樹リカ「もっとHurry Up!」 [音楽・サウンド] 姫乃樹リカの3rdシングルで日通海外ペリカン便のCMソング。語尾をしゃくり上げるいわゆるアイドル歌...

ニコニコ動画

 
これが年中メディアに顔を出す方だったら、特に何とも思いません。
しかし長いことお見掛けしなかったもので、これだけの時を経ても声が脳内イメージそのままだったのがものすごく新鮮だったので。
 
思えば、あれから30年。
不意に
「お互いに今までよくぞ生きてきたものよなあ」
みたいな、妙な感慨が湧いてきたんですよ。
(ただの視聴者の立場ゆえ、極めて一方的な感想なのはご勘弁ください)
 
 
同時に思い出したのが、昨年暮れのキャンディーズ。
紅白に46年ぶりに出場したというのを後から知って、NHKプラスで観ました。
親衛隊の方々が話題になりましたが、伊藤蘭さんも親衛隊も、同じく歳を重ねてもあの空間は確かに70年代と何も変わっていませんでした。
 
 
自分が歳を取ってくると、かつては分からなかったことが徐々に分かるようになってきますね。
 
かつて親が懐メロ番組を喜んで観ていた時、迷惑に感じると同時に「全盛期に比べればどうしても衰えを感じてしまうのに何故今の姿を嬉しがってるんだろう」などと思ってしまったものですが、今なら分かる。
 
全盛期の映像は、懐かしく思い出に浸れるもの。
現在の映像は、各々が生きてきた証を得られるもの。
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ミクスペリア購入(その29)~タッチ切れ(大晦日によせてⅦ)

2023-12-31 | ボカロ物


ついに来ました。
画面左端の1cmほどがタッチ切れ症状になってしまいました。


たまたま何か検索しようとして文字入力したら、「a」を打ったつもりが「s」になっていて(qwerty配列)。
打ち間違いではなく「a」が入力できないことを確認し、ああこの時が来てしまったのだなあと。


5年前に発症していたら多分液晶パネル交換に踏み切ったんでしょうが。
今この状況でやるかというとですね。


パーツはまだ入手できそうですが、リスクを冒してパネル交換したところで、普段使いできるという意味においての実用性はさすがに厳しくなりましたし。
さりとて動態保存しなきゃと意気込むほどのコレクターでもないし
(考えてみたら動態保存はもう1台のミクスペリアでやってるのでしたが笑)、
かといってこのさい断捨離!というほどの割り切りも持ち合わせていませんし。


タッチ切れで大半のアプリが使いづらくなってしまった中、唯一FlipClockはそれほど支障なく使えるアプリです。

実はこのアプリはすでに1年以上連続使用しているのですが、たまにGoogleアカウントの認証確認通知で画面が消えてることがあるぐらいで、卓上時計としての安定性は抜群です。
子供の頃にナショナルのパタパタ時計を結構気に入って使っていたことがあり、このアプリはそれとフォントが似ていてちょっとノスタルジックな気分も満たしてくれています。



さて。

断捨離もままならぬまま齢を重ねておりますが、たまにヤフオクなんかでレトロな商品を目にしてしまうとつい心が揺らいでしまいます。
かつて憧れたラジカセやミニコンポ。諸々のホビー商品。なんなら自動車までも。
しかもそれがジャンクなら、なかなかにお手軽な価格設定だったりして。


この思考回路は、それらが現役で売られていた当時、カタログや雑誌に見入りながら
「これが手許に来たらどんなに幸せだろう」
とさんざん夢想してきた体験から形成されているわけです。

当時なら悩み抜いて厳選した1点を大枚はたいて手に入れたものですが、今ならジャンクになったそれらの品々を、1点ならずとも見つけ次第入手できてしまうのです。


しかし若い頃ならともかく、終活の準備も視野に入ってきたというのに物欲に任せてモノを増やしたところで、残る家族が困るだけだし。
と強く自戒しています。
だいたい、衝動的な懐かしさで手許に置いても、すぐまた次のが欲しくなるに決まっているし。
際限がないのです。


収集癖にブレーキをかけるのは、ビデオカセットやレーザーディスクといった媒体規格の寿命の短さも影響しています。
かつてテレビ番組などを一生懸命録りためたり、映画をLDで収集したりしていましたが、規格そのものが20年程度で消えてしまう悲劇を経験しますとね。
新しい媒体にコピーしたり買い直したり。
それじゃキリがないよなぁ…と我に返るわけで。
ダビング10など、記録のデジタル化に伴うユーザー制限の動きも水を差すには十分でしたが。


歳を取って、コンテンツと自分自身の変化に気づいたことも大きいです。
若い頃はいろいろなコンテンツを「老後までもゆっくり楽しみたいから」という思いがあって集めていたわけですが、実際にその後を生きてみると時代ごとにどんどん新しい試みが成されるし、自分の側も意外とそれに順応していくもので、わざわざ古いものを貯めておかなくても楽しみには全然不自由しないんですよね…



などとまた愚にもつかぬことをめぐらせつつ、今年もまた「にっぽんの歌」と「孤独のグルメ」で締めることといたします。
どうぞ皆様よいお年をお迎えください。
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NEC PC-LE150H1のタッチパッドを2本指対応にする (Windows11)

2023-09-26 | PC・小物
とある経緯で手元に流れてきた、NEC LaVie E PC-LE150H1。

2012年の製品だそうで、すでに10年以上経っています。
CPUはCeleron B815だし、バッテリーも完全に死んでるし、時計エラーも出てくるし、これはそのまま廃棄かな、という気分でした。

ところが、CMOS用電池がデスクトップPCと同じCR2032だと判明した途端、俄然興味がわいてきまして。
しかも裏蓋開けてすぐ換えられるなんてメンテ性良過ぎです。
LaVie LE150/EのCMOS電池を交換しWindows11をインストールしました(僕のブログ 様)


Windows7 Homeのライセンスが付いているので、僕のブログ様にならって巷で流行りのWindows11を入れてみます。


HDD仕様のままですが動作は想像したほど重くはなく、こりゃ使えんと一蹴するほどでもない印象。

そうしてあれこれいじくるうちに、タッチパッドが二本指で動かない(スクロールとか)ことに気づきました。

まあ年式が年式だから仕方ないかとも思いましたが、調べると古いノートPCでもSynapticsのドライバーを入れて対処できた例がちらほら。
それらによると、Lenovoのサイト https://support.lenovo.com/jp/ja/downloads/ds103645 でDLして、デバイスマネージャーで見えるPS/2マウスのドライバーを手動更新するとのこと。

しかしこれをPC-LE150H1に適用すると、二本指スクロールはできるようになるものの、キーボードの挙動がおかしくなってしまいます。
具体的には、ちょうどNumLock時にテンキーに変わるあたりのキーが移動モードになってしまい、文字入力ができない状態です。
機種や環境は全く違いますが、現象そのものは同じような事例があるようです。
エプソンダイレクト:Windows Update後、数値キーが優先されてしまう現象について


ちなみにこの機種でWindows11の設定を見ても、スクロールやジェスチャの項目が出てこないんですよね…

古すぎるPCではやっぱ無理かと思いつつ、古すぎるPCにはもっと古いドライバーならうまく当たることもあるのでは、とひと足掻きしてみます。

2012年や2013年製のドライバーを探して入れてみると、さすがに古すぎたか二本指モードの設定そのものがなくNG。

それでは、と、2015年バージョンをDL。
Synaptics タッチパッド ドライバー Windows 10 (64bit), 8.1 (64bit), 8 (64bit) - ノートブック - Lenovo Support JP

このドライバーが見事に当たり、キーボードの誤作動もなくなりました。
もっとも当たったからとて、最近のノートPCと違いタッチパッドの面積が狭いので、操作感はさほど快適とは言えませんが…
(もちろん、使えないよりは断然いいです)



当たりついでに調べてみると、CPUのソケットはPGA988Bというそうで。
Core第2世代あたりなら換装の可能性があるらしく、安く載せ換えられたら面白いかも。
そうなればSSD化してそれなりに実用性が出てきそう。
(実用性と言っても、間違ってもゲームやクリエイター用途ではありませんが)

バッテリーは新品でも持続時間が2.6時間とのことなので、交換はコスパ的に意味は薄そう。

PCをいじるのは久しぶりでしたが、思ったより遊べそうで楽しみが増えました。



(2023-12-29追記)
CPUをCore i5-2450M に交換しました。
中古でタダ同然で入手できたもので…

LE150H1は上位機種がないのでどこまで動くか推測しにくいのですが、公式サイトによるとチップセットがモバイルインテルHM65 Expressなので、intelのサイトでCPUの互換性を調べてみました。

その中にi5-2450Mはなかったんですが、ネット上にi5-2430Mの動作報告があったので似たようなものか?と思ったり、そもそもオリジナルのB815も載ってなかったりするので、まあいいかとダメ元で載せたら普通に動きました。
ちなみにこの機種のCPU交換は、HDDやメモリ交換と同じく裏蓋を開けるだけで実施できてしまう素晴らしい仕様です。

PASSMARKのベンチマーク値では723から2069に上がり、Youtube再生などは明らかにスムースになっています。
ついでにSSD化も行って、ネット閲覧が中心のサブ機としてはほぼ問題ない性能になりました。
もっともメイン機がCore i5 650(ベンチマーク値2243)という環境なので、一般にはあまり信用ならない「問題ない」評価ではありますが。笑
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ソニー SBH20のバッテリー交換

2023-02-14 | PC・小物


ミクスペリアこと、ソニーSO-04E(MIKU)の付属品。
当初購入した方は比較的こまめに使っていたせいか、今でも電池持ちはそう悪くないのですが、問題は後から未使用品で購入した方。
本体の5.1.1化に夢中で、付属のSBH20はしまったまま。
昨年ふと取り出して電源を入れてみたら、バッテリーが完全に上がっていて。
あわてて数回充電したら緑ランプになったものの、電源を入れるとすぐ赤ランプになってしまう状態。
使ってりゃそのうち復活するかも?と、オンライン会議時にUSBケーブルを繋ぎっぱなしにして無理やり稼働させていましたが、今年になってついに電源が入らなくなってしまいまして。


SBH20の修理ネタは、ネットで検索してもあまり情報が出てこないですね。
ざっと10年前の製品だし、市価3千円台でもともと使い捨てのような位置づけだし、今なら多様なワイヤレスヘッドセットがたくさん売ってるしで、まあ修理の需要はないよなという感じではありますし。


が!
これは!
ミクさんコラボなので!

それだけで、直してみる価値はあるんです。

(実際は純粋なコラボではなく、海外仕様のカラーバリエーションを付属品としただけだったようですが…)

加えて、これはマイク内蔵な上にイヤホンが外付けなので、オンライン会議で使うのにイヤホンを使用場所に合わせて密閉型にも開放型にも使い分けられるのがいいんです。
(便利さもアピール)


幸い、SBH20用と称した互換バッテリーがヤフオクなんかに出てくるので、まずは開かなきゃ話にならんと開け方を模索。

クリップが付いた白い本体側は、バスタブ構造というか開ける所がなさそうなので、ミクカラーなボタン面の周囲をカッターで軽くなぞってみます。

何となくできたすき間から、カッター(を折り取った切片)でこじったら開きました。


ちなみに後で気付きましたが、ボタン面に固定用のピンが付いている(上の写真の赤い矢印)ので、適切な場所をこじらないとピンを折ってしまうようです。もしくはもともと接着されていて折れてしまったのかも知れませんが。追試される方はご注意ください。

基板はプラスチックピンを溶かして止めてあった(上の写真の黄色い矢印)ので、削り取ると基板が外れます。



バッテリーは接着されている所をカッターで切り剥がしたつもりだったのですが、うっかりバッテリー側の被膜を切ってしまっていました。世にも妙なる甘やかな香りが漂ってきて気づいた次第。
危険ですので、ネットに書かれているように慎重にこじって剥がすようにしましょう。



リチウムポリマー電池が変色・膨張していました。
これを替えれば復活してくれるでしょう。

型番は、AHB441623PB 3.7V 110mAh
実測サイズは約15mm x 約22mm x 約5mmといったところ。

しかし、普通にネットで検索して「SBH20 バッテリー」や「AHB441623」で出てくるもの(本体に「CS-SBH200SL」と書かれているもの)は、商品説明を見る限りではややサイズが大きいようです。

仕方ないので、前回Rakuten Mini用バッテリーで失敗したにも関わらず、他に頼る所もないのでAliExpressで探してみました。

そしたらそれっぽいのが見つかりまして。
サイズ表記がないんですが、CS-SBH200SLよりは見た目で(根拠もなく)似ています。買ってみるならこれですね。

2個セットで1,016円、送料509円(1月18日閲覧時)。配送予定日が4月1日。
まあもう1台は稼働してるし、全然気長に待てるのでポチッと。


実際に届いたのは2月10日。1ヶ月かかりませんでした。
幸い商品の見立ては合っていたようです。


コードの取り回しが多少変わりますが、ハンダごてでサクッと脱着して終了。
基板を戻す時は、プラスチックピンに強めに押し付けるとパチンと嵌まります。

ボタン面は残ったピンだけではすぐ外れてしまうので、瞬間接着剤を点付けで貼り付けました。
分解前よりわずかに浮き気味な気がします。基板の戻し方か何かが甘いところがあるのかも知れません。
次回交換する時はもう少し工夫してみるつもり。


動作確認。
電源ONしてもランプ点灯せず…
が、焦らずに充電してみたら無事に使えました。

まだ数時間音出ししてみただけですが、現時点では新品と遜色ない持続時間に感じます。
しばらく使ってみて、すぐヘタってくるようなら追記します。

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