エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

ADB to USB converter on Da Vinci(改良版を試す編)

2014-01-09 | PC・小物
有志の方が書かれたプログラムをDa Vinciに載せてから1年以上。
これといって不具合もなく、すこぶる快調です。



発表元のスレッドでは活発に意見交換が行われており、その流れからちょっとした更新が発表されたりしていたので、たまに覗いていました。

キー配列の追加対応、といったものは自分の環境になければ構わないものですが、ひとつ
「キー入力を取りこぼすことがある」
という問題について長らく話し合われている様子で、これが少々気になるところではありました。
もっとも自分の環境ではそのままでも特に支障は感じられず、仮に対応不能と判明したとしてもそのまま使い続けるつもりでしたが…

それがその後にみごと解決策が見出されていったらしく、11月28日には改良版が発表されていました。



どうしようか…
単純にプログラムの書き換えだけならやってみても良かったのですが、データポートが以前のPF0からPD0に変更されていたのですね。
もう老眼傾向だし、細かいハンダ作業などはちょっと気合を入れないといけないので…


しかし、せっかく完成度が高まったバージョンができたということで、この際作業を頑張ってみました。

ソースをDLしてみると、以前とはずいぶんファイルの構成が変わっているようです。
特に、前回デバッグ用LEDの記述修正を施したcontroller_teensy.hがなくなっていました。
もうデバッグの必要はなくなった、ということかも知れません。
でも、キーを叩くたびにランプがチカチカ、が楽しめなくなるのは少々寂しい…
もちろん自分で追加するのもアリでしょうが、ちょっと自分の力では、はぁ。

というわけで、今回はプログラムに関してはノータッチ。
そもそも元スレのタイトルが
ADB to USB keyboard converter
と、「for Teensy」がなくなっていますし、READMEにもTeensy以外でも動くだろうという記述がありますので、何もせずともたぶん大丈夫。



コンパイルは、\tmk_keyboard-master\converter\adb_usb下でのmake一発。
あとは出来上がったadb_usb_lufa.hexを書き込むだけ、
…とはいえ書き込みの方がむしろ難儀。
リセットを押して赤いLEDが点滅すること数回…のあたりでEnterキーを押すのですが、これがなかなか。
それでもどうにかタイミングが合い、例の

avrdude done. Thank you.

でやっと安堵。



最後にデータポートの変更と、プルアップ抵抗が以前の「設置を強く推奨:10kΩ」から「必須:1kΩ」に変わっていたので、その修正も。




完成後の動作確認は何ら問題ありません(問題があるとすればもちろん自分のハンダ付けですね)。
これからも変わらず使わせていただきたいと思います。


スレ主のhasu様と他のメンバーの皆様に、改めて感謝を申し上げる次第です。

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QNAP TS-112 設定メモ(その3:OpenVPN設定の続き)

2014-01-05 | PC・小物
その1その2からの続きです。



2.動作環境ファイルの修正
 ○server.conf、vpn_openvpn.shを修正する
  ・server.confの修正
  (1)/etc/openvpn/server.confを以下のように修正
   (認証方式が変わったことによる不要行をコメントにするなど)
    port 1194
    proto udp
    dev tun
    ca /etc/openvpn/keys/ca.crt
    cert /etc/openvpn/keys/server.crt
    key /etc/openvpn/keys/server.key
    #auth-user-pass-verify /usr/sbin/vpn_check_account via-env
    #client-cert-not-required
    #username-as-common-name
    #no-name-remapping
    dh /etc/openvpn/keys/dh1024.pem
    server 10.8.0.0 255.255.255.0
    ifconfig-pool-persist /var/log/ipp.txt
    #push "dhcp-option DNS 192.168.1.2"
    #client-to-client
    #duplicate-cn
    keepalive 10 120
    #reneg-sec 0
    cipher AES-256-CBC
    comp-lzo
    max-clients 10
    #client-connect /etc/openvpn/connect.sh
    #client-disconnect /etc/openvpn/disconnect.sh
    management localhost 7505
    persist-key
    persist-tun
    status /var/log/openvpn-status.log
    #log /tmp/openvpn.log
    verb 3

  (2)修正したファイルをHDD領域へ保存
    cp /etc/openvpn/server.conf /etc/config/openvpn/keys/server.conf

  ・vpn_openvpn.shの修正
  (1)/etc/init.d/vpn_openvpn.shを修正する
    ・init_vars()内のexport行を、上記1.(1)のvar同様に修正
     ※特に必要ないかもしれませんが、一応。
    ・init()内の5行目 /sbin/vpn_util init_openvpnから
     最後の/bin/echo~の前のfiまでをコメントに変更。
     ※OpenVPNの起動時に諸設定を上書きされないようにする処置。

  (2)修正したファイルをHDD領域へ保存
    cp /etc/init.d/vpn_openvpn.sh /etc/config/openvpn/keys/vpn_openvpn.sh


3.NASの起動時挙動修正
 ○起動時に動作環境ファイルを自家製のもので上書きするように設定
  ・qpkg.confの修正
  (1)vi /etc/config/qpkg.conf
    ・以下の行を追加
     [autorun]
     Name = autorun
     Version = 0.1
     Author = xxxxx
     Date = yyyy-mm-dd
     Shell = /share/HDA_DATA/.qpkg/autorun/autorun.sh
     Install_Path = /share/HDA_DATA/.qpkg/autorun
     Enable = TRUE
     ※VersionとDateはバージョン管理的な役割のようです。
      Authorは自分の名前とか会社名とか。

  ・autorun.shの作成
  (2)vi /share/HDA_DATA/.qpkg/autorun/autorun.sh
    ・以下の内容で作成。
     #!/bin/sh
     cp /etc/config/openvpn/keys/vpn_openvpn.sh /etc/init.d/vpn_openvpn.sh
     cp /etc/config/openvpn/keys/server.conf /etc/openvpn/server.conf
     sleep 5
     /etc/init.d/vpn_openvpn.sh restart

  (3)chmod +x /share/HDA_DATA/.qpkg/autorun/autorun.sh

 ○設定後の動作確認
  ・/share/HDA_DATA/.qpkg/autorun/autorun.sh を実行してみて正しく動作するか?
  ・本体再起動して数分後 ps ax | grep vpn を実行。プロセスがきちんと走っているか?


4.クライアント側の設定
 ○OpenVPNのインストール
  ※OS等環境により最新バージョンではうまく動作しない場合があるようです。

 ○動作環境の設定
  ・1.で作成した証明書等のコピー
   C:\Program Files\OpenVPN\configに任意のフォルダ(ここでは\nas)を作成し、
   その中にca.crt、client01.crt、client01.keyの3つのファイルをコピーする。
   ※"client01.*"は端末単位で異なるセットを使いました。
  ・client.ovpnの修正
   ※メモ帳で修正できたと思いますが、うまくいかなければ他のエディタで。
   ※なおwindows7ではCドライブのファイルはそのままでは修正保存できなかったので
    修正したファイルをいったんデスクトップに保存し、そこから元の場所に
    アイコンをドラッグして上書きしました。
   client
   dev tun
   proto udp
   remote xxxxx.dyndns-server.com 1194(←DDNSの場合。固定IPならIPアドレス)
   resolv-retry infinite
   nobind
   persist-key
   persist-tun
   ca "C:\\Program Files\\OpenVPN\\config\\nas\\ca.crt"
   cert "C:\\Program Files\\OpenVPN\\config\\nas\\client01.crt"
   key "C:\\Program Files\\OpenVPN\\config\\nas\\client01.key"
   cipher AES-256-CBC
   comp-lzo
   verb 3
   ※cert、key行のclient01.*はそのクライアントに実際にコピーしたセットを記述します。

 ○OS起動で自動的にOpenVPNがつながるように設定
  ・インストール時に登録されたOpenVPNのサービスを、プロパティで
   自動起動に設定。

 ○ネットワークドライブへの自動接続設定
  ・バッチファイル(適当な名前:AutoConnect.batなど)を以下の内容で作成。

   ping localhost -n 40 > nul(←OpenVPNが開通するまでのタイマにしています。遅延時間は環境に応じて調整)
   NET USE x: \\10.8.0.1\(共有フォルダ名1) password /USER:client /PERSISTENT:NO
   NET USE y: \\10.8.0.1\(共有フォルダ名2) password /USER:client /PERSISTENT:NO
   NET USE z: \\10.8.0.1\(共有フォルダ名3) password /USER:client /PERSISTENT:NO

   ※接続先の数や名称、割当てドライブ名などはそれぞれの環境に合わせて。
    clientとpasswordは実際のユーザ名とログオンパスワードを書きます。
   ※平文なのでこのファイルを見られるとバレてしまいますが…



これでようやく、OpenVPNのサーバがNASで自動的に立ち上がり、クライアントPCの電源を入れれば勝手に接続を確立し、次いでネットワークドライブとしてNAS内のフォルダがマウントされることになります。



ほかに番外編として…
職場ではある古いソフトのためにVMWare上でWindows98を動かすことが時々あるのですが、これも処理データを共有フォルダに書き込むため、つなげられるようにしたかったんですね。

探したら、QNAPのオンラインサポートにズバリの回答がありました。
良くあるご質問:Windows98ユーザーがQNAP Turbo NASに接続できるようにするにはどうすればよいですか?

(2016-01-03追記)
QNAPのサポートページがしばしば変わってリンク切れしてしまうので、本文を転記させていただきます。
(ほとんど自分のためですが…まあFAQページで"windows98"と検索すればすぐ出てきますが)

Windows98ユーザーがQNAP Turbo NASに接続できるようにするにはどうすればよいですか?
モデルの適用:

すべてのNASシリーズ

回答:

1.ssh (22ポート、デフォルトでは有効) またはtelnet (13131ポート、デフォルトでは無効) 経由でTurbo NASを接続し、viコマンドで/mnt/HDA_ROOT/.config配下のsmb.confのGlobalセクションに下記のコマンドを追加します。
lanman auth = yes
client lanman auth = yes
2.下記のコマンドを実行して設定をコピーし、sambaを再起動します。
# cp /mnt/HDA_ROOT/.config/smb.conf /etc/default_config/
# /etc/init.d/smb.sh restart
3.Web管理ページに入り、「User Management (ユーザー管理)」>「User (ユーザー)」を選び、Windows98を用いてNASに接続するユーザーを選択してから「Change Password (パスワード変更)」をクリックします。
4.Windows98ユーザーのパスワードを入力してから「OK」をクリックします。
5.Turbo NASと同じユーザー名とパスワードでWindows98にログインします。
6.ユーザーがWindows98を通してNASに接続できるようになります。

注:

1.パスワードを変更したくない場合でも、ステップ3とステップ4を行ってパスワードを再設定する必要があります。
2.新規ユーザーアカウントの作成またはパスワードの変更を行う場合はステップ2~4を繰り返す必要があります。

----------追記ここまで----------




毎度のことですがたくさんのサイト様を参考にさせていただいています。
ネット上の皆様の、惜しみない知恵のご提供があってどうにかここまでこれました。
多大なる感謝を申し上げます。
その中でも主なサイト様は以下の通りです。
皆様大変助かりました。どうも有難うございました。

big's memo様
QNAP_再起動により消えるデータ(設定)

デジカシ様
QNAP TurboNASのautorunについて

ちまちまでぃず様
MyCloudNas ほか

レンタルサーバー・自宅サーバーの設定・構築のヒント様
WindowsでOpenVPNへのクライアント接続を自動化する

DUGSITE様
Windows 7でネットワークドライブの接続認証を記憶させる





(2014-10-18追記)
インターネット越しに数MB(5MB以上程度?)のファイルを保存しようとしたら、途中でエラーになって書き込めない異常を発見。
ユーザ権限とかセキュリティとか、特に設定もしてないはずだし…
と思って調べていましたら、
OpenVPN使用時にファイルアップロードでエラー」(SEひろたかの部屋様)
という記事を見つけました。

なるほどパケットサイズの設定…と合点がいき、早速試すと見事解決。
処方を再掲させていただきますと

OpenVPNクライアントの設定ファイル「openvpn.ovpn」に以下の構文を追加。
mssfix 1300を追加。


これだけでバッチリ。
どうも有難うございます。

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ミクスペリア購入(その8)~Miku Alarmとウォークマンの復旧

2014-01-02 | ボカロ物
明けましておめでとうございます。



新年早々ネタが偏るのは良くないと思いつつ、自分本位につらつら。
ゴリ押し気味ですみません。


1日が休日だと、すっかり堕落したスタイルでテレビを見るのが恒例なのですが、今年はトラブル対応で終わってしまいました。


大晦日。
元旦はゆっくり起きてみようと、Miku Alarmの設定を追加。
そしてアラーム音を変えようとすると
「問題が発生したため、Miku Alarmを終了します」。
何度やっても同じ。
そういえば時刻設定でも、時・分のスライドが時々固まるような動きでこれもおかしい。

とりあえず…と行ってみたアプリのデータ削除や、アプリ自体のアンインストール・再インストールも効果なし。
今日はもう遅いし(24時過ぎ)、まあいいや。


元旦。
いちおう設定時刻で動作するも、やはり音が変えられないのは不都合だよねぇ…

もとより何の予定もない日だったこともあり、最終的に禁断の選択肢?
「携帯端末をリセット」
(「設定」→「バックアップとリセット」→「データの初期化」)
を実行してしまいました。
なお「内部ストレージ内データの削除」は未チェックとしました。


できればやりたくなかった…
ユーザデータが残るとはいえ、全てを元の状態に戻すのはかなりの手間だろうし。


ところが最初のセットアップ手順が済むと、アプリ関係は自分で入れていたものも含め、全自動で元通りにインストールしてくれました。
ただホームアプリはすっかり初期化されますし、ドコモアプリその他のいろんなパスワードなどはまた入力し直しになりますが。
結局アイコンの再配置や各種設定まで含めて、大体元通りにするのにおおよそ4時間。


しかし、そのかいあってMiku Alarmは無事正常化できました。
これで何かあったらとりあえず初期化、というスキルが身に付きましたな。
(嫌なスキルですが…)


おまけ。
ついでにウォークマンアプリのアルバムアートワークも正常表示になりました。

そもそもおかしくなったのが「アルバム情報更新」を実行してからだったんですね。
アートワークのみならず、曲名が全然知らないタイトルに書き換わってしまったものも。
入れていたのがほとんどボカロ曲で、にこさうんど等でDLしたのでタグ情報が不十分だったせいでしょうか。
ソニーから買った楽曲でなければ、自動で何かしてくれるような機能には頼るべきではないのかも。



やはりスマホも(悪い意味での)コンピュータ、という事実を再確認した一日でした。
皆様にはこまめなバックアップを推奨します。

というか、知ったかぶりであれこれいじくりまわしたのが悪かったか…

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