エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

ボーカロイドの浸透段階

2010-05-25 | ボカロ物
初音ミク史上初の快挙!『ボカロジェネシス』がオリコン週間1位を獲得!
(MSNミュージックニュース)
まあ、2ちゃんを見ていて知ったわけですが。


今どきオリコンといってももはや何の神通力もないような気もするものの、今回のようなケースはやはり日本の歌謡界が重要な転換期を迎えている証し(?)ということなのでしょう。


初音ミクといえば言わずと知れたPC用ボーカル音源ソフトなわけで、ただしバーチャルアイドル的なキャラクターを設定して発売されたことから、マスコミでは妙にヲタク商品的な色彩を帯びて紹介されてきたりしました。

そして盛り上がっている場もニコニコ動画という、やはり広く一般的とは言い難いサイトですし。
(YouTubeにも結構転載されてはいますが)


しかしVocaloidという商品は、もちろんそれ自体が画期的な技術であることは間違いないですが、それ以上にキャラクター設定を持ったことがアマチュアの音楽活動を活性化させる場面を劇的に拡げたとも言えます。


たとえば無名の一個人もしくはバンドがオリジナル曲を作った場合、それを他人に耳にしてもらうには相当な労力を必要とします。(たぶん)

そこへ初音ミクなりKAITOなり、ボーカロイドのキャラクター名を冠すれば、その時点でメジャーなボーカリストを迎えたも同然。
とりあえず興味を持って聴いてみてもらえる可能性が俄然高まり、作者自身の知名度よりも曲や詞そのものが評価される機会がぐんと増えるというわけです。



もっとも初音ミクの声質はいささか高音寄りなのとやや人工的な印象で、いまひとつ普遍性がないように感じていたのですが、先日聴いたMegpoidの表現力には驚かされました。



(これはカバー曲ですが)
打ち込みでこれほど自然な感じに歌わせられるのなら、楽器からボーカルまで普通にDTMで完結してしまいます。

男性ボーカルですとGackpoidのこれ。



(音源提供者がGACKTなので、本記事で引き合いに出すにはやや趣旨がズレますが…
ソフトでこれだけ表現できるという意味で載せてみました)

自然さの点ではこちらもすごいと思います。




こうなると、そもそも"アーティスト"の歌唱力よりもキャラクター性に重きを置いてきた日本の歌謡界は、一体「生身の人間である」点以外の何をもってボーカロイド達と差別化を図っていけるのでしょうか…
(というかそこにしか活路を見出せない気が…)
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祝・ブログランキング10000位以内(1日だけ)

2010-05-19 | 思考
gooブログでは「過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)」というデータを見ることができます。

自分がブログを始めた当初は訪問者数が2ケタ台後半になるだけでも大変な事だったのですが、お蔭様で今では3ケタを維持できるように。
もっとも解析はできないのでロボットアクセスがたくさんあったとしても判りませんが…


で今日見てみたら

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2010.05.18(火) 234 PV 119 IP - 位 / 1411873ブログ
2010.05.17(月) 222 PV 115 IP - 位 / 1411298ブログ
2010.05.16(日) 241 PV 139 IP 9895 位 / 1410767ブログ
2010.05.15(土) 197 PV 106 IP - 位 / 1410225ブログ
2010.05.14(金) 403 PV 134 IP - 位 / 1409797ブログ
2010.05.13(木) 265 PV 136 IP - 位 / 1409302ブログ
2010.05.12(水) 220 PV 116 IP - 位 / 1408787ブログ

と、5月16日にランキング欄が9895位と、初めて数字が現れたのを目にしました。
(上位10000件が表示されるそうです)
近頃閲覧数とかが割と多いので良いなあと思っておりましたが、まさか1万位に入るとは思わなんだ。
だって一番右のブログ数が今でも日々増え続けているんですからねぇ。
分母が増殖を続けているのに、その中でランクインしようなんて無理無理。


しかしまあ有難いことに今回「9895位」という記録を頂きまして、せっかくなのでここに残しておこうと。
データはいずれ流れてしまうので…


それにしてももうすぐ7年目だ。

よくもまあ続いているというか。
単なる惰性というか。

もとよりガシガシ書いていこうなどとは考えていなかった筈ですが、近年のネタ切れ感には己の無力さに気付かされざるを得ません。


ですが「もうすぐ7年目」でもっと気になるのは。

NTTレゾナントさんはこの事業で一体儲かっているのかね?
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充電池交換2題

2010-05-01 | PC・小物
一気に春らしくなり、何故か気になった手元の古い小物たち。



ひとつはナショナルR-G1「発電野郎」。
用途は単なるAMラジオなわけですが、その名の通りのギミックが。



とまあ、手巻き発電で聞けるという。
イヤホン専用。

購入当時(1990年頃)はちょっと面白小物風でしたが、エコ全盛の今ではさして珍しい感じもしませんね。

これを当時は非常用と称して通勤カバンに常備していたわけです。

何しろ「手巻きゃ鳴る!!」(当時の本体ステッカー文)ので電池切れの心配がありません。
ちなみに充電スペックは毎秒2回転で1分間発電すると1時間聞けるというもの。
2分充電すれば2時間。
そして充電池は3,000回以上の充電が可能、と説明書には書いてありました。
週に1回使うとして実に57年以上も使える計算。

ところが10年も経たずに寿命がやって来てしまい、一所懸命発電しても10秒も聞けない状態に。
(今思えば「300回」の誤植だったか?)

中を開けてみて「単5形か」ぐらいは判断できても、当時の情報収集力では同等品を入手するには至らず、結局そのまま放置状態に。
(取説には「お求めの販売店に電池交換を依頼してください」とありましたが、本体購入価格以上の費用を請求される気がしたので…)



それが今回、気まぐれでネット検索したら
バッテリースペースというところでちょうど良さそうな電池が見つかったのでついつい注文。
1個360円。



下の緑色のやつが届いた品。
微妙に細身でしたが、まあ良いでしょう。
元がニカド電池で150mAhに対し、注文品はニッケル水素で300mAh。
手巻き発電だし、細かいスペック違いは気にしない。
むしろ容量が増えたと単純に喜んでおきます。



細身過ぎてホルダーに止まらないので、とりあえずビニールをかませておきました。


試用結果は上々。
容量を使い切るまではまだ試していませんが、実用性能は十分に取り戻せたようです。




さて。
もうひとつの小物はサンヨー「ピコメイト」鉛筆削り。



これは古い。
自分が中学時代に使っていたのですでに30年モノです。



ご覧の通り、コンセント直結で充電できるようになっています。
ただしあくまでも充電式で、充電池が死んでいれば動作できません。
これも「発電野郎」同様に、充電池に寿命が来た時点で役立たずになってしまったわけですが、機械的には壊れていないので何となく捨てられずに今に至ったもの。

過去に一度中を開けてみたものの、この電池が入手できなかったんですね。



こちらも今回、前述のお店で探したら見事にありました。
サイズから判断すると「2/3AA」という種類のようでした。
1個430円のものを2個注文。



こちらは新旧比べてもほぼ同サイズ。
これも元はニカド(サンヨーだから「カドニカ」か)、交換品はニッケル水素です。



リード線が腐っていてハンダが乗らないので、一部配線を交換しました。
さすがに30年も経つと劣化が目立ちます。
古い家電をいつまでも使うなという警告もうなづける気がします。

が、ここでは爆発覚悟で組み付けてみました。
恐る恐る10時間程度充電してみます。
昔の製品で自動充電終了などしてくれませんが、容量の大きいニッケル水素電池では人間制御で長く充電できるのでかえって都合が良いかも知れません。

充電後の試用。
心配していた事故もなく、力強い稼働音がします。
削り上がりランプの輝きも昔のまま。



こちらも修理は成功と言えそうです。




実はいずれも、今の自分の生活の中ではそれほど出番はないものです。

しかし長年何となくつかえていた懸念事項がやっと解消できたという点では大きな意味のあるものでした。

そして充電式電池という急速な発展を遂げたデバイスの交換が、単なる回復を超えて本来以上の性能に向上させ得るというのも大いに楽しみなことです。




これでまたさらに自己満足な修理を重ねてしまうのかも…
コメント (4)
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