社長つれづれ日記

私を深め、身近な人を、社員さんを、
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眼のいろ

2007年02月06日 | 仕事
◆◆夢と誇りの持てる、活力ある企業づくり

 いまから23年前、私は東京で働いていた仕事を辞めて松山に帰ってきました。そして、現在の大栄電機工業に入社し、まだ仕事になれない中で心に強く思ったことが「夢と誇りの持てる、活力ある企業を作りたい」でした。

 先代が倒れたのをきっかけに、私がこの会社の経営者になったのが入社5年目のことです。自分が経営者になるためにはきちんとした方針を社員さんに示す必要があると思い、経営指針を作成しました。それから毎年作成し続けて、18冊の経営指針が出来ました。

 今度、経営者仲間の勉強会でこの18年間の移り変わりの報告をします。過去の経営指針をひもときながら、色々なことを思い出しました。良かったこと、悪かったこと、悔しかったこと、嬉しかったこと、色々あります。そして、多くの教訓も得ることが出来ました。この18年間は私の財産です。そして、考えてみれば、私が主体的に関わって経営指針をつくることが出来るのは、これからそんなに多くの回数を残さなくなりました。これからの時間を大事にしてゆかなければならないのです。


「いのちの根」あいだみつお

なみだをこらえて かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに くるしみにたえるとき
いいわけをしないで だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが ふかくなり
いのちの根がふかくなる



 18年間を振り返りながら、苦しいときに読んだ、あいだみつおさんのこの詩を思い出しました。嬉しいことがたくさんありましたが、やはり、苦労したときが私を一番成長させてくれました。目の色を深め、命の根を深めてくれました。まだまだこれから、学ぶことがたくさんあるのでしょう。楽しみに行かなければなりませんね。