「八十八や・・・」とジジが言う。
??年齢か?と聞いていると・・・
♪八十八夜・・・野にも山にも若葉が茂り~♪と続きます。
あぁ、茶摘みの歌詞だぁ・・・じぃさん歌を歌っている。
♪あれに見え~るは茶摘みじゃないか~
あかねだ~すきにすげのか~さ♪
っと私も重ねて歌いました。
1番の歌詞を全て覚えていました。
14日午前11時過ぎICUに二人の歌声が響きました。
この日、何故かジジはしっかりしていました。
酸素マスク越しでも言葉が鮮明に伝わりました。
「明日は来れるん?」っとジジ。
「うん。来るよ。」っと私。
「お昼頃か?」っとジジ。
「明日はお昼から仕事やから、朝から来るよ。
ここは11時から面会できるから11時には来るからね。」っと私。
「待ってるけんね。」とジジ。
そして家に帰り昼食を済ませ、一息いれていると・・・
病院からジジの危篤を知らせる電話。
慌てて駆けつけたのだけど・・・最期の息には間に合わなかった。
ジジの機械の数値は全て水平になっていた。
それでも顔も手も柔らかく温かだった。
ついさっきまであんなに元気だったのに・・・
急変したそうだ。
↓ ずっとジジが筆談していた紙を病院の方が取っていてくれた。
14日 火 の文字も見える。
そして私が帰った後・・・
ジジは「家の人はいつ来るのか」と訊ねていたそうだ。
それが・・・ ↓
う~む・・・ 「家」はなんとなくわかるのだけど・・・
じぃさん、何て言ってるんだ? 何を言いたかったんだ?
2017年3月14日(火) 15時17分。
じぃさんはばぁさんの元へと旅立っていきました。
本当に眠るような安らかな顔をしていました。
緊急搬送からちょうど1週間。
せっかちなじぃさんらしいというか・・・(笑)
本日、お葬式を終えました。
あのタコ・あなご・ハゲで始まった私の介護生活⇒☆(eo)もしくは⇒☆(エキサイト)
あれから丸10年。
10年かぁ。
あんなに大変だった日々なのに、今は愛おしくさえ思えます。
いろいろ悩みもしましたが、今はコレを綴ってきて良かったです。
ジジババは幸せだったのか?ジジババの最期はこの地で良かったのか。
とウジウジする私をよそに、生き生きと逞しく生きる二人の姿。
本当にたくさんの事を学びました。
二人と生活できた日々、今は私の宝ものです。
うちのジジババを今まで見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
押しつぶされそうな私を支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
ようやく・・・一つ・・・大きな仕事を終えました。
プクク(* ̄m ̄)ククク・・・なんか二人の会話が想像つきますが・・・
あの世で仲良くやってくり。
さぁ、明日は手続きやら特養の片づけやらで大忙しだ。
お疲れさん。ジジババ。
お疲れさん。私(笑)