Daily life of Emiri

明日は明日の風が吹く♪

いのちの歌

2014-06-28 | 介護の仕事

 

 

 この歌ね、私、知らなかったんです。

音楽療法の時間に、

初めて耳の聞こえないおばあちゃんを担当しました。

 

ピアノに合わせて左手で歌詞を追い、

右手でおばあちゃんの肩でリズムを取るんですけど・・・

 

私自身が知らないと歌詞を押さえるタイミングがずれます。

 

おばあちゃんはじ~っと私の唇を見つめます。

介助するってその人の一部にならないとダメなんだ。

しっかりと調和すると歌ができます。

 

この歌、心に響きますね。

 

 


バァさんが怖い

2014-06-27 | 鬼嫁と呼んでくれぃ!

怒涛の一週間でした。

 

←これをUPした日曜の夜です。

バァさんが入院する病院から電話がありました。

午後7時頃です。

 

昼間に行った時に反応が鈍かったのでもしや?と思いました。

灰色の痰がどんどん吸引されるというのです。

昼間に何か口に入れたか?と確認されました。

 

当然そんなはずは無く・・・

お茶を口元に持っていっても吸い込む力さえ無かったのです。

 

慌てて病院に駆けつけました。

反応の無いバァさんがピーの声にだけは反応するのです。

開かなかった目を開け、じぃ~っとピーだけを見つめます。

そしてうれしそうに笑顔になり、再び目を閉じました。

 

ちょっと危険な状況のようです。

 

翌日の月曜が新しい職場へ初出勤でもあり

眠れないまま夜を過ごしました。

 

病院からは連絡は無く、とりあえず仕事に行きました。

初めての場所での緊張感と

眠っていない体調で臨んだ入浴介助(見学)は

途中でめまいが起きそうになりました。

 

仕事を終えそのまま病院に走りました。

ちょうど主治医から話しがあると連絡を受けた主人も病院に居ました。

 

バァさんはサチュレーションが75%を切り

酸素も10リットルになっていました。

 

それは自身の肺では呼吸ができていない事を意味するそうです。

 

依然として危険な状態です。

不死鳥バァさんではありますが・・・義姉に知らせました。

 

翌日も仕事でした。

いつ病院から連絡が入るか分からない状況で寝た気がしない朝です。

とにかく仕事に集中しよう。

もぅ精神力で動いている感じです。

 

仕事を終え病院に行くとスーツケースを持参した義姉が居ました。

ふぅ~~来たかぁ。そりゃ来るよなぁ。親やもんなぁ。

 

しんどい。眠りたい。正直な気持ち。

義姉はいつまで滞在するんだ?

申し訳ないけど・・・気が重くなりました。

 

そんな義姉も今、福井でお舅さんが要介護状態になり・・・

グループホームに入所したのはいいけれど・・・

なんやかんやと大変な状態になっているようです。

 

で、私、翌日は幸い仕事が休みでした。

朝から義姉を車に乗せ病院に向かいました。

 

着くと・・・不思議とバァさんの様子が違っていました。

何か急に目覚めているんです。

 

えっ?あの状態から復活?

「私が付いているからemiriちゃんは家で休んでおいで。」と

義姉が言ってくれたので、お言葉に甘えることにしました。

 

土曜日に義兄や甥っ子長男夫婦、甥っ子次男もやってくるので、

それまで義姉は泊まるんだろうなぁ~って覚悟しました。

 

いきなり病院の義姉からメールがありました。

お舅さんのグループホームから呼び出しがあって

明日、行かなきゃいけないので今日帰るというものでした。

 

お昼過ぎにはバァさんはかなり回復していました。

それで安心したせいもあるのでしょう。

 

とりあえず私は、その晩は眠れました。

寝ると気力も体力も回復します。そんな事を実感しました。

 

昨日、仕事の帰りに病院に寄ると・・・

10リットルだった酸素が3リットルになっています。

私は怖くなりました。

あの状態からの復活が。

 

バァさんは永遠に死なないんじゃないかって思えます。

ま、まぁいいけど・・・。

 

で、今日行くと・・・

バァさんは腕を上げ下げしながら一人でリハビリしています。

何やったんや?この一週間。

 

 

そしてジィさんは明日退院です。

福井ご一行さまもやって来るのでドタバタでしょう。

 

なんだかんだと忙しい毎日です。

 

さてと。。。今夜は早く寝よう。

眠れる時に眠っておかないと・・・。

 


プロの集団

2014-06-22 | 介護の仕事

紫陽花の画像といい、←この話といい・・・

かなり引っ張ってしまいましたが・・・クスッ( ̄m ̄*)

 

いよいよ施設長との面接です。

2時に訪ねるよう言われました。

「昨日はごめんなさいね。慌ただしくて・・・

さぁ、こちらへどうぞ・・・。」

 

っと通されたのは2階の事務室でした。

面接は施設長とそのご主人を前に行われました。

 

この施設はご家族で運営されているようです。

フロアに居た男性二人は施設長の息子さんだそうです。

 

お義父さまが認知症になりその預け先に困った経験から

デイを立ち上げようと決心されたそうです。

 

「この仕事は大変ですよ。

かなり体力を要しますが大丈夫ですか?」と改めて言われ

 

「身体は大きな病気もせず、健康な方だと思うのですが・・・

一ついや、二つほど不安な事があるんです。」

っと、一応息子さんには聞いていましたが、アノ件を確認することにしました。

 

「私、運転はするんですけど狭い道とかって苦手なんですぅ。

それから、どうも人を盛り上げられる話術は無く・・・

レクって順番に担当したりするんでしょうか?」と一気に話す私に

 

 「???」とお二人とも不思議なお顔です。

 

施設長はペンを手に【運転とレクは苦手】と記していました。

 

横からご主人が

「この辺りはニュータウンなので走りやすい道ばかりで大丈夫ですよ。

狭いややこしい所には息子たちが行きますから。」と笑っておられます。

 

それからレクの件ですが質問した事が恥ずかしくなる事実を知りました。

 

このデイではアナウンサー学校出身の現役司会者が2名おり

ボイストレーニングはもちろん、フロアの進行等も担当しているようです。

 

運動療法では看護師と指導員が行い、

音楽療法では音大出身のピアニストが指導し、

学習療法では中高教員免許取得のスタッフが担当しているのです。

 

電話でナースが言っていた言葉の意味が分かりました。

 

要するに・・・プロの集団なわけです。

 

(/∇≦\)アチャ-!要らぬ心配でしたぁ。

出る幕ないし・・・

 

このデイのおもしろいのはその看護師もピアニストも教員免許取得者も

みんな入浴介助も排泄介助も食事介助もするのです。

 

もっと言うと栄養士も調理師も歯科衛生士も介護士を兼ねているのです。

 

じゃあ、何の特技も無い私は・・・と思った時、

それを察してなのか施設長が

「ちょっと下を覗いて行きますか?」とフロアに誘導してくれました。

 

ちょうど音大出身ピアニスト演奏による合唱が始まるところでした。

「ここに腰かけてくださいね。」と正面に椅子を置いて下さいました。

 

20名ほどの利用者さんが一斉にこちらを向きました。

「みなさん、今日はお客様がお見えですからしっかり歌いましょうね。」

 

と言うと・・・翼をくださいの伴奏が始まりました。

 

皆さん真剣に歌っています。

 

施設長が私の横に来て言いました。

「右端の人ね、目が見えないのよ。

隣で介護士が歌詞を先に先に伝えているでしょ。」と。

 

確かに隣にしゃがんで耳元で歌詞を囁いています。

 

「向こうの左端の人、耳が聞こえないのよ。

隣で介護士が譜面を左指で追いながら、

肩に置いた右手でリズムを刻んでいるのが分かる?」

 

「それからあの方は失語症・・・」と続きます。

そういう障がいを感じさせない雰囲気があります。

 

そこには目立たないけれど、しっかり介護士が存在していました。

このデイではそれぞれのプログラムに対して

スタッフが一丸となって取り組んでいるようです。

 

前日の入浴の時間に男性二人がドライヤーを使っていた

あの光景も重なりました。

こちらは同性介助なので、おじいちゃんには男性介護士

おばあちゃんには女性介護士が入浴に付き添うようです。

 

それぞれが協力し合える部分で協力しながら

自分の専門性を発揮しているようです。

 

なんかね、おもしろい所と巡り合いました。

 

介護の仕事ってね、どこに行っても大変ですよね。

(介護に限った事じゃないけど・・・)

デイで送迎もレクも考慮して貰えるなんてそぅ無いと思う。

 

そんな所で自分を発揮しようと思ったら

介護職としての技術を高めるしか無いですもんね。

 

この仕事、向いてないんやろか?っとか

沸々と悩む日々を過ごしましたが・・・じゃあ他の仕事で満足できるのか?

って思った時、おのずと答えが見えてきました。

もぅ一度、挑戦してみようかと思います。

 

23日。月曜が初日です。

さて・・・どぅなることやら・・・ワクワク・・・ドキドキします♪ 

 


緊急搬送

2014-06-20 | 介護の仕事

画像は本文とは全く関係ありませんが・・・クスッ( ̄m ̄*)

 

←このつづきです。

 

人生の先輩に連れて行かれた先は

池の畔の静かなデイサービスでした。

 

「ごめんなさ~い。せっかく来て頂いたのに

緊急搬送が発生して、今、救急車の到着を待っているところなの。」

っとナースのお友達である施設長が2階(事務室)から降りて来ました。

 

フロアの隅のベッドに横になっているおばぁちゃんが

急にサチュレーションが下がり、血圧も異常低下し

顔面蒼白になってきたので救急要請したそうです。

 

そのおばぁちゃん、最近は食事が全く食べられず、

エンシュアのみで栄養を摂っている状態だったそうです。

そんな危険な状態でも引き受けている事に驚きです。

 

救急車の到着を待ちながら、

「この人がお勧めの人なのね。」とナースに確認した後、

「壇蜜に似てるって言われへん?」といきなり直球です。

私、誰々に似てるっていう言葉は昔からよく聞きますが

時代でしょうか?壇蜜は初めてです。

 

そんな事を話しているとそのおばぁちゃんの家族さんが到着し、

そして救急車も到着しました。

 

「ゆっくり見学してってね。」という言葉を残し、

施設長は救急車に同乗して去って行きました。

 

で、いきなり静かになったフロアでは何事も無かったかのように

入浴の誘導が続けられていました。

 

女性介護士(2~3人)が入浴介助し、出てきた人の髪を

男性介護士(2人)がドライヤーで乾かしています。

あまり見慣れない様子ですが、その意味が後から分かりました。

 

その男性介護士の一人がパンフレットを手にやって来ました。

「今日はせっかく来て頂いたのに申し訳ありません。

一応、1日の流れなんかはこの表のとおりです。

何か質問があれば、僕が応えられる範囲でお応えしますが・・・」

と言って下さいました。

 

「この人ね、免許はあるけど運転が苦手なのよぉ。

それから人前で話すのも苦手なんだけど何とかなるかしら?」

っと隣からナースです。

 

Σ( ̄ロ ̄ll)ガーン。。。傍らで聞いていると

私ってば、何でデイに来たんや?的人材ですよねぇ。

 

「大丈夫ですよ。

送迎はややこしい場所は僕ら(もぅ一人の男性を含む)が行きますから。

レクや学習も専門のスタッフが居るので補助して頂くだけでいいですよ。」

( ̄∀ ̄*)イヒッ。。。補助?補助は得意ですぅ。

いきなり目の前が開けた思いです。

 

デイを出たところでナースが言いました。

「あなた、まだ時間はある?

近くに素敵なお店があるんだけど、ちょっとお茶しない?」と。

 

「ケーキセットでいい?」←どこまでも強引

ま、まぁケーキセットがいいんだけど(笑)

 

「面接を希望するかどうかはあなたの自由だからね。

それから、もし働く事になったとしても

こんなハズでは・・・って時は辞めるのも自由だからね。

私への気遣いは一切不要です。」←キッパリ!

 

なんでここまでしてくれるんやろう?

仕事が休みの日に車で送り迎えまでし、見学に付き添い

帰りにはケーキセットまでご馳走し・・・

 

私はこの人の気持ちに応えられるだけの

介護士になれるんやろか?

 

このおっとこ前なナースが見込んだ施設長ってナニモノ?

そうなると救急車と共に去って行った施設長が気になって・・・

 

気づくと翌日に面接希望の電話を入れてました。

 

この施設長との面接がまた驚きなんですよぉ。

長くなるのでつづきは後日に。

 

 


紫蘇ジュース

2014-06-19 | 鬼嫁と呼んでくれぃ!

今日、1年半ぶりに叔母(バァさんの妹)がバァさんの見舞いに来てくれました。

バァさんとウリふたつで結婚したての頃は、私、姑と見間違えるほど似ていた人です。

 

おしゃれな街神戸に住み、悠々自適な生活を送っているせいか

改めてバァさんと二人並んでみるとその年の取り方の違いに唖然としました。

バァさんが100歳ほどに感じられ、なんか不憫に思えました。

 

で、叔母はバァさんの為に紫蘇ジュースを2本作ってきてくれました。

食べ物はダメでも飲み物なら口にして貰えるかと期待したようです。

 

さっそくナースセンターに確認に行きました。

 

するとたまたま主治医が中に居て、大事な話があると言います。

ちょうど電話をしようかと思っていた所に私の出現だったようです。

 

先生は神妙な面持ちで語り始めました。

 

今回の肺炎は幸いに抗生剤等が効き、落ち着き始めたが、

今後の為に確認しておきたい事があると言うのです。

 

先生は検査カルテを手に説明し始めました。

 

まず、バァさんの血管ですが、

もぅ手も足もどこの血管からも点滴できない状況なのだそうです。

 

それで次回、このような状況になった時には主治医の処置として

右鼠蹊部の大腿静脈に中心静脈のカテーテルを入れてもいいか

家族の了解を取り付けたいというものでした。

 (カテーテルから薬や栄養を送るようです)

 

「先生、それって胃ろうのような延命処置になるんですか?」と尋ねると

「いえ、そこまでの力は無いので、延命処置というものではありません。

本人の生きる力をサポートするものです。」と分かりやすい答えが返ってきました。

 

生きる力かぁ・・・

 

「分かりました。その生きる力に賭けたいと思います。

よろしくお願いします。」とお返事したところ

 

先生はホッとしたのか急に私が右手に持っていた

紫蘇ジュースの容器に目を向けました。

 

「おぉ~美味しそうですねぇ。私も少し頂いていいですか?」と言われました。

「はい。是非っ!」と言うと看護師さんに紙コップを指示しました。

 

「お水で割るように言われたんですけど・・・」と言う間もなく

ひとくち口に含んだ先生は

「いえ、このままで十分美味しいですよ。」と笑顔になっていました。

 

「とろみを付けてあげて・・・」と看護師さんに言うと

「残りはご自宅でご家族で召し上がってくださいね。」と続きます。

 

特例措置なんだぁ。

 

バァさんの為に作ってくれた紫蘇ジュース。

その気持ちに応えてくれたようです。

 

この病院ね、ジィさんの為にはフロアに週2でカラオケの機械を持ってきてくださり、

カラオケの日を設けてくれました。

 

ほんと人間味あふれると言いますか・・・

どこまでも患者や家族の気持ちに寄り添ってくれる病院です。

 

帰って氷を浮かべて飲んでみたところ

さっぱりしていて美味しいですぅ。

 

プクク(* ̄m ̄)ククク。。。バァさんには申し訳ないけど・・・

残りはしっかりと私のお腹に納めたいと思います。

 

今日、バァさんの意識は今までで一番しっかりしていました。

叔母は本当に安心して帰って行きました。

 

良かった。心からそぅ思いました。

 


人生の先輩

2014-06-18 | 介護の仕事

 

仕事を辞めた(老人ホームの方ね)頃からスマホに変な着信がありました。

家電の番号なんですけど登録していないせいかお名前が反映されません。

 

最初は間違い電話かな?くらいにしか思っていなくて消去しました。

それが何度かあり、いつも出られない状況で着信するので

後で履歴で確認するという具合でした。

 

返信しようと思ったところに偶然、その電話が鳴りました。

先週の土曜日のことです。

 

「あらemiriさん、あなた元気なの?」っというその声は

退職したホームのナースです。

 

「で、どうしてるの?そろそろ動きたくなる頃かと思って・・・。

まさか介護職まで辞める気じゃないでしょうね。」

 

「あっ、いやその・・・・・」と5日ほどでデイに挫折したとは言えずアタフタしていると

 

「あなたに見せたい場所があるの。

あなたにぴったりの場所なの。」

 

「・・・どこですか?」

 

「デイなんだけどね・・・。」

 

「デイですか・・・どうも私には向いていないような・・・

私、運転苦手ですし・・・話し下手なんでレクも盛り上げられないし・・・」

 

「運転?レク?そんな心配はいらないと思う。

とにかく見学してから考えればいいから。

本当におもしろいデイなの。プロ集団よ。

きっとこれからのあなたの力になると思う。

 

辞めた人にこんな電話をするのは初めてなのよ。

介護士としてのあなたが好きだから、少しだけ私に付き合って貰えないかしら?」

っと、一方的に話が続きます。

 

←この時も ←この時もそうですが・・・

本当に強引な人なのです。

それがいつも好意からきていて、また人生の先輩でもあり

その言葉に素直に従ってハズレた事が無いから厄介です。

 

「あなた○○駅の近くよね。

じゃあ月曜日の1時に駅のロータリーまで迎えに行くから。」

と言って電話が切れました。

 

10分前に着いたのにナースはすでに着いていて

車から降り、辺りを見渡していました。

 

車の中でそのデイの施設長とのいきさつを聞きました。

ナースが特養で勤めていた際に、ある入居者さんを巡り

お互いの仕事上の立場で出会ったそうです。

 

共に介護にかける熱い思いで意気投合し、

その後も友達づきあいが続いているようです。

 

伺ったデイはニュータウンのど真ん中にあり、静かな池の畔に建っていました。

大きなフロアが池に面して広がっています。

その先にはウッドデッキがフロアと同じ広さで続いています。

デッキにはテーブルとイスがあり、座りたくなる風景です。

 

池の対岸には桜並木があり桜の季節は一等席だそうです。

ニュータウンにこんな場所があったなんて・・・。

 

着いた途端、思いがけないハプニングがありました。

長くなるのでその様子は後編に続きます→ 

 


紫陽花(2014)

2014-06-15 | つぶやき

とりあえず・・・今年も無事に紫陽花が見られました。

なんかバタバタのうちに失業している事に気づきました。

 

さぁ、明日から職さがししよう。

 

 


不死鳥バァさん健在

2014-06-15 | 鬼嫁と呼んでくれぃ!

ご心配をおかけしております。

バァさんですが・・・またしても復活です。

クスッ( ̄m ̄*)。。。やっぱ不死鳥ですわぁ。

 

病院からの連絡を受けた10日。

同じ日ジィさんの面会が許可されました。

 

ただし家族の付き添いがあれば・・・という条件付きで。

 

あれから毎日病室でこの風景です。

看護師さんの間でもすっかり評判で微笑ましく見守ってくださっています。

 

私はこの二人の足元で缶コーヒーを飲みながら

時折、行き違う会話の通訳を務めております。

 

ほんと生きる力ってスゴイね。

 

とことん・・・死ぬまで生きてくり。

 

 

 


百合が咲いた日

2014-06-12 | つぶやき

球根を植えたことを忘れていたんです。

なんか芽が出てきたな。

どんな花が咲くんだろうっと楽しみにしていたら

こんな花が咲きました。

 

1本だけなので切り取ってリビングに置いてみました。

部屋中に百合の香が漂っています。

 

そしてこの百合の咲いた日、いろんな事が起きました。

まず、バァさんの病院から危険な状況を知らせる電話が入りました。

一昨日(10日)のことです。

 

肺炎のせいか白血球が25000を超え、絶飲食で点滴治療に入ったとのこと。

駆けつけるとバァさんは苦しそうに肩で息をしていました。

呼びかけても全く反応がありません。

 

この状況を前に、私はデイを辞めました。

 

っとつなげると何のこっちゃっ?という文脈ですが・・・

 

実は私、デイに対しては早々に辞めさせて欲しい旨を告げたのです。

理由は送迎ではありません。←少しはあるけど・・・

送迎に関しては慣れるしかないと思っているので・・・

 

私の認識不足以外のナニモノでも無いのかもしれませんが、

あこがれて入ったデイは私がイメージしていたものとは全く違っていました。 

 

細かい内容は差し控えますが、私には違和感があり

心地よい空間ではありませんでした。

 

それでも私なりに努力はしてみたのです→

 

デイはそれぞれに個性がありますので、

あの雰囲気が好きな人には何の問題も無いことかも知れませんが・・・

 

15日が締めなので、それまでのシフトをこなすのが当然だろうと言われ、

それも確かなことかと思い勤めていました。

 

あと2回の勤務を残すところでこのバァさんの状況です。

 

事情を告げ、お休みを頂きました。

と同時にそのまま退職に入ることとなるわけですが・・・

 

【雇用契約がまだなので後日印鑑を頂きたい。

その際に退職届も一緒に記入し社労士さんに提出するので

給与計算の都合上、今週中に来て欲しい】

旨のメールがきました。

 

バァさんの容態が見えないので(お葬式等になると押印に行けない)

病院から帰ったその足で「今から伺っていいですか?」と電話したところ

 

「今日は勘弁して欲しい」と言われました。

明日の状況が読めない今ですが、とりあえず「明日」ってことで電話を切りました。

 

「今日は何時に伺ったらいいですか?」とメールをしました。

電話をすると「業務中です。」と言って代表に取り次いで貰えないので。

 

朝10時に送ったメールの返信がまだありません。

 

雇用契約って最初に結ぶものでしょ。

今まで何人も辞めていってるので、

続くかどうか分からないので後回しにしていたそうです。

 

そういった事も違和感の中にあったのかも。

 

制服のクリーニングも終え、お詫びの菓子箱も用意し

ず~っと着信を待っています。

 

なんかね、残念やわ。

早々に辞める私も情けないヤツですが、

この対応を見ていると、この決断は正しかったと思えます。

 


辿りつかない

2014-06-08 | 介護の仕事

 

「まぁ、綺麗な海だねぇ。」とMさんはうれしそうに窓の外を見ます。

週4日通われている95歳のおばあちゃんなんですけど、

毎回、毎回その景色は初めての景色で綺麗な海なんです。

 

実はここ池なんですけど、周りがぐるりと桜並木で

春はここを通ると最高の景色なのだそうです。

「池ですよ。」と訂正してみたり、まっ、海でいいかって思ったり

その時、その時で会話を楽しんでいると先輩介護士は言ってました。

 

このMばあちゃんの送迎が今一番の長距離になるようです。

目印をチェックし、グーグルマップで何度もシミュレーションしました。

そして休日の今日、ドライブも兼ねて記憶を辿ってみたのです。

 

○○交差点を右折、うんパン屋さんだ。

まっすぐ行くと新聞屋さんを左折。おっ、美容院に出た。ここも左折だ。

おぉ、池に出たぞぉ~。

 

んもぅいいところまで行ってるんですけどねぇ。

住宅地に着いた途端、いくつめの筋だっけ?

こんな景色だったような・・・ちゃうちゃう・・・

 

う~ん・・・似てるけど違う。

あと一歩のところでたどり着かなかったんですよぉ( p_q)エ-ン

 

明日は早出なので、おそらくこのMばあちゃんの送迎担当です。

(まだ研修中で助手席ですが・・・)

 

明日の課題はこの住宅地からだな。

 

30人ほどいるお客様(利用者さん)のうちの9人は完璧に覚えました。

道幅が狭いので運転には問題ありだけどΣ( ̄ロ ̄ll)ガーン

 

あぁ、一人立ちまでは遠い道のりのようだ。

っていうか、辿り着くのか?