ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『映画 ドラえもん・のび太と緑の巨人伝』 

2008-03-09 11:58:00 | 映画
----このドラえもんは
新シリーズになって初めてのオリジナルだよね。
どう、いままでと違った感じはあった?
「うん。
お話自体は、
そうでもないんだけどね。
ある日のび太は、裏山の近くに捨てられていた小さな苗木を拾う。
その苗木は、ドラえもんの『植物自動化液』によって
男の子のような姿に変身。
のび太は彼に『キー坊』と名付けて可愛がる。
そんなある日、裏山へ行ったドラえもんたちは、
大きな渦の中に巻き込まれ、
植物たちが支配する『緑の星』へ。
そこでは、地球の緑をすべて奪い取ってしまおうという
恐るべき計画が進められていた」

-----未知の生物と出会って未知の世界へ---
これは『ドラえもん』の基本パターンだね。
「うん。オリジナルと言っても、
これは藤子・F・不二雄の『さらばキー坊』がベースとなっているらしいし…」

-----でも、どうしてそんな恐ろしい計画が…?
『緑の星』だから『緑』を大切にしそうなものだけど…。
「いまの地球が
植物の住みにくい世界になっていることへの怒り。
つまり、今回の物語の背景には温暖化などの環境問題が横たわっているんだ」

-----ニャるほど。
いつもテーマとなっている
友情と冒険だけじゃニャいんだ。
「うん。しかも、今回はかなり大人の目を意識。
一種の既視感がこの映画を覆っている」

-----たとえば…?
「緑の星の王女リーレは、
植物たちの議会に臨むとき
まるで『スター・ウォーズ』のアミダラのようなオリエンタルな衣装。
ところが普段はナウシカのようにボーイッシュに空を飛び回る。
クライマックスの戦いでは
『うる星やつら2★ビューティフル・ドリーマー★』のように
地球での時間が止まってしまう。
ネタバレになるからあまり言えないけど、
突然、画調がパステルチックになったり、
のび太がママに甘えるのを見て、
パパがドラえもんを甘えさせたり…。
映像、内容ともに
もう、ほんとうにてんこもり。
後半はあまりにもめまぐるしい展開で息つく暇もない。
果たして子供たちがついていけるのか
少し心配になったね」

----でも、キー坊だっけ。
このキャラが可愛くて人気出るかもよ。
少しサ●リ●・チックだけど…。


        (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「キー坊に会いたいニャ」ぼくも観たい

※オマージュというには、ちょっと詰め込みすぎだ度


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