ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼二十一番太龍寺

2017年05月13日 21時37分15秒 | ウォーキング

参拝者と本尊をつなぐ
5色のひもがそらにたなびいてきれいです。



ひもをずっとたどっていきますと、
本殿に上がる階段の上部と
つながってますが、
そこでは作業服を着た女性が
それをきれいに整理してはります。



ちょっと強めの春風が、
流れを乱れさすんでしょうねえ。

このひもは「結縁の綱(けちえんのつな)」
と名付けられています。
ひもじゃなくて綱だったんやねえ。



これは本尊の薬師瑠璃光如来だけではなくて、
大日如来、不動明王とも
手がつながっておるそうです。

病気平癒・心身安穏・増益延命を願う方は
手に取って、薬師如来の真言

「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」

と唱えましょう。

その綱の下の階段を上がっていくのですが、
この辺りのお寺は階段に
たくさんの一円玉がありますねえ。



みんなこれで厄を捨てていくそうです。

足を滑らさないように要注意です。
人の厄で足を滑らして転んだ、
なあんてありがたくないですもんねえ。

ここの本堂には三大の箱車が
祀られています。
からだに不自由のあった人が、
これをもって
四国霊場をめぐり全快したお礼に
と収めてあるそうです。

doironの心臓や脳の血管も
平等に全快したかなあ~。



大師堂でもしっかりと
お参りしておきましょう。



さて次は21番「太龍寺」
へと向かいます。

先達さんはバスの中で、
次にお参りするお寺の特徴を
説明してくれます。

例えば、次のお寺では
OO氏の墓がありますとか
本尊は弘法大師が彫った何々
ですみたいにね。

で、今回は「遍路ころがし」の
話をしてくれました。

歩いてお参りする人にとって、
山越えなどの難所を進んでいくとき、
その歩き遍路の道を
「遍路ころがし」というそうです。

いままで打ってきたお寺の中では
「岩屋寺」や「横峰寺」なんかもそうでしたね。

で、次に参る「太龍寺」も
そのうちのひとつです。

標高520mの山中にあり、
「西の高野山」と呼ばれていたそうです。

昔は山の中をエッチラオッチラと、
遍路も転がるような道を
上り下りして参っていったのでしょう。

最近は平成4年にロープウェイも開通し、
かえってお参りしやすい寺と
なっているそうです。

お参りの途中で絶滅危惧種の
動物にも出会えるところですよ。

となんとなく期待を持たせてくれていました。

バスは田舎道をどんどん進んでいき、
そんなロープウェイの軌道が横切る
山のふもとに到着です。



それにしても今回のバスツアーに
参加している人は全部で45人。
そこへ添乗員さんや先達さん
なんかも入れれば50人近くなるのですが、
一度に全員が乗れるのでしょうか
と思いつつ乗船口に行きますと、

はは~どうやら大丈夫のようです。



乗車定員100名の
巨大ロープウェイが待っていました。

乗車券は往復2470円。

ふわーなかなかの値段ですねえ。
ま、これはツアー経費内に
入っていますけどね。

乗車定員の半分くらいの数ですが、
結構ぎゅうぎゅうですね。

駅には5月らしく「鯉のぼり」が
飾られています。

ロープウェイも故障して
鯉のぼりのように風に揺られて
ヒーラヒラなんてね。
それはいけません。

時間が来ると動き始めます。
いきなりの急坂で上がっていきますよ。
景色もみるみる小さくなっていきます。



途中、支柱の所を通るときは
揺れること揺れること。

思わず「般若波羅蜜多」と
叫んでしまいそうでしたなあ。

で、案内の係の人の話は
こんなことを言ってました。

「この辺りはあの絶滅危惧種の
日本オオカミが遅くまで
住んでいたところのようです。
その日本オオカミが、
ほらそこの岩場の上に見えていますよ」
と説明してくれます。

え~どれどれとのぞき込んでみますと・・・続く


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