活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

三反園訓鹿児島知事は「脱原発」を公約に掲げて当選したがなぜ県民との約束を反故にするのか

2017-04-13 21:13:50 | Weblog
昨年7月の鹿児島県知事選では「脱原発」を訴え、元テレビ朝日コメンテーター三反園訓氏が現職で原発容認の伊藤祐一郎氏を大差で破り圧勝しました。その三反園が当選後は、たびたび支持者の期待に反する動きをして、世間をびっくりさせました。

8月に設置するとしていた川内原発の安全性を検証する委員会を遅らせること4か月、やっと12月になってスタートさせています。この検証委員会のメンバー12人のうち2人が、九州電関係企業から寄付を受けていたのです。中立性が疑われる人物を据えたのは三反園が川内再稼働に「お墨付き」をもらうためだったのではないかと、当時は大きな問題になりました。

2人の大学教授のうち1人は九州電から16年度までの4年間で計6000万円、もう1人は三菱重工から15年度までの3年間で計300万円の寄付を受けていたといいますから、最初から公平な人選ではなかったのです。三反園は「公平公正に選んだ」と語りましたが、恣意的な人選をしたと思われても仕方がないことでした。すっかり原子力ムラに取り込まれてしまった三反園の変節ぶりに県民の反発は想像以上のものでした。

自己の保身のためには、県民の脱原発の意思を反故にしてまで知事のイスにとどまる三反園。その姿は見るに堪えないものがあります。最近のことですが三反園は自己の後援会長に伊藤前知事の後援会長をしていた鹿児島県医師会長を抜擢したそうです。再稼働を容認していた伊藤前知事の後援会長が一転して、三反園の後援会長になるのですよ。こんなバカな信じられない話があるのです。「事実は小説より奇なり」とは、このことをいうのですね。

中学校武道に採用される「銃剣道」は自衛隊員が天下りするために用意されていた

2017-04-13 13:11:30 | Weblog
中学校の新学習指導要領で武道の選択科目に「銃剣道」の採用が決まりました。私も銃剣道とはどういうものかよくわからなかったのですが、4月5日付東京新聞によりますと、木銃を用いて相手ののどや胴などへの「突き技」で競い合う競技だそうです。ちなみに木銃とは先端にゴムを装着した樫(かし)の木製のライフル銃のような道具といいます。

なぜ中学校にこんな時代遅れの武道を生徒に押し付けるのかというと、スポーツ庁がパブコメを実施したとき、「教科化するよう多数の意見があったから」だとして、その結果を受けての措置と説明しています。しかし、これは真っ赤なうそであることに気付いてください。まったく根拠がないからです。

それはほとんどの人がこの競技のルールを知らないからです。競技人口も全国で3万人しかいません。そのうちの9割が自衛隊員が占めているそうです。

では教科化の本当の目的はなんでしょうか。政府は愛国教育をするため、自衛隊員を中学校体育教員として天下りさせ雇用。旧日本軍が武道訓練として採用してきた銃剣道を復活させることと、自衛隊OBを介して将来の日本軍兵士を確保する狙いがあることだけは疑いのないところでしょう。