DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

山田屋@太田

2016年10月22日 | 菓子・甘味
実はこの旅の少し前、達人が沼田で食べた焼きまんじゅうの画を見たのである。



上州群馬の焼きまんじゅう。

調べてみると、その甘みそダレは山あいの地域は濃く、平野部に行く程にシャバくなるという。

あー。そゆ郷土食で微妙に地域差があるヤツはやばいぞ。調査と称してハマりそうなヤツw



キケンを感じたその数日後、自分はやはり山田屋の前に立っていたw
すぐ裏手には家康が建てたという子育て呑龍が控える。古参の門前処ということなのだろう。いかにも歴史ありそな構えだ。

ひとつ下さいー食べてきますー



ううう。うまいでないの(笑)
まんじゅうはうどん粉を麹で膨らませたものなんだが、なんというか朧げなもふもふ感がいい。この様な小麦使いもあるのかと感心した次第。
そこに赤味噌とザラメで作られた甘みそダレのコクと香ばしさ。見た目よりあっさりともしていて、所どころ見受けるヌガーの様になった粘度の高いトコが、食感のアクセントになっている辺りもすたきだ。

うーん。やはりというかなんというか、オールド路麺の味バランスにとても近いのよね。



無理くり路麺に近づけようってコトもないのだけれど。
急激に洋食化の進んだ戦後の大衆食以前から続くご馳走の味バランス。そしてやはりその地にあるもので工夫を重ねた味。
そゆものを目の当たりにして大いに感心されられたのは事実なのであった。

またどっかで見かけたら食べてみたい上州群馬の焼きまんじゅうなのである。








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