「生協だれでも9条ネットワーク」

日本国憲法と平和主義、民主主義を守る活動を進める生協関係者のネットワークのブログです

2016/12/17 “生協だれでも9条ネットワークのつどい”のご報告(その5)

2017-01-10 23:43:30 | 参加報告


<管理人より> 藤原一也さんによる全体のご報告の続きです。

3)斎藤嘉璋さんからの話題提供から

 続いて、ネットワーク世話人の斎藤嘉璋さんから「戦争と民主主義の危機の認識をどう広げるか」と題して報告がありました。
 斎藤さんは「生協だれでも9条ネットワーク」の世話人ですが、世話人代表挌の存在です。これまでにブックレット『生協の歴史から戦争と平和を学ぶ』を2016年4月12日に出版し、増刷しながら、全国の生協関係者に「読む機会」を提供してきました。また、このブックレットを題材にして、講演会や学習会を精力的にこなしています。>

 斎藤さんは、直近で福島・会津、札幌、宮崎の学習会に講師として参加し、大学生協9条の会で講演しました。これらは同時に、各地の学習会・集会の企画者や団体との交流とがセットにされているそうです。学習会の組み立てとして、最近は90分+30分=120分を基本にしています。
 斎藤さんの話は、生協の歴史と憲法の話を組み合わせているそうですが、今の状況との関連で憲法の話を意識的に加えているとのことです。本人が中学生時代に学んだ『あたらしい憲法のはなし』が立憲主義、基本的人権、平和主義について熱く展開してあり、紹介もしているとのこと。

 斎藤さんご自身の生協での豊かな蓄積に加えて、それぞれに特徴のある各地の最新の取組みの聞き役でもあり、自らの戦争体験やこれまでに蓄積した各地の経験を伝える、いわば語り部の役割を果たしていると思います。
 しかし、各地の学習会でも話題になっている心配ごとは、若い世代に思いが伝わり難いということです。「生協だれでも9条ネットワーク」としてもこの問題に根気よく取組む必要があると提起されました。

2016/12/17“生協だれでも9条ネットワークのつどい”のご報告(その1)の記事はこちら
2016/12/17 “生協だれでも9条ネットワークのつどい”のご報告(その2)山本邦雄さん報告レジュメの記事はこちら
2016/12/17“生協だれでも9条ネットワークのつどい”のご報告(その3)の記事はこちら
2016/12/17 “生協だれでも9条ネットワークのつどい”のご報告(その4)原田裕子さん報告レジュメの記事はこちら


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