かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

いくら田舎だからってもう少し勉強しようよ、と言ってあげたい。

2010-08-03 21:35:33 | Weblog
 帰宅したときは、集めの雲が夜空を覆ってちょうど蓋をしたみたいになって、蒸し暑いばかりでしたが、しばらくすると、ほんの10分ほどだけでしたが、大粒の雨がさぁっと降り注ぎ、みるみる涼しい風が吹いてくるようになりました。どうやら東から移動してきた夕立ちで、時間雨量何十ミリ、なんていう土砂降りの芯こそ外しましたが、そこそこかすってくれたみたいです。昨日は寝苦しくてたまりませんでしたけど、今夜はぐっすり寝られそうです。

 さて、とあるお付き合いのある方を通じて、こんなニュースがあることを教えてもらいました。
「中国寄贈「梁思成」像の設置中止を奈良県に求めよう!」http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1247.htmlです。
 『台湾は日本の生命線!』というブログの記事ですが、読んでみますと、我が県は何を考えているのやら、と言わずにはいられない呆れた話が出ています。何でも、先の大戦において米軍が奈良京都に原爆を投下しなかったり、空襲しなかったりしたのは、中国の建築家、梁思成氏なる人物が進言したからで、そう主張する中国が、奈良県にこの人の銅像を送りつけてきて、奈良県の恩人として立てなさい、と、申し入れてきたのだそうです。それに対し、何を思ったのか奈良県は、現在県をあげて取り組んでいる平城遷都千三百年祭の一環として、10月30日に県庁も程近い奈良県文化会館の敷地内に立てて除幕式を行うことにしたのだとか。ところが、中国がなんと言おうがこの人が米軍に空襲を止めさせたとは考えられないと言うのが多くの専門家の見方で、このことを事実とする確証はないというではありませんか。
 それに対して、奈良市議や県内の有志らが銅像受け入れを中止するよう求め、また、全国からも反対の声が上がっているのだそうです。それら反対の声に押されたのか、8月3日の知事の定例会見で、「設置場所については再考も含め慎重に検討して行きたい」と再検討が表明されました。
 不覚にも奈良県民でありながらこのような事態が起こっていようとは露とも知らなかったのですが、とりあえず恥ずかしいことが再検討まで後退してくれて良かったです。我が国において、奈良県ほど歴史の価値を知り、これを大事にしなければならない自治体は無かろうと思うのですが、よく調べもせず中国の言うことを鵜呑みにして除幕式の準備までしようとは、県知事も県職員ももう一度歴史を一から勉強しなおすべきです。平城遷都1300年祭にちなんだのか「奈良まほろば検定」なるものも賑々しく催されておりますが、これを受けて点の取れる職員が一体何人いるのか、大いに反省してしかるべきではないかと思います。
 でも、知事は「銅像は日中友好の証しとして贈られるため、受け入れたいが、取り扱いについては慎重にしたい」とも述べているそうで、銅像受け入れ撤回までは考えていないみたいです。中国への配慮もあるのだろう、というブログの意見ですが、国同士の配慮など政府が考えるべき外交問題であって、奈良県のような田舎の地方自治体がなんで中国に率先して配慮せねばならないのか、そんなことに県民税が使われているなんて信じがたいことです。大体、このヒトが平城京遷都に何の関係があるんでしょう? せっかくのお祭りに汚点を残す事の無いよう、奈良県には猛省と再考を求めたいです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 阿久根市長が何故ずっと市長... | トップ | なぜか昨日は目が冴えてほと... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事