かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

互角以上の勝負だったのが僅かな緩手で形勢が傾くともはや挽回不可能というのは、勝負するヒトにとっては実に辛く厳しい道ですね

2024-04-07 20:27:50 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は12.3℃、昼の最高気温は25.9℃、五條市の今朝の最低気温は11.2℃、昼の最高気温は23.7℃でした。今日は昨日よりも晴れ間が多い好天気でした。以前の天気予報で雨が予想されていたのを引きずってかどうも騙された感が拭えず、昨日より天候回復しているのが余計気に食わないでいるのですが、この天気で明日雨になると言われても、本当だろうか? と疑いたくなります。天気図を見ても、今日と明日の予想図とでさして違いが無いように見えますし。なんでこれで今日は晴れで明日は雨なのかと不思議でなりません。まあ明日降り出すのはどうやら昼過ぎからになるようですから、1枚の午前9時の予測天気図では表しきれない変化がそれ以降に生じるのかもしれませんが。何はともあれ、明日は母が倒れてから久しぶりにやる亡父の月命日法要で実家の枚方に帰省するので、帰りがどうやら雨中の行動を免れそうにないことが判れば、それ以上は気にしてもしょうがないとも言えます。

 さて、第九期叡王戦第一局、藤井聡太叡王対伊藤匠七段との一戦をネットで観戦していましたが、八筋の玉頭に戦力集中がなってほぼ終盤まで互角ないし伊藤七段がやや有利に押し気味だったのに、本当に、たった一手の緩手で形成が大きく傾いてからは一方的な展開となり、さっきまで力強く互角以上の戦いをしていたのは何だったのかと目を疑いたくなるほどに、あっという間に投了に追い込まれてしまいました。将棋とはかくも残酷かつ鮮烈に勝敗を一瞬で決してしまうのだなと改めて感じ入りました。相手だって連続して棋戦の挑戦者に勝ち上がってきた強者なのですが、その強者にして終盤入り口まで多少有利でもたった一手緩んだだけで終盤の逆襲を阻止できなくなるというのは、まさに藤井八冠の見せつける強さなのだろうなと思います。これでタイトル防衛戦15連勝、大山一五世名人の記録である17連勝にあと2つに迫り、またもや将棋界不倒の大記録が現実味を帯びてきました。そういった伝説級の記録達成は是非見てみたいものではありますが、このままでは実にあっさりと記録更新されかねないようにも見えますし、そろそろ藤井八冠を止められるヒトが現れて欲しいとも思います。今はまだ色々記録更新が話題になるので盛り上がりに欠けることは当面無いでしょうが、そのうち藤井八冠が勝つことに観るほうが慣れてしまい、更に次第次第に飽きられて、いつか将棋が廃れてしまいかねなくはないでしょうか? 杞憂ならいいんですが。


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