かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

純民間ロケット、打ち上げ数秒でエンジン推力ダウンで落下炎上。なんとも残念な映像でした。

2018-06-30 21:26:38 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は22.5℃、昼の最高気温は34.3℃、五條市アメダスの最低気温は21℃、最高気温は32.9℃でした。暑い。蒸し暑い。じっとしていても汗が滲み、やたらと水が飲みたくなるという、いきなりの真夏日です。ところが、空模様は雲ひとつ無い夏空からは程遠い、やたら分厚い雲が南から流れ込んできて日差しが陰る展開。暑くて風があるので洗濯物はよく乾きましたが、時折分厚い黒雲が流れてきて今にも降りそうな気色を見せるのが困りものでした。昨日の天気予報ではにわか雨が予報されていましたし、午後3時ごろ急に暗くなった時は雷らしき轟きが聞こえてきたりもしましたから、なかなか気が抜けませんでした。明日も暑い一日になるらしいとのこと。やっぱりこれ、梅雨はもう明けているんじゃないでしょうか?

 さて、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が出資していることで話題となっている宇宙ベンチャー企業インターステラテクノロジズのロケット「MOMO」2号機が打ち上げに失敗、地上で爆発炎上する、という「事件」がありました。このロケットは高さ10m、直径50cm、重さ1150キロ、推力1.2トンの小型の液体燃料ロケットで、高度100キロ到達を目指していますが、電子部品に民生品を使うなどで極力コストダウンを図り、莫大なお金がかかる打ち上げを劇的な低価格で実現、衛星ビジネスに乗り込もうという野心的な取り組みのための開発機体です。昨夏に行われた打ち上げ実験では一応20キロまで上がったもののロケットからデータが送られてこなくなり、エンジンを緊急停止して打ち上げを中断、今回は電子機器関連を強化するなど改良を施しての挑戦となりましたが、点火直後赤い火を引いて上昇し始めたロケットのエンジンノズル付近に小さな横向きの火が吹き出るのが見え、更に少し上がったところで突然火炎の代わりに大量の白煙を吹き出して上昇を停止、そのまま真っすぐ発射台に落下して、爆発炎上するという衝撃的な結末を迎えました。今の所原因は不明ですが、次の挑戦に繋げられるデータが得られたのでしょうか。
 純民間のロケット打ち上げは浪漫ですし是非成功して欲しいとは思います。また、この手の開発は初期段階で様々な問題が噴出するのは、NASAでもJAXAでも経験していることで、問題なくいきなり成功するほうが余程珍しいものではあります。ゆえにこそこれにめげずに更なる飛躍のための挑戦を続けてほしいと思いますが、一方で打ち上げや着陸まで成功させたSpaceX社のロケットなどがあるのをみるとかなり遅れをとっているのは否めず、果たして今この開発を続ける意味があるのか、という疑問も頭をもたげてきます。
 第一、小型の液体燃料ロケットで高度100キロ到達なら既に70年以上も昔にドイツのV2号がすでに成し遂げていることでもあり、幾ら安く作って安く上げるという目標があるにせよ、その基本技術はとっくに枯れているのではないか? と素人目には見えます。それなのに原因不明の事故を起こし打ち上げに失敗しているとなると、これは何か根本的なところで齟齬をきたしていたりしないでしょうか? 次の挑戦がいつになるか判りませんが、ぜひともその失敗「原因」を突き止め、更なる改良がなされることを期待したいです。

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関東甲信越がもう梅雨明け? 西日本がまだうっとおしい空模様なのに、何故?

2018-06-29 22:31:40 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は24.7℃、昼の最高気温は32℃、五條市アメダスの最低気温は22.4℃、最高気温は30.6℃でした。昨日よりは少しだけ涼しくなった今日は、一日曇り時々小雨、といううっとおしい天気でした。流石にまだまだ梅雨空というわけか、と思いましたが、関東甲信越はこちらに先駆けてもう梅雨明けだそうですね。それも、気象観測史上最速かつ前代未聞の6月中梅雨明けとは、どれだけ梅雨の間に雨が降ったのか存じませんが、ひょっとしたらまた渇水に悩む夏になるんじゃないでしょうか?
 一方、関東甲信越が梅雨明けしたならこちらも当然梅雨明けしていても不思議ではないのですが、実際には今日のような天気で、ところにより局地的な大雨という厄介な天気です。天気図を見ると、梅雨前線はとうの昔に日本海ー東北に移動し、関東梅雨明けということはもう南下してくることも無いのでしょう。ならばコチラだって梅雨明けしていてしかるべきなのですが、台風が近づいたり大気が不安定だったりで、天気図には現れにくい天候不順が続いているそうです。しかし、梅雨前線が遠く通り過ぎたからには、もうこれは梅雨とは言えないのでは? と思ってしまいます。まあだからといって6月中梅雨明けを歓迎するわけではないのですが、どうも妙な天気ばかりで困惑しきり、という夏の始まりになりそうですね。

 その一方で、南極では史上最低の−94℃が観測されたとの話が、ジオグラフィックに出ていました。極地の冬に、標高3800mを超えるところを人工衛星でかん即した結果だそうですが、二酸化炭素もドライアイスに変わるんじゃないかという極低温が現れるとは驚くばかりですが、その低温のほんの少しばかりをこちらに譲ってもらえないものか、と思ってしまいます。

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淡路島出土の銅鐸が、弥生時代の常識的理解を大きく揺さぶっているようです。

2018-06-28 20:07:54 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は25.3℃、昼の最高気温は33.7℃、五條市アメダスの最低気温は26.5℃、最高気温は31.3℃でした。昨夜は夜10時でも27,8℃はある(奈良市アメダス)という大変寝苦しい夜になったため、夏用の冷感竹シートを布団に敷いて寝ました。一応半分に折ってシート部分と通常の布団部分を作っておいたのですが、あまりに暑い夜だったためかずっと竹シーツの上で寝てしまったようで、朝目覚めた時、ちょうどクーラーをかけっぱなしで寝てしまったときのような強いだるさを覚えて起きるのに難儀しました。身体が冷えすぎたのでしょうが、ヒンヤリ冷たい竹の肌触りが暑い夜にはこの上なく甘美なものになるので、この誘惑を逃れるのはかなり難しいです。そのために半分にしたのですが、今夜からはもう少し狭くしてみるしかないか、と考えています。

 さて、2015年に兵庫県の淡路島で見つかった弥生時代の銅鐸「松帆銅鐸(まつほどうたく)」について、その金属の組成や産地推定などが試みられた結果、紀元前4ー3世紀、弥生時代中期前半の我が国で最古の銅鐸と同じ特徴を持つことが確認されたとのことです。この銅鐸は、何らかの理由があって土の中に人為的に埋められたという来歴を持つもので、今までこのような土中埋設銅鐸は紀元後2世紀後半から3世紀半ば、とされていたのが、この銅鐸により、一気に紀元前に遡る可能性が出てきました。
 調査方法は、強い電気エネルギーで蒸発・気化した励起状態の原子が発する光をプリズムで分光し、その光の特徴や強さから元素の種類や含有量が判るという発光分光分析(Inductively coupled plasma:ICP分析)で金属の内容を決定し、更に鉛の同位体の比率で産地を推定する方法で分析がなされました。その結果、紀元前3世紀以前の銅鐸に使われていた朝鮮半島産の鉛が検出され、この銅鐸が、その時代のものである可能性が高まったということでした。更にこの銅鐸については、出土の際付着していた植物残渣について放射性炭素年代測定が試みられ、紀元前4~前2世紀ごろの可能性の高いことが昨年の時点で判っており、今回の結果はそれを更に強く裏付ける補強材料になると見られています。
 そもそも吊るして音を鳴らすために作られた銅鐸が何故土に埋められるのか、その理由についてはまだはっきりと分かっていないようですが、吊るせないくらいに巨大化していったことも含め、弥生人達の何らかの文化的な理由がそこにはあるのでしょう。実に浪漫溢れる今回の発見ですが、いずれそのうちそれらが解き明かされるときが来るのかどうか、考古学者の皆さんの健闘に期待したいです。
 それにしても、いつの間にか弥生時代って随分古い時代まで広がったみたいです。私が習った頃はこの辺りは縄文時代だったんじゃないかと思ったのですが、この辺の歴史については、気になるのなら一度改めて調べ直しておかないと、昔の知識ではとてもついていけそうにないです。

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ついにリュウグウ到着! しかし、夢の宇宙開発が残酷なまでに遠いことが、逆に印象付けられた気もします。

2018-06-27 19:40:56 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は26.5℃、昼の最高気温は34.3℃、五條市アメダスの最低気温は23.7℃、最高気温は31.4℃でした。奈良市は暑い熱帯夜になりました。まだ梅雨明けしたわけではないですし、午前中は曇りがちで日差しも控えめだったにもかかわらず、朝の8時には30℃を超えていましたから、日差し全開となった昼以降がこの程度の気温で収まったのが不思議なくらいです。もっとも、朝は風が結構強かったせいか、あまりそこまで暑いという感じはありませんでした。天気図を見ると梅雨前線が随分北に上がってこちらは太平洋高気圧の勢力圏内に収まりましたからこの天気も納得ですが、さて、このまま梅雨明けとなるのか、はたまた再び前線が南下してもう一雨降らせるのか、まだ6月ということを考えると流石に梅雨明けはないかと思いたいところですが、この所やたらと季節が前倒しで推移していますし、梅雨明けが早くなったとしても不思議ではない気がします。

 さて、小惑星探査機「はやぶさ2」が、無事目的地小惑星「リュウグウ」に到達したとのニュースが有りました。現在はリュウグウ上空20キロに位置し、今後は観察・実験を行いつつ、リュウグウの引力で引き込まれないよう定位置を守るこまめな位置補正を行っていくのだそうです。既にリュウグウの「そろばん玉のような」と言われる鮮明な写真が出てきていますが、今後は更に詳細な写真や、様々な科学的データが集められ、送信されてくることでしょう。実験の中には、探査機を着陸させてリュウグウの試料を100mgほどかっさらってくる物もあり、その時の動画などが撮影・公開されれば、初代はやぶさの時とはまた違う感動的な世紀の瞬間を見ることができるのではないでしょうか。
 それにしても、ぐるぐると太陽の周りを32億キロも回り続けて、3年半かけて問題も故障も無くピンポイントでわずか直径900mの小天体にピタリと寄せるのですから、これはもう驚くよりありません。こんな技術と努力の積み重ねがいつの日か軌道エレベーターになったりスペースコロニーになったり外宇宙への旅立ちになったりする日が来るかもしれない、と思うと、感慨もまたひとしおですね。本当に早くそういう日が来て欲しいものですが、流石に来世に期待するより自分の目でそれを見ることはできないでしょうねぇ。こうして、現在のリアルな宇宙技術の限界を見せられると、それがなんとも残念ではあります。

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北海道で地震の確率が上がろうが、我が国のような地震の巣では、一喜一憂するだけ無駄な気がします。

2018-06-26 18:22:44 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は21℃、昼の最高気温は33℃、五條市アメダスの最低気温は18.5℃、最高気温は32℃でした。昨日と変わらない暑い一日でしたが、今日は早朝より仕事で東京に出張でした。日帰りの弾丸旅行で、稠密なスケジュールの上一人でも無かったので、とてもどこかに寄るようなゆとりは無かったのですが、いずれそのうち慣れてくれば都合をつけられるような機会もあることでしょう。御大や同志の方々はもちろんですが、こちら大学の先生とか不義理している人は多々ありますので、本当に何とかしたいものです。
 さて、大阪地震の記憶もまだなまめかしいですが、今度は島根、広島県で震度4の地震があったそうですね。なんだか段々地震が西へ、西へと移っているような感じですが、桜島も先日噴火してましたし、あんまり深刻に考えるものでもないのかもしれません。今日政府が発表した、震度6弱以上の大地震のこの30年以内の発生確率では、北海道東部の根室、釧路で大幅に上昇した、とのニュースもありました。もっとも、関東から四国まで太平洋岸は軒並み真っ赤っかで、危なっかしさでは全く変わらない高レベルです。
 しかし、この予想ってどれ位根拠のあるものなのか、少々疑問ではあります。いわゆる、東海東南海地震が想定されての事なのでしょうが、
阪神大震災も先日の大阪北部地震も海溝型地震とは関係ないものでしたし、地震予知は現時点では不可能と言って良い現状を鑑みれば、いつでもどこでも、日本列島である限りは逃れ得ぬ運命として覚悟しておくよりないでしょう。そうとなれば、北海道で上がったからと一喜一憂するような事はやめて、諦めて意識しないようにするか、どこに居ようとそれなりに注意を日頃から払っておくしかないでしょう。何とも救いが足りない気もしますが、流石にしょうがないと言わざるを得ないでしょう。
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トルコの大統領選大勢が見えてきたようです。これでトルコは一段と先鋭的なイスラム教国への道を歩むことになるのかも?

2018-06-25 20:34:44 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は19.1℃、昼の最高気温は33.6℃、五條市アメダスの最低気温は16℃、最高気温は32℃でした。
 今日は朝からよく晴れて、通勤時間でも既に暑さを覚えましたが、まさかここまで気温が上がるとは思いませんでした。五條市など最低気温のちょうど2倍というなかなか見られない最高最低気温が記録されました。明日も暑い一日になりそうですが、今時分からこんなに高温になって、夏本番になったら一体どうなるんでしょうね? 今から想像するだに恐ろしいです。

 さて、日本では安倍内閣の支持率が回復しているとかで、支持率が不支持率を上回る結果になっている世論調査もあるようですが、昨日トルコで行われた大統領選挙で、保守の強硬派、現職のエルドラン大統領が勝利した模様です。地元メディアが、エルドアン氏が過半数を獲得した、という報道を行ったのを受けて勝利宣言したそうですので、確定まではまだ少し時間がかかるのでしょうが、15年統治したエルドアン体制を考えると、なんとなくそういう方向に行くのもわからないでもないか、とは思いました。
 トルコでは、この選挙の後は従来の議院内閣制を止めて大統領制へと移行するのだそうです。そうなるともしこのままエルドアン大統領に決まれば、閣僚の任免や大統領令を出す権限などこれまでにない強大な権限を持つことになり、一部市民や野党からは独裁を懸念する声が上がっているとのことです。
 エルドアン大統領は15年の間に、比較的穏健で開明的だったトルコの宗教関係を厳格化し、地方の貧困層からの厚い支持を受けて政権基盤を固めてきました。反面、開明的な都市の知識層などからは忌避されていましたが、多分今回の大統領選でもその方針を徹底して、いずれトルコをイスラム教国へと導いて行くことになるのでしょう。トルコは我が国との友好関係など縁浅からぬ国ではありますが、これからどうなるかはちょっと予断を許さないでしょうね。

 
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3億キロを超えて小惑星リュウグウまであと3日。はやぶさ2がいよいよランデブーの時を迎えます。

2018-06-24 21:27:23 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は18.8℃、昼の最高気温は29.2℃、五條市アメダスの最低気温は18.5℃、最高気温は27℃でした。今日は昨日からの雨が朝のウチもしつこく残り、午前9時頃ようやく止んで、11時前には日も差してきました。その後は急速に天候が回復し、昼過ぎにはやや雲が多い晴れ、という天気になり、お陰様で洗濯物もなんとか乾きました。明日明後日は強烈な日差しに灼かれて昼間は真夏の酷暑になるようです。なんともこの時期になってもまだ寒暖の差が激しいというのはなんとも理不尽な感じがします。

 さて、小惑星リュウグウへ順調に飛行を続けている探査機はやぶさ2が、今日、8回目の軌道制御に成功したとのことです。24日正午で残り37キロ、速度を秒速11センチから8センチに減速して更にゆっくりと接近を続け、26日に9回目の軌道制御でリュウグウとの相対速度をほぼ0として、27日、リュウグウ上空20キロに到達して無事到着、という運びになっているとのこと。ここまでほぼトラブル無しという、初代はやぶさとは見違える堅牢さを発揮しての予定通りの到着は、この間の我が国の宇宙航行技術の進化が現れているようで、実に頼もしい限りです。
 まあ不具合続出を奇跡的な努力で克服して無事成果を上げたはやぶさの方がドラマとしては面白いですが、科学技術としては、本番での問題続出が望ましいわけはありません。それでもはからずも様々な想定外な出来事を初代であらかた洗い出せたことで、2代目の安定感が生み出されたと考えると、感慨深いものはあります。目標到達はまだ3日後ではありますが、この上は最後まで問題なく飛んでいって、更なる新たな知見を我々にもたらしてくれることを祈るばかりです。まあまずは至近距離からのリュウグウの仔細な姿を、早く送ってもらって、公開してほしいですね。

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ちょっと気づかぬ間にガソリンが随分と値上がりしていますが、困ったことに当面下がる材料は無いみたいです。

2018-06-23 21:18:36 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は19.7℃、昼の最高気温は23.6℃、五條市アメダスの最低気温は16.6℃、最高気温は20.9℃でした。今日は午前中から雨が降り出し、気温がまるで上がりませんでした。乱高下も甚だしいです。沖縄は梅雨が明けたそうですが、こちらはいつになるのでしょうね。

 さて、今日は散髪に出かけた後、所要があって片道1時間弱かけて天理市まで出かけてきましたが、その途中途中で見かけるガソリンスタンドが掲げているガソリンの値段に驚かされました。ここしばらくあまり車にも乗らないでいたために気づかなかったのですが、いつの間にかやたら値上がりしていたんですね。レギュラーが1L153円なんて、奈良県内では初めて見た気がします。国内平均価格が152円だそうですからそれよりも高いです。もちろんそんなところでわざわざ入れようとは思いませんが、いつも給油している近所のセルフでも140円台後半になってきており、値上がり感は半端ないです。
 その原因はOPECによる減産引き締めが大きいそうですが、今回発表された話によると引き締め緩和は小幅にとどまり、価格への影響はあまりなさそうなのがなんとも残念です。これからイランへの経済制裁再発動などで原油供給が更に緊縮傾向になりそう、という話もあり、将来的にどこまで上がるのかわからない事になりそうで空恐ろしいものがあります。
 もっとも、民主党政権が「ガソリン値下げ隊」なる、今となっては珍妙としか言いようのない組織を作って大騒ぎした時は、全国平均価格が185円もの高値を記録していたそうですから、それからしたらまだまだ上に余裕がある? という状況なのかもしれません。まあ私はあの頃はリッター40キロ走るバイクに乗っていましたから、ガソリンが高いと言ってもそれほど意識もしてなかったみたいですが、この調子だと幾ら日常乗る回数が減ったとは言え、一度の給油で目をむくようなことになるかもしれませんね。

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1年かけて1億近くも横領される農協もどうだかな、と思いますが、横領する側ももう少し事前にふるいにかけられないものでしょうか

2018-06-22 21:21:13 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は17.7℃、昼の最高気温は30.4℃、五條市アメダスの最低気温は15.3℃、最高気温は29.5℃でした。今日はやや雲が多かったものの、一日よく晴れて気温もしっかり上がりました。明日はまた雨が降る予報が出ていますが、梅雨前線の動き一つで結果が大きく変わりそうな塩梅なので、実際に明日になってみないとなんとも言えないかも。少し買い物に出かけたかったので、できれば曇り空で日差しもなければ雨もなし、という天気が一番望ましいのですが、そうそう願いどおりには行かないでしょうね。

 さて、千葉県松戸市の農協に勤務する女性の係長が、1年のうちに金庫に保管してあった現金9633万円を着服、本来なら1億3千万円保管してあったはずの金庫内に、6月12日の監査で4800万円しか入っていなかったことが明らかとなったという事件がありました。この女性は平成26年4月から出納係を努めており、昨年の7月頃から現金を抜き取る悪さを繰り返していたのだそうです。更に自分が休みで他の職員が金庫に入る日には、コピー用紙などを紙幣の大きさに切ってダミーの紙幣を作り、汚損で交換する紙幣を入れる袋にこのダミーを入れて金庫内に置き、あたかも現金がちゃんとあるかのように装っていたのだとか。
 農協の、金融機関としての脇の甘さもさることながら、およそ1億になんなんとする現金を、いくらかでも残っているのか、はたまた使い尽くしたのか、使ったのだとしたら一年で何に使ったのか、いろいろな疑問が湧いてきます。また、平成26年から29年までは真面目に出納員していたということなのか、それとももっと少額で極たまにやったりしてはあとで返却して帳尻を合わせるなどの手癖の悪さを以前から発揮していたのか、などというような点も気になってきます。
 ぜひとも全容を解明して欲しいものですが、この手の犯罪に防止策は何かあるのでしょうか? 複数の人間による相互チェックとかお金を直で扱う人員はあまり長いこと仕事させず、頻繁に人事異動させるとかはあるでしょうが、チェックが増えればその分仕事も長引くでしょうし、ヒトがどんどん切られていく中で複数人による作業なども難しくなって来ていることでしょう。また、頻繁に人を変えては素人ばかりになってますます仕事が滞るという困ったことにもなりかねません。いっそ人の手を介さないシステムでも考えるしかないような気もします。
 しかしながら、世の中には大勢このような現金を扱う仕事をするヒトが居るにもかかわらず、こうした事件を起こすのはごく一部の人間であることを考えると、何かそういった事件を起こしやすい人間的な因子があるんじゃないかという気も致します。仕事の向き不向きと同じような話で、何をやらせてもいいが現金だけは触らせてはいけないヒト、というような声質を持つヒトも世の中に入るんじゃないでしょうか。それを客観的な指標で事前にチェックできれば未然に事件も防ぐことができるようになるのではと思うのですが、さすがに一朝一夕とは行かないでしょうね。

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今年前半で一番疲れが酷い日なんじゃないかと思うほど、今日一日は身体が言うことを聞きませんでした。

2018-06-21 20:05:58 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は19.9℃、昼の最高気温は26.1℃、五條市アメダスの最低気温は19.6℃、最高気温は25.1℃でした。昨日の大雨は夜のうちに終息しましたが、今日はほぼ一日どんよりと雲に覆われて、青空が見えたのは夕方になってからでした。その分気温は上がりにくかったのかもしれませんが、結構蒸し蒸しして梅雨らしい空気を醸し出していました。明日は一転して夏の空となり、気温もぐっと上がってくるそうです。これで早くも梅雨明けか? と期待したいところですが、その翌日から再び雨続きとなり、蒸し暑い日々となるのだとか。まあ流石に6月中に梅雨明けはないでしょうが、今までになく今年の梅雨は本格的に梅雨らしい天気が続くので、ひょっとしたら、などと思ってしまいます。

 そんな天気のせいなのか、今日は朝から殊の外体がだるく、腹具合も明らかに悪くて身体が消耗しきっているのを実感しました。夜はきっちり寝て布団に横になってすぐに眠りに入るほど良好な睡眠を確保しているはずなのですが、今週は朝目が覚めても身体を起こすのがどうにも辛く、布団でグズグズしている時間が伸びていました。それが今日になって一段と悪化、もう職場に電話して休みを申請しようか、と思ったほどでしたが、なんとか起きて身支度を整え、いつもどおり出勤しました。途中乗換駅でトイレに立ち寄る突発的出来事もありましたが遅刻は免れ、とにかく一日仕事をこなして帰宅することができました。まあ植木等のドント節ではありませんが、職場に無事着きさえすれば後はどうにかなるものです。
 しかし、それにしても通常は木曜日というと週の中でも一番気力も体力も充実して、体調が優れることが多い日取りなのに、まるで月曜日か火曜日のような体調の悪化具合には閉口しました。明日はどうなるか分かりませんが、今できるのはとりあえず早く寝て体を休めるくらいの事でしょう。というか、今にも気怠くて布団に横になってしまいそうです。
 例年6月は異常早期覚醒で寝不足になって体調を崩す、ということが多いのですが、今年は例年に比べればマシと言うか、そういう困った事態はたまにしか起きていません。全体に夜早く寝て朝早く起きる朝型生活にシフトしているせいもあるのかもしれませんが、睡眠時間は例年の6月より確実に長いと思います。それなのにこの体調というのはなんとも解せないのですが、ひょっとしたら体調がぐたぐたになる原因は別にあって、そのせいで例年は早期覚醒という症状がでていたりするのかも?などと思ったりも致しました。いずれにしてもこの週末はゆっくりお休みですね。明日一日、なんとか踏ん張りましょう。

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東京の映画館で麗夢上映会開催! ひょっとして復活への狼煙だったりするんでしょうか?

2018-06-20 19:57:44 | ドリームハンター麗夢
 今日の奈良市アメダスの最低気温は20℃、昼の最高気温は22.7℃、五條市アメダスの最低気温は19.2℃、最高気温は22.4℃でした。今日は未明からずっと雨で、一時は時間雨量10ミリを超える強い雨で窓の外がすっかり白くなってまるで見通しが効かなくなるなど、まるで梅雨末期を思わせる大雨に終始しました。そんな空模様ですから気温も変化が少なく、一日中湿って冷たい、いかにも身体に悪そうな空気になっていました。そんなせいでもないのですが、どうも今週は体調が今一つです。多分寝ている間に布団をちゃんとかぶらずにいることが多いため、身体が冷えてしまったのだろうと思われますが、そんな状態で湿り気を拭うために通勤の電車が冷房を入れたりするのが結構難儀に感じています。この梅雨ー夏は、暑さ対策よりも空調による寒さ対策を本気で考えないといけないかも、と感じています。

 さて、そんな状態ではありますが、御大から嬉しいニュースが届いたので気分自体は案外悪くなかったりします。既にツイッターでは話題になっていますが、地震で出鼻をくじかれたこちらも、遅ればせながら公開致しましょう。



 ドリームハンター麗夢の上映会&トークショーが、東京で開催されます。場所は、山手線大塚駅北口から徒歩7分、都電荒川線巣鴨新田駅ですと徒歩3分という立地にあるシネマハウス大塚というミニシアターです。初期の1から3話と、「XXXシークレット作品XXX」なる、なんとも気になるタイトルが上映される模様です。ミニシアターと言えど立派な映画館ですから、チラシにある通り、大画面に麗夢・登場! はけして大げさな話ではないでしょう。開催は8月4日(土)。既に予約が集まって残席少ないそうですが、現在制作が進められているCDドラマ第2弾など、麗夢復活に向けて様々な手が打たれているのだな、と感じられます。
 ・・・しかし8/4か・・・。東京というのも関西人にはなかなかハードルが高いですが、この日程はちょっと個人的に難しいものがあり、断腸の思いで諦めざるを得ないのがなんとも情けない所。願わくばまた日取りを改め、更なる企画が打たれることを期待してやみません。それもできれば関西で行えたなら素晴らしいのですが、どこかに奇特なスポンサーやイベント屋さんが居ないものでしょうか?

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比較的大きな地震も震源地から離れていれば、一晩でまるで無かったように日常が帰ってくるのがなんとも不思議です。

2018-06-19 20:26:33 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は20.2℃、昼の最高気温は26.4℃、五條市アメダスの最低気温は18.9℃、最高気温は25.4℃でした。今日は朝から小雨がぱらつき、夕方になって短時間ながら局地的な豪雨が降り注ぎ、一時は帰宅が危ぶまれるほどでした。雨は短時間でまた小降りへと移行したのでちゃんと帰宅できましたが、あんな豪雨の中傘を差して駅に向かうのは余程でない限りは願い下げです。それにしても、昨日の地震であれだけ混乱した交通機関や人の流れも、一晩経つとまるで無かったみたいに日常に復しています。まあいつまでも混乱したまま、というのも厄介ですからこれはこれで良いのでしょう。個人的な心情として、もっと非日常的な何かが残るのではないか、とかすかな期待をしていたのですが、まさしく夢のごとく一晩でそんな世界は消え去りました。
 もっとも高槻市や茨木市と言った北摂の諸都市の人々は、未だそんな非日常のさなかで苦闘されていることでしょう。昨夜は混雑して開くこともできなかった両市のホームページは、いずれも災害モードという断り付きですがちゃんと開くようになりましたし、詳しい情報も続々集まるようになってきております。この辺りは、流石に阪神淡路大震災の経験が活かされているのかもしれません。
 ちなみに、安否不明だった我が両親は無事枚方の自宅に帰り着きました。こちらが懸念していたほど家は荒れてなく、とりあえず生活するのに苦労するような状況ではないようで安心しました。場合によっては仕事を休んで復旧作業の手伝いに向かわねばならないかと覚悟していただけに、問題なかったというのは助かりました。まあそれでも年老いた両親二人の様子は心配は心配ですし、週末には一度確認に行って見ませんことには、本当にどこも問題ないのか気になります。

 しかし、巷では東日本大震災や熊本地震の例を上げて、本震と思っていたのが実は前触れで、近いうちに本震が来る可能性もある、と警戒が呼びかけられていたりします。鵜呑みにする根拠もありませんが、かと言って否定する根拠も無く、なんとなくでも不気味な感じは拭えません。まあ揺れたら揺れたでどうしようもないことですから、その時どうするか、だけ頭の片隅に置いて生活を続けるよりないでしょう。とりあえず電車の車内に閉じ込められるというような、身動き取れない事態にだけはならないように祈るばかりですね。

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実際揺れに揺れましたが、あっけない位身動きって取れなくなるものですね。

2018-06-18 20:07:40 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は20℃、昼の最高気温は25.5℃、五條市アメダスの最低気温は18.7℃、最高気温は27.6℃でした。今日は未明からの雨が朝のうち残っていましたが、午後には雲が切れて晴れ間ものぞき、夕方には薄雲が流れる晴れの空になっていました。しかしながら、明日以降はまた梅雨らしい雨空に戻るようで、被災された大阪北部の人達の苦労が忍ばれます。

 しかしまあ、今朝はとにかく驚かされました。通勤で乗換する大和西大寺駅で下車して次に乗る電車のホームに移動し、前走の電車が出発して、いつもよりちょっと遅いな、と思った矢先に世界がグラグラグラッと大きく横に揺れ動きました。もうただ立っているのも難しいくらいで、周りではたまらず尻餅をついたり4つんばいになったりしているヒトも目立ちましたが、なにより女子高生の集団はきゃあきゃあ悲鳴を上げるわ、気分が悪くなったのかうずくまって動けなくなっている女性がいるわで、もうホームは騒然としていました。私はとにかく上から蛍光灯とか厄介なものが落ちてきやしないかと何よりそれが一番不安だったのですが、少し長めの揺れがようやく収まったところで恐る恐るタブレットで地震速報を検索し、今朝の大阪北部での地震を知ったのでした。その後は運転再開をひたすら待つことになりましたが、車内に閉じ込められたりせずに済んだのは、大変に僥倖だったと切に思いました。
 本来なら、枚方の実家が心配される場面だったのですが、幸か不幸か両親はちょうど海外に遊びに行っており、実家には居なかったために、少なくとも生命の危機だけは心配せずにすみました。もっとも、今夜帰宅する予定なので、帰宅したら目を剥くことになると思いますが、まあ命あっての物種でしょう。
 それにしても、震度5弱という揺れをはじめて体感しました。阪神大震災の時は、自宅周辺はそこまで震度は大きくなかったと思いますし、早朝だったこともあって意識もある程度おぼろげでした。最初のガン!と下から突き上げるような揺れに目を覚ましてその後しばらく続いた揺れに布団の中でじっとしていたものでしたが、今回のような完全に目が覚めた状態で、自宅の外でこれほどの揺れに遭遇するのはまさに初体験そのものでした。しかし、訓練というものは日頃からちゃんとやってないといざという時はまるで動けないことを理解しました。本来なら頭上からの落下物に備えて頭を防御するなりすべきだったのですが、こけないようにバランスをとるのが精一杯で落下物に不安を覚えたのは少し揺れが収まりかけた頃からでした。
 まあこれでいくらか蓄積したエネルギーが抜けて落ち着いたと思いたいところですが、これが来るべき大地震の前触れだという不気味な話もあり、ともかくもしばらくは警戒を怠らずに過ごすしかないでしょう。実家も早めに見に行ったほうが良いでしょうし、しばらくは厄介ごとから逃れられそうにありません。

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県内7割の新卒生が県外の大学に逃げるという福井県。果たして新設恐竜学部でその流れを変えられるでしょうか?

2018-06-17 19:07:52 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は14.4℃、昼の最高気温は28.8℃、五條市アメダスの最低気温は11.9℃、最高気温は28.9℃でした。今朝は6月半ばとは思えないほどに冷え込みましたが、昼間は一日穏やかに晴れて洗濯物もよく乾きました。夕方には雲が広がってきましたが、予報通り明日は朝から雨模様の天気になるようですね。

 さて、福井県立大学が学生確保のための学部改変に乗り出すのだそうです。主な取り組みとしては、既存の経済学部とは別に、地域経済を専門に扱う学部、生活資源学部の下に、農学部相当と思われる食農環境創造学科、海洋生物資源学部の下に、洋食等を研究する学科、そして目玉の「恐竜学部」という構成が検討されているのだとか。なんでも福井県では、県内の高卒進学の7割が県外の大学に出てしまい、県内の大学を選ばない理由として、学びたい、行きたい専門学部がない、というような答えが帰ってくることから、学生に魅力あるコースを作っていこうという話になったそうです。それぞれの計画で最も具体的に検討が進められているのが食農環境創造学科で、AI(人工知能)の導入による農産物の生産や加工販売、マーケティング、環境保全を幅広く学ぶ「農のゼネラリスト」の育成を目指すのだそうです。
 福井県、石川県、富山県の北陸三県には農学部のある学校がありませんし、龍谷大など、私学でも農学部相当のコースを作るのが静かなブームになっているみたいですから、この新設は一つの選択肢としてありうると思います。ただ、恐竜学というのはどうでしょうか? 個人的に大学とは研究機関。研究者養成機関であって、就職予備校ではない、と思っているのですが、現状を鑑みるにそうも言ってられない状況があることは認識しています。それからすると、恐竜や古生物を学ぶというのは、考古学等と同様、少なくとも就職に関してはかなり難しい未来が待ち受けているように感じられます。それでも敢えて学びたいという恐竜大好き!な連中がどれだけ集まってくるのか。学部ができれば見ものだとは思いますが、そもそも文科省が認可するのか、なども含め、まだまだ紆余曲折はありそうな感じがします。少子高齢化と人口流出で地方の大学経営はますます厳しさを増すばかりですが、学んだり研究したりすることの楽しさをたっぷり味わえる大学にこそ生き残って欲しいものです。

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ディズニーランドと労働争議、というなかなか想像し難い事態が進行中だそうです。

2018-06-16 21:24:47 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は15.9℃、昼の最高気温は26.1℃、五條市アメダスの最低気温は14.9℃、最高気温は25.3℃でした。今日はよく晴れた一日でした。明日も天気は良いようですが、週明けからは梅雨らしい雨の日が続くようです。6月も半分終わりましたし、梅雨も本番という感じでしょうか。

 さて、アメリカ・カリフォルニア州にあるディズニーランドの従業員らの団体の代理人が、12万人超の署名を集めた賃上げ要求の嘆願書を提出したとのことです。ディズニーランドはトランプ政権の法人税減税政策で年間15億ドルもの利益を上げているのに対し、従業員らは「車の中で寝る生活を強いられるべきではない」、「その利益は、利益を生む従業員らと共有されるべきだ」と主張しているそうです。
 これについて、ディズニーランドは地域の最低賃金である時給11ドルを受け取っている従業員9500人の給料を、段階的に35%アップして、2020年までに15ドルに引き上げる意向を示したとのことですが、労働組合側は、地域の最低賃金を2019年1月1日までに15ドル、2022年までに18ドルに引き上げるよう市会議員らに働きかけています。
 一方、カリフォルニア州のオクシデンタル大学が今年行った調査によると、ディズニーランドの従業員の10人に1人がホームレスで、その大半が1日3度の食事にも事欠く貧困状態にあるとしていますが、この調査結果についてディズニーランド側は、従業員の16%しか調査に協力しておらず、不正確で政治的・非科学的なものだと反論しています。
 
 「夢の国」にしては随分と生臭く現実感溢れる世知辛い話が話題になっていますが、なにより最低賃金が11ドル(1200円位?)というのは結構良い金額だと思いました。
 日本では、東京で時給958円、大阪909円、我が奈良県など786円に過ぎません。そんな国でも従業員の1割がホームレス、というのもなかなか衝撃的な数字ですが、このへんは住宅事情は国ごとに大きく違うでしょうし、移民などの問題もあることでしょうから、単純には理解しがたい部分もあって当然なのでしょう。もっとも、ディズニーが主張するように、従業員の16%のデータでしかないとしたら、余程下っ端層のデータばかり集めた結果で、全従業員で均したらホームレス割合は大きく下がるのかもしれませんが。
 しかしそれでも、ディズニーランドほど成功した企業においてそのような問題が取り沙汰されるというのは驚きではあります。これからどのように話が進められるのかわかりませんが、「夢の国」で夢が醒めてしまっては幻滅も甚だしい限りですし、双方納得の行く円満な解決に至れば良いなと思います。

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