かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

文字通りチリのような微小片から45億年前の事が読み取れるというのもすごい話です。

2016-06-23 21:00:46 | Weblog
 今日は雨模様から徐々に天候が回復、午後遅くには晴れ間が広がりました。夜のうちは大雨警報が出て朝のうち学校が一時休校になったりしましたが、とっとと上がってくれて良かったです。明日は午後遅くから雨が降り出すようですね。気のおけない友人たちと飲み会が予定されているのでなるべくなら降らないで欲しいですが、まあ仕方がありません。せめてうっとおしい天気を忘れてぱあっと楽しく飲みたいと思います。

 さて、小惑星探査機「はやぶさ」の劇的な一幕の熱狂はさすがに冷めましたが、あの感動は中々色褪せるものではありません。そんな中、地道な研究も進められて、あの時はやぶさが小惑星イトカワで採取し、地球まで見事持ち帰った星のかけら、イトカワの微粒子について、色々判ってきた、とJAXAが発表しました。
 微粒子の大きさはマイクロメートルサイズという、髪の毛より細い小さな小さな粒ですが、それを26個、表面や内部の様子を、電子顕微鏡や大型放射光施設 SPring-8を用いて調査され、約45億年前、微粒子表面が800℃近い高温に長時間さらされてできたとみられる特有の模様が残っているのが確認されました。これは、かつてイトカワが直径20キロほどの母天体だった頃、母天体の内部で形成されたものとみられるそうです。
 更に、太陽風に長時間さらされたり、粒子同士がこすれて摩耗したり、それぞれ千年~100万年かけて作られたという模様なども観察されました。

 さてそれでどうした、という話ですが、即この情報がなにかの役に立つということはまあ無いでしょう。将来に渡っても、何の役にも立たない話なのかもしれませんが、未知の情報が一つ明らかになるということは素晴らしいことで、こうして吹けば文字通り飛んでどこかに行ってしまうようなホコリ一粒からでも、小惑星の成り立ちを解明する手掛かりになることや、粒子を溶かしたり壊したりしなくても多くの情報が拾い上げられる今回の分析手法は、今後極めて重要な方法になってくる事が期待されます。まあ面白くて興味深ければなんだって良いことだ、ということが理解される、今回の発表でした。

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