天の森だより

おもうこと・心のままに

アリのお引っ越し

2009-05-22 | Weblog
梅雨の前頃って ちいさい生き物たちが 巣別れなんかでよく新居をもとめて

うろうろしますね。

今日はアリさんが長い行列をつくっていました。

ひろくんも どこまで続いてるか見に行ったらしく

「溝に渡してある竹の棒を動かしては行けないよ

あれをわたって アリは溝のむこうのほうまで行ってる。あれはアリたちの

明日にかける橋なんだ」とかなんとかいっています。


このあいだ、スズメバチも「ここ、巣を作っていい?」と偵察に来たので

ほうきをふりまわして断固拒否。

つばめは びゅんびゅうん土間に入ってきて

「前はここに作ったんだぜ」と言い張るのですが

「家主が変わったのよ。家の中に作ったら私たち留守できないからだめ。

 あきらめて。軒下ならいいわよ」

と言ったのですが、軒下は気に入らなかったらしく 

あきらめてどこかへいきました。

アリもスズメバチもつばめも 荷物は持たず 家は行った先で作るのですね。

わたしは まだ整理の着かない引っ越しの荷物をみて

人間はたいへんだなあと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残されたひとに

2009-05-16 | Weblog
おくやみごとが 重なる日って ある。

ご近所も含めて、4件。

そのなかのお一人は 以前病室まで「音楽の花束」を

届けに行ったまだお若い方。

知らせをきいたときに とても軽い感じで、白い羽のようなイメージが浮かび

「先に旅立たれたんだなあ。」とおもった。

でも いくら覚悟はできていても 残された家族はつらい。

現実はふわふわと 白い羽のように軽いことばかりではない。

別れは悲しい。

今日は悲しい。

私だって涙がでるのに 周りの家族や友人はどんなだろう。

かみさまが 残されたひとたちに 癒しのひかりを送られるのなら

そのかたわらで私はライアと共に祈りの歌をささげます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土のうえ

2009-05-13 | Weblog
朝 めがさめて

「えーっと ここはどこだっけ」とおもうことは

演奏旅行のときにはあるんですけど

ここ 美咲町に引っ越してきて しばらくは そんなかんじでした。

ああ、ここがわたしの家なんだ。と。

マンションではなくて 土の上に建っている家。

ずいぶん古い家ですが、二階建てで、瓦屋根です。

引っ越しをして、まだ少ししか経っていないのに

もう 私の中では変化があります。歌いたいこと、奏でたいこと、

ああ やっぱりこれだったんだ。そうだったんだと

もともとの自分に返っていく感じ。

私は風が、土が、お日様がすき。動物や植物や昆虫に

いのちの話を教えられ、地球の上で静かに生きていたい。

ああよかったなあ。戻れてよかった。

これからは ここから生まれる世界を届けます。 






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする