圧力抑制室付近 作業員が初調査
東京電力福島第一原子力発電所で、2号機と3号機の原子炉建屋の地下に、
作業員が入って、事故後初めて、格納容器の下部にある圧力抑制室付近を調査し、
2号機では1時間当たり160ミリシーベルトの高い放射線量が測定されました。
福島第一原発の廃炉作業では、原子炉や格納容器を水で満たして、
溶け落ちた燃料を取り出す計画ですが、格納容器やその下部の圧力抑制室の
損傷箇所を特定して修理できるかが課題になっています。
このため東京電力は、原子炉建屋の地下にある圧力抑制室の状況を把握するため、
2号機と3号機の原子炉建屋の地下に、合わせて6人の作業員が入り、
事故後初めて、圧力抑制室の入り口付近を調査しました。
このうち2号機では、圧力抑制室の入り口の扉を開けて周囲を調査したところ、
1時間当たり最大で160ミリシーベルトの放射線量が測定されました。
一方、3号機では、圧力抑制室入り口の扉が変形し、開けられませんでしたが、
扉の前で1時間当たり最大で75ミリシーベルトの放射線量が測定されました。
また、2号機、3号機ともに、高さ9メートルある圧力抑制室の
6メートルほどの高さまで汚染水がたまっているのが確認されたということです。
調査は20分程度でしたが、作業員は最大で2.87ミリシーベルトの
被ばくをしたということです。
東京電力の松本純一本部長代理は、「2号機、
3号機とも放射線量が非常に高いことが分かった。
作業員が入って調査するのは難しく、
今後の調査はロボットを使う必要がある」と話しています。
東京電力福島第一原子力発電所で、2号機と3号機の原子炉建屋の地下に、
作業員が入って、事故後初めて、格納容器の下部にある圧力抑制室付近を調査し、
2号機では1時間当たり160ミリシーベルトの高い放射線量が測定されました。
福島第一原発の廃炉作業では、原子炉や格納容器を水で満たして、
溶け落ちた燃料を取り出す計画ですが、格納容器やその下部の圧力抑制室の
損傷箇所を特定して修理できるかが課題になっています。
このため東京電力は、原子炉建屋の地下にある圧力抑制室の状況を把握するため、
2号機と3号機の原子炉建屋の地下に、合わせて6人の作業員が入り、
事故後初めて、圧力抑制室の入り口付近を調査しました。
このうち2号機では、圧力抑制室の入り口の扉を開けて周囲を調査したところ、
1時間当たり最大で160ミリシーベルトの放射線量が測定されました。
一方、3号機では、圧力抑制室入り口の扉が変形し、開けられませんでしたが、
扉の前で1時間当たり最大で75ミリシーベルトの放射線量が測定されました。
また、2号機、3号機ともに、高さ9メートルある圧力抑制室の
6メートルほどの高さまで汚染水がたまっているのが確認されたということです。
調査は20分程度でしたが、作業員は最大で2.87ミリシーベルトの
被ばくをしたということです。
東京電力の松本純一本部長代理は、「2号機、
3号機とも放射線量が非常に高いことが分かった。
作業員が入って調査するのは難しく、
今後の調査はロボットを使う必要がある」と話しています。