日経平均は17287円の23円高。東証1部の値上がり銘柄数は1045、値下がり銘柄数は548。
相場を牽引してきた三菱重工(7011)や日立、木村化工機などの原子力発電所関連が利益確保の売りに押され、気勢を殺いだことや、4月は企業から慎重な利益見通しが発表され、日経平均が大底を打った2003年以降4年中3回は4月相場が下落していることも警戒されました。
年度末の株価意識からかこれまで下落が続いていた銀行やノンバンクに値上がりするものも目立ちました。
中国移動通信の時価総額はNTTドコモの2.6倍あるそうですが、電力会社が外国ファンドの大株主登場で株価が大幅上昇し、増配も打ち出したため、通信会社に対して外国人投資家が触手を伸ばしてもおかしくないといった期待も生じたようです。
フルヤ金属は4月末の株主に対して1株を2株にする株式分割を実施しますが、ハードディスク基盤に使用するルテニウムターゲットの受注も急増していることが有望視され、ストップ高となりました。