〇持続可能な海洋イニシアチブ(SOI)
IUCNパビリオンでの開催だったのですが、人が少ないし、その日の10時からのシンポジウムで話をしたので中止したとCBD事務局の方に伺いました。何を話す予定だったかを伺ったところ、SOIの生い立ちやグローバル/地域で行っているワークショップの内容とのことでした。ビデオだけがエンドレスで流されていました。SOI設立のきっかけとなった名古屋で開催されたCBD COP10の決議の映像が掲載されていました。
〇閉会式
司会:1000人以上の研究者、地元住民、漁業者などが参加した。持続可能な開発と海洋保護区について議論した。
・Our Ocean Science Camp
大人の方:本当に皆様一緒に居られて本当に幸せです。この会議の二番目に大事なのが科学的知見、一番大事なのが科学的研究。カリフォルニア大と共に教育を実施してきました。今回の会議のために一ヶ月の準備をしてきました。30%が女性です。
男子学生代表:我々は、持続的でありたければ生物多様性への配慮が必要だと理解する必要がある。IMPAC4参加者の皆さんは最後の期待だ。子供たちが皆さんのような科学者になるよう教育していく。
女子学生代表:大変な活動だった。今回の取り組みを通じて、チリの海を保護する動機がふつふつと湧いてきた。行動変容のプロジェクトだったと思う。私たちと海の保全を進めていこう。
学生の司会:子供は舞台に上がって!みんなで共に科学的教育に向けてエールを送ろう!
・基調講演
モデレータ: Christophe Lefevbr氏 (French Biodiversity Agency)、
パネリスト: Carlos Gaymer氏 (UNU)、Alejandra Figueroa氏 (MMA)、Daniel Gonzalez氏 (Juan Fernandez Fishermen Association)、Francois Simerd氏 (IUCN)
Lefevber: パネリストを呼ぶ前に、何が成果だったか考えたい。今週の議論で新しい協働や解決策・挑戦があった。愛知ターゲット11の10%だけでなく、WCCの30%に向けた議論ができた。また、FAO等との連携についても進んだ。海洋保護区の管理は強化する必要があり、そのために数多くの経験が共有された。幸いなことに海洋保護区は拡大している。チリでも新しい海洋保護区が誕生した。おめでとう、チリ!我々はパパヌイにも刺激を受けた。最も大きな海洋保護区だ。こちらもおめでとう!ネットワークに焦点を当てたい。そして公海にも。WCPMはIMPAC5に向けてネットワークを容易にするウェブの構築を進めている。
2日前のカリブ海へのハリケーン被害について哀悼の意を表する。この対抗のためには気候変動のレジリエンスが重要だ。
マルケサスでの最も若い管理者が会議に貢献してくれた。若い人がこれからのリーダーだ。
Lefevber: 会議での進捗と成果は何か?
Gaymer: オーストラリアでの成功事例を聞いた。科学者・地域ネットワーク・保護組織に感謝する。現在、海洋保護区の面積は6%だ。さらなる管理の向上が必要だ。大規模海洋保護区についてのIUCNガイドラインは成果だ。ナショナルジオグラフィックの努力などが実っている。チリはもっと先に行かないといけない。社会には強い対立があるため、人に対する社会的インパクトを強く考慮しなければならない。
Lefevber: どのように広報していくべきか?
Gonzalez:IMPAC4では、政策意思・大規模海洋保護区など、色々なことを学びんだ。皆さんが食べている魚や海藻は危機にある。ラパヌイなどの良い取り組みを真似ることが必要だ。海洋生態系は脆弱だ。子供たちや孫・ひ孫のことまで考えなければいけない。それぞれの海には異なる問題がある。だからみんなで取り組まないといけない。
Lefevber: 今後必要な取り組みは?
Figueroa: 知識を持つ人が啓発に取り組むこと。生物多様性のみならず文化の多様性についての理解を普及しなければならない。コロンビア・オーストラリア・チリでの実践はそれぞれとても異なっていた。保護の有効性を証明する必要がある。さまざまなツールに関して、多様な利害関係者の巻き込みが必要だ。科学者と地域コミュニティの参画を促したい。
Lefevber: IUCN WCCでの決議をどう実践するか?
Simerd: 広い質問だ。SDGsとの連携、保護の効率化、愛知ターゲット6へのリンク、様々な取り組みが必要だ。その観点でFAOがチャンピオンだ。公海における国際大陸棚協会の取り組みも有益だ。国際的な海の取り組み、特に海洋保護区についてはビジョンが必要だ。
Lefevber: 将来何が必要か?
Gaymer: 科学者としては、もっと科学的知見が必要だと感じている。科学者・大学のさらなる参画に期待する。そして、科学者は社会科学的な観点を持ち、政策提言をする必要がある。そのために、広報・社会科学・伝統的知恵を生態学に結合させる必要がある。
Gonzalez: 変化をするのは明日では遅い。小さな変化が大きな違いをもたらす。IMPAC4で自分達が確かに海洋保全に寄与していると理解した。
Figueroa: 資金的困難の解決だ。チリは人的資本など大きく違う。地域経済を持続可能にする必要がある。
Simerd: IMPAC5/6に期待する。IUCNの次のステップはネットワークの拡大だ。ネットワークはどこにでもあり、自分たちの取り組みの基本となる。海生哺乳類・大規模など、さまざまな地域ネットワークが取り組みを進めている。若手専門家とも連携している。
また、気候変動が海の生態系に影響することについて、非常に重要なことだと捉えている。
・IMPAC5
カナダのバンクーバーで開催されることが決定しました。セネガルも立候補していましたが、委員会と過去開催国による検討の結果、カナダに決まったとのことです。
・ビデオ上映
IMPAC4を振り返るビデオが上映されました。
・閉会挨拶
来訪に感謝します。IMPAC4では新しい風・アイデア・挑戦、管理の良好事例、生物多様性保全、文化・自然遺産、持続可能な開発について、環境省や大統領、そして漁業・先住民を交えて議論された。
未来世代のために、海の保護には大きな価値がある。チリでは大統領が保護区の設立を約束している。
研究者・地域・市民組織・先住民、全てが持続可能な発展を熱望している。より良い環境とコミュニティを作り出さなければならない。
コキンボで国際会議を開催する機会を与えていただき有難う。帰国まで楽しい時を。今晩開催するコキンボでの音楽祭にぜひ参加を。
終了後、ホールで地元のダンスが披露されました。
IMPAC4会場のHotel enjoyとその目の前の砂浜です。Hotel enjoyはカジノを併設しています。もちろん私は入りませんでした!
海上にいた船には「greenpeace」と書いてあったような・・・。
IUCNパビリオンでの開催だったのですが、人が少ないし、その日の10時からのシンポジウムで話をしたので中止したとCBD事務局の方に伺いました。何を話す予定だったかを伺ったところ、SOIの生い立ちやグローバル/地域で行っているワークショップの内容とのことでした。ビデオだけがエンドレスで流されていました。SOI設立のきっかけとなった名古屋で開催されたCBD COP10の決議の映像が掲載されていました。
〇閉会式
司会:1000人以上の研究者、地元住民、漁業者などが参加した。持続可能な開発と海洋保護区について議論した。
・Our Ocean Science Camp
大人の方:本当に皆様一緒に居られて本当に幸せです。この会議の二番目に大事なのが科学的知見、一番大事なのが科学的研究。カリフォルニア大と共に教育を実施してきました。今回の会議のために一ヶ月の準備をしてきました。30%が女性です。
男子学生代表:我々は、持続的でありたければ生物多様性への配慮が必要だと理解する必要がある。IMPAC4参加者の皆さんは最後の期待だ。子供たちが皆さんのような科学者になるよう教育していく。
女子学生代表:大変な活動だった。今回の取り組みを通じて、チリの海を保護する動機がふつふつと湧いてきた。行動変容のプロジェクトだったと思う。私たちと海の保全を進めていこう。
学生の司会:子供は舞台に上がって!みんなで共に科学的教育に向けてエールを送ろう!
・基調講演
モデレータ: Christophe Lefevbr氏 (French Biodiversity Agency)、
パネリスト: Carlos Gaymer氏 (UNU)、Alejandra Figueroa氏 (MMA)、Daniel Gonzalez氏 (Juan Fernandez Fishermen Association)、Francois Simerd氏 (IUCN)
Lefevber: パネリストを呼ぶ前に、何が成果だったか考えたい。今週の議論で新しい協働や解決策・挑戦があった。愛知ターゲット11の10%だけでなく、WCCの30%に向けた議論ができた。また、FAO等との連携についても進んだ。海洋保護区の管理は強化する必要があり、そのために数多くの経験が共有された。幸いなことに海洋保護区は拡大している。チリでも新しい海洋保護区が誕生した。おめでとう、チリ!我々はパパヌイにも刺激を受けた。最も大きな海洋保護区だ。こちらもおめでとう!ネットワークに焦点を当てたい。そして公海にも。WCPMはIMPAC5に向けてネットワークを容易にするウェブの構築を進めている。
2日前のカリブ海へのハリケーン被害について哀悼の意を表する。この対抗のためには気候変動のレジリエンスが重要だ。
マルケサスでの最も若い管理者が会議に貢献してくれた。若い人がこれからのリーダーだ。
Lefevber: 会議での進捗と成果は何か?
Gaymer: オーストラリアでの成功事例を聞いた。科学者・地域ネットワーク・保護組織に感謝する。現在、海洋保護区の面積は6%だ。さらなる管理の向上が必要だ。大規模海洋保護区についてのIUCNガイドラインは成果だ。ナショナルジオグラフィックの努力などが実っている。チリはもっと先に行かないといけない。社会には強い対立があるため、人に対する社会的インパクトを強く考慮しなければならない。
Lefevber: どのように広報していくべきか?
Gonzalez:IMPAC4では、政策意思・大規模海洋保護区など、色々なことを学びんだ。皆さんが食べている魚や海藻は危機にある。ラパヌイなどの良い取り組みを真似ることが必要だ。海洋生態系は脆弱だ。子供たちや孫・ひ孫のことまで考えなければいけない。それぞれの海には異なる問題がある。だからみんなで取り組まないといけない。
Lefevber: 今後必要な取り組みは?
Figueroa: 知識を持つ人が啓発に取り組むこと。生物多様性のみならず文化の多様性についての理解を普及しなければならない。コロンビア・オーストラリア・チリでの実践はそれぞれとても異なっていた。保護の有効性を証明する必要がある。さまざまなツールに関して、多様な利害関係者の巻き込みが必要だ。科学者と地域コミュニティの参画を促したい。
Lefevber: IUCN WCCでの決議をどう実践するか?
Simerd: 広い質問だ。SDGsとの連携、保護の効率化、愛知ターゲット6へのリンク、様々な取り組みが必要だ。その観点でFAOがチャンピオンだ。公海における国際大陸棚協会の取り組みも有益だ。国際的な海の取り組み、特に海洋保護区についてはビジョンが必要だ。
Lefevber: 将来何が必要か?
Gaymer: 科学者としては、もっと科学的知見が必要だと感じている。科学者・大学のさらなる参画に期待する。そして、科学者は社会科学的な観点を持ち、政策提言をする必要がある。そのために、広報・社会科学・伝統的知恵を生態学に結合させる必要がある。
Gonzalez: 変化をするのは明日では遅い。小さな変化が大きな違いをもたらす。IMPAC4で自分達が確かに海洋保全に寄与していると理解した。
Figueroa: 資金的困難の解決だ。チリは人的資本など大きく違う。地域経済を持続可能にする必要がある。
Simerd: IMPAC5/6に期待する。IUCNの次のステップはネットワークの拡大だ。ネットワークはどこにでもあり、自分たちの取り組みの基本となる。海生哺乳類・大規模など、さまざまな地域ネットワークが取り組みを進めている。若手専門家とも連携している。
また、気候変動が海の生態系に影響することについて、非常に重要なことだと捉えている。
・IMPAC5
カナダのバンクーバーで開催されることが決定しました。セネガルも立候補していましたが、委員会と過去開催国による検討の結果、カナダに決まったとのことです。
・ビデオ上映
IMPAC4を振り返るビデオが上映されました。
・閉会挨拶
来訪に感謝します。IMPAC4では新しい風・アイデア・挑戦、管理の良好事例、生物多様性保全、文化・自然遺産、持続可能な開発について、環境省や大統領、そして漁業・先住民を交えて議論された。
未来世代のために、海の保護には大きな価値がある。チリでは大統領が保護区の設立を約束している。
研究者・地域・市民組織・先住民、全てが持続可能な発展を熱望している。より良い環境とコミュニティを作り出さなければならない。
コキンボで国際会議を開催する機会を与えていただき有難う。帰国まで楽しい時を。今晩開催するコキンボでの音楽祭にぜひ参加を。
終了後、ホールで地元のダンスが披露されました。
IMPAC4会場のHotel enjoyとその目の前の砂浜です。Hotel enjoyはカジノを併設しています。もちろん私は入りませんでした!
海上にいた船には「greenpeace」と書いてあったような・・・。