日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

屋久島ウミガメ生態調査ボランティア募集@屋久島

2010-04-30 12:06:24 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
そろそろウミガメの産卵が日本各地の砂浜で見られ始めますね。ウミガメは、サンゴ礁の健康診断「リーフチェック」では、稀な大型生物として調査対象にしています。

 屋久島での生態に関する調査ボランティアがNPO法人屋久島うみがめ館で募集されていますので、ご紹介します。ゴールデンウィーク以降のボランティア人数が少ないようですので、興味ある方はぜひご応募ください。なお、一ヶ月以上のボランティアの方には交通費の補助があるとのことです。

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*** ウミガメ生態調査ボランティア(2010)募集要項 ***

 うみがめ館では、ウミガメシーズンの生態調査活動に参加してくれるボランティアを随時募集しております。
 参加者の経験や年齢は問いませんが、生態調査活動は夜通しの調査のうえ、その他にも展示資料館の受付や案内、浜の清掃など活動は多岐に渡りますので、安易な参加はご遠慮願います。
 参加を希望される方は、下記要項、及びFAQ等をよくお読みになりご応募ください。

 ※ 2010年は、企業からの寄付により、1ヶ月以上参加いただける方に旅費を補助します!

▼ 活動概要
 ◇ 標識調査 ◇ 計測調査 ◇ 足跡調査 ◇ ふ化調査 ◇ 浜の清掃 ◇ 来館者へのレクチャー ◇ 調査データ整理◇ 遮光林の手入れ(管理等、随時) ◇ カメハウスの維持管理 ◇ その他

▼ 活動区域
 ◇ 屋久島の海浜(主に、永田地区のいなか浜、前浜、四ッ瀬浜)

▼ 活動期間 & 活動時間
 ◇ 4月中旬より9月30日まで
  ・ 成体調査(4~7月) 21:00~5:00
  ・ ふ化調査(8~9月) 18:30~22:30
  ・ 足跡調査(随時) 7:00~8:00
  ・ うみがめ館(展示資料館)でのレクチャー(随時)

※上記はあくまで参考です。
※参加期間内における予定変更は、疾病等やむを得ぬ場合以外、ご遠慮願います。最少人数で調査活動を行っている為、他のスタッフの迷惑となります。登山や観光は、参加する前後に行ってください。

▼ 宿泊施設
 ◇ ウミガメハウス(通称、カメハウス)
  所有:屋久島町 / 面積:44.67平方メートル / 構造:木造板張り
  設備:台所・トイレ(汲取り)・シャワー・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・押入れ・扇風機等

※うみがめ館及び、宿泊施設であるカメハウスは禁煙です。
※携帯電話は、docomo、auのみが通話可能です。
※参加期間中、共同生活の場であるカメハウス等で、他のスタッフの生活を乱すような行為をした場合には、期間途中であっても業務は取り消され、即時お帰りいただきます。

▼ 参加費用(自己負担分)
 ◇ 8,000円 (賛助会費3,000円+参加費5,000円(保険代含む)・・・※4)
      その他、下記二点が必要です。
  1. 屋久島うみがめ館までの交通費
  2. 調査期間中の生活費(主に食費)

※1 電気、ガス、水道、トイレ汲取り代、お米、基本調味料、トイレットペーパー、石鹸、シャンプー(環境に優しい商品)については、屋久島うみがめ館より支給されます。

※2 上記三点+※1以外として、電気、ガス、水道等の過度の使用、又、物品の損壊が生じた場合には応分の負担を求める場合がございます。

※3 FAQ内のウミガメ生態調査ボランティアについてもご参照ください。
※4 既に2回以上参加されている方については、賛助会費3,000円のみ頂きます。

【1ヶ月以上参加の特典】
 ・ 参加費5,000円の免除
 ・ 旅費の補助
  ◆北海道 60,000円
  ◆東北・関東 50,000円
  ◆中部 40,000円
  ◆近畿・中国・四国・沖縄 30,000円
  ◆九州(鹿児島以外 20,000円
  ◆鹿児島 10,000円

※支給は後払いになります。1ヶ月未満で途中退館された場合は支給の対象外となります
※資金(寄付金等)の都合上、先着10~20名程に限らせていただきます。

▼ 応募方法 & 提出書類内容
 封書のみの受付となります。
 提出書類には、下記内容についてお書きください。

◇ 志望動機(簡単な自己紹介等) 
◇ 希望参加期間(何月何日~何月何日まで) 注:実際に夜の調査に参加出来る日
※ 初参加の方は最低2週間をお考えください。(※子ガメの時期は1週間からでOKです)
◇ 住所 ◇ 氏名 ◇ 電話番号 ◇ メールアドレス ◇ 生年月日 ◇ 性別 ◇ 車の免許の有無(マニュアル車の経験)◇ ウミガメ生態調査ボランティアをお知りになったのはどちら (TV、本、会員、当HP、その他)
 ◇ 返信用切手90円分同封 ◇ その他

▼ 応募書類送付先
 〒891‐4201
 鹿児島県熊毛郡屋久島町永田489-8
 NPO法人屋久島うみがめ館事務局「ウミガメ生態調査ボランティア」係

はだしのコンサート@琴引浜(6/6,6)

2010-04-29 11:26:16 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
鳴き砂で有名な丹後半島の琴引浜で、ちょっと変わったリーンアップが開催されています。

海岸のゴミを拾うだけでなく、その拾ったゴミが入場券となるコンサートが開催されます。もう17回目なのだそうです。

以下にWebから転載します。
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鳴き砂で知られる丹後、琴引浜で開催され今年で17回目を迎える「はだしのコンサート」。


 生命の母である海をはじめとした自然の大切さや丹後固有の美しい風景や風土への想いを、多くのアーティスト達が音(唄)として奏でてきました。そして、自然のバロメーターである鳴き砂の浜「琴引浜」で、風をうけ、波をうけ、陽を浴びながら、環境について考えてきました。

鳴き砂を通して、自然の尊さ、大切さを多くの人とともに考え、活動を支えてくださる皆さんへの感謝や地球と共に生きている・生かされている喜びのメッセージを、琴引浜から日本各地へ、世界へ、発信します。
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リーンアップ自身も、海岸がきれいになって気持ちが良いものですが、さらにコンサートという楽しいおまけがついているのは素敵ですね。


コーラル・ネットワークを支援してくださっている「地球の未来と環境問題を考えるフリーペーパーマガジン everblue」でも、いくつかの企業と組んで定期的にリーンアップを開催されています。私も一度参加させていただきましたが、その時にもミニライブがあり、楽しかったです。

このような楽しいイベントが広がり、海がきれいになることを期待しています。

浦添カーミージー探検!@沖縄(5/1)

2010-04-28 22:06:59 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
沖縄の海の自然観察会のご案内です。サンゴ礁につながる海岸線を歩いてみませんか?
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☆沖縄BD遠足シリーズ:その2☆
 「浦添カーミージー探検!」
 浦添に残された自然海岸
 生物多様性スポットを覗いてみよう!
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さて、今週末の5月1日(土曜日)、沖縄BDの遠足として、浦添カーミージーでの自然観察会を行ないます。

★参考:カーミージーの海

カーミージー(亀瀬)というのは、浦添市港川、道路地図で空寿崎(くうじゅざき)と表記されている岬の先端部にある、ぽっこりとした岩の名前。

釣りをしたり、岩の上から海に飛び込んで遊んだり…周辺の海のシンボルとして、浦添近辺の人々に昔から親しまれてきました。

今、那覇側の西洲からキャンプキンザーの海岸を埋め立てて、宜野湾までを結ぶ西海岸道路建設が進められています。港川自治会をはじめとする地域住民の「海辺を残したい」という強い要望や、地元小学校の環境学習活動をアピールした成果もあり、海岸の途中からカーミージーまでの一部区間を、海岸を埋め立てずに橋梁化することになっています。とはいえ橋桁の工事は入りますし、実は肝心の、カーミージー近くで観察会に利用する岸辺が、橋が地上に下りる交差点部分となり、どうしても埋め立てられてしまうという…

そのような場所で、今回の遠足を企画しました。
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 基地の裏側で陸側の自然は残っていませんが、海側には広大なイノー(礁池)が残され、海草藻場とサンゴ礁原が広がっています。
 岸の岩礁には湧水がしみ出て局所的に汽水となり、独特の貝類がいます。
 海草藻場から次第にサンゴ礁へと変わりゆく生態系を、干潮時には足首くらいの水深の浅瀬を歩いて実感することができます。
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今回は沖縄BDの会員限定企画ということで、生物多様性を生み出す自然環境は実際にはどうなっているのか、自然のどこをどう見て行くと、それが分かるのか…漫然と自然を眺めても気付かない部分を、一緒に観察したいと思います。

観察会はお子様などとご一緒でも構いませんが、今回の解説は、「海を楽しむ」ではなく、生物多様性に焦点を当てた大人向けの内容でやります!
そのつもりでのご参加をお願いします。

今年の6月から海岸の文化財調査(石切り場)、年末からはカーミージー側から道路工事も始まる予定と聞いています。
今、残された自然海岸の状態を見るのは、今年がラストチャンス…皆様のご参加を、お待ちしております。

・日時:5月1日(土)13:30~16:30
・参加募集:20名
・参加費用:会員1000円(保険料込み)
・場所:浦添市港川海岸(通称カーミージーの海)
・講師:鹿谷 麻夕(しかたに自然案内)
・申込み: 090-8291-7134(担当:宜野座さん)
 ※〆切4/22 → 空きがあれば受付可能ですので、お問い合わせ下さい。

現地集合場所は、こちら。

★ご参加の方は、こちらから案内チラシをご覧下さい。(注意
事項あり!)

★今回どうしても参加できない~という方、グループ等での観察会の企画をしかたに自然案内でお受けすることも可能ですので、お気軽にご相談下さい。

この事業はWWFエコパートナーズの事業の支援を受けています。
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鹿児島市稲荷川 アマモと海の生き物 観察会@鹿児島(4/29)

2010-04-27 21:11:20 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
鹿児島での海の観察会です。暖かくなってきて、海の生き物も観察しやすくなってきますね。

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【鹿児島市稲荷川 アマモと海の生き物 観察会】

4月29日は海の満ち引きが大きい大潮の日です。稲荷川の河口にはどんな生き物がいるのか、どんなゴミが流れ着いているのか観察してみましょう

日時:4月29日13:00-15:00(雨天時中止)
受付:4月29日12:30-13:00(事前申し込み不要です。)
受付場所:鹿児島市石橋記念公園稲荷川がわ
観察場所:稲荷川河口の干潟
参加費:1家族500円 1名でも500円です。
用意するもの:水にぬれてよい服装(長袖長ズボンが理想)
海岸は足場が悪いのでぬれてもかまわない靴 
帽子,軍手,着替え,水筒など   
※海岸漂着ゴミの回収も行います。       

連絡先:TEL/FAX099-228-8989(代表 村山)
URL:  http://www.k-shiminkankyou.org/  
Email: shizen●k-shiminkankyou.org(●を@に変えてください)
主催:NPO法人かごしま市民環境会議 自然観察分科会

リーフチェック宮古島

2010-04-26 22:44:37 | リーフチェック
沖縄県の宮古島でのリーフチェックの日程が決まりました。平日ですが、ご都合のつく方、ぜひご参加ください。

情報提供は、コーラル・ネットワーク会員のエコツアー&講習専門店SevenSeas 宮古島の春川さんです。

日時:5/14(金)
前日夜に事前ミーティング(予備日設定なし)
開催場所:八重干瀬
参加費:ボート、タンク代等実費

主催:池間八重干瀬会
問い合わせ・申し込みは池間八重干瀬会各店へお願いします


リーフチェック石垣米原のニュース

2010-04-25 23:43:34 | リーフチェック
4/18に行われたリーフチェック石垣米原が、八重山毎日新聞のニュースに取り上げられました。

以下サイトより
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オニヒトデは見られず 「ダブルリーフ」でサンゴ調査

世界各地のサンゴ礁を同じ方法で調べるリーフチェックがこのほど米原の通称・ダブルリーフで行われ、この地点での調査が始まった2年前と同じ状態で維持されていることが分かった。

 石西礁湖など八重山のサンゴ礁海域でオニヒトデの被害が広がるなか、ダブルリーフはオニヒトデがほとんど見られない場所として知られている。オニヒトデが1、2個体見られることはあるが、その都度駆除しているという。
 今回の調査は各地でリーフチェックを行っているコーラル・ネットワークが実施。ダイバー13人が深さ3メートルと同8メートルの場所でサンゴの状態や魚類、無せきつい動物を調べたところ、サンゴ礁が健全な状態で保たれていた。

 リーフチェックに参加したダイビングショップ経営の玉城世雄(としお)さん(51)は「ダブルリーフは、岸から2~3キロ離れており、陸域の影響を受けにくい。オニヒトデがほとんどみられないのは、こうした点と関係するのではないか」と話した。

てぃだかんかん

2010-04-24 23:49:18 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
本日から「てぃだかんかん ~海とサンゴ礁と小さな奇跡~」が全国一斉ロードショー開始です。

サンゴの植え付けの活動を推進されている沖縄在住の金城さんを取り上げた映画です。

試写会を観に行った人の話では、水中映像が圧巻とのことです。それを観るだけでも楽しいと思いますが、主人公のサンゴ礁を想う気持ちの強さは、映画を観る人にきっと訴えかけるものが多いと思います。

この映画をきっかけに、サンゴ礁の保全に興味を持ってくださる方が増えると嬉しいです。

明日からサンゴ礁モニタリング・リーダー養成講座

2010-04-23 23:47:14 | コーラル・ネットワーク
明日から今年度第一回目のサンゴ礁モニタリング・リーダー養成講座です。

今回は2名の方が参加してくださいます。一名は、なんと浜松からお越しくださいます。

また、前回までの試験に合格していない方も参加してくださいます。

しっかり学んでいただき、座学の試験に合格してもらえるようにがんばります。

サンゴ礁を守るためのアースデーアクション

2010-04-22 00:04:22 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
今日はアースデーですね。サンゴ礁を守るための署名活動をご紹介します。The Coral Reef Allianceというサンゴ礁保全団体が、アースデーアクションのアメリカの地球温暖化対策加速のための署名を呼びかけています。

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Let Your Voice Be Heard This Earth Day!

Sign the Earth Day 2010 Climate Declaration today and help protect our planet's coral reefs!

Did you know that coral reefs could be gone within a generation if we don't take action?

Coral reefs have thrived on Earth for over 200 million years, yet climate change is severely threatening their survival. Increases in sea surface temperatures, rising sea levels, and more frequent and severe storms lead to coral bleaching, degradation, and death.

This Earth Day, help protect our coral reefs by lending your support to the Earth Day 2010 Climate Declaration. You can help motivate Congress to pass a comprehensive climate and clean energy bill to rebuild our economy, secure energy independence, and address the climate crisis threatening the future of the world's coral reefs.

We've already lost almost 20 percent of the world's coral reefs. Scientists predict that unless we take immediate action, we could lose most of our remaining reefs by 2050! We have a narrow window of time to affect positive change, and the time to act is NOW.

Sign the petition! Show Congress that America is serious about clean energy and a sustainable future.

Working together, we can save the world's remaining coral reefs. Learn more about how you can help by reducing carbon emissions, making responsible environmental choices, and supporting the efforts of the Coral Reef Alliance.

The oldest biological community on the planet needs our help, and with your support we are building a worldwide community to save it.

「造礁サンゴフィールド図鑑」(伊豆・三浦・房総編)(OWS)

2010-04-21 06:38:38 | サンゴ礁ニュース
NPO法人OWSがサンゴの図鑑を発行しました。関東で潜られる方、サンゴを観るのに役に立つと思いますよ。申し込みはこちらから。

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「造礁サンゴフィールド図鑑」(伊豆・三浦・房総編)完成
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 OWSが取り組んでいる「北限域の造礁サンゴ分布調査」の一環で制作した「造礁サンゴフィールド図鑑」伊豆・三浦・房総編(前篇)が完成しました。

 この図鑑は、サンゴ調査に参加・協力している皆さんがモニタリング調査の合間に撮影したり探索ツアーで撮影した写真を集め、プロジェクトメンバーのサンゴ礁研究者が執筆・監修したものです。

 形式は、6穴バインダー形式で、2009年度は、前篇を発刊、2010年度に後篇を制作・発行し、調査海域の造礁サンゴを網羅しようというものです。

 研究者用の専門書ではなく、一般のダイビングやシュノーケリング愛好者が野外で観察する場合に役立つ実用的な図鑑として制作しました。

 ご希望の方は、事務局までお問い合わせください。

 配布は、4月17日以降となります(1,200円)。 

 この図鑑は「東京ガス環境おうえん基金」の助成を受けて制作しました。