日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

#031:サンゴ礁の歌:サンゴ十五夜

2008-01-31 01:31:00 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
 奄美大島出身の元ちとせさんの1stアルバム『ハイヌミカゼ』の中の1曲目です。題に反して、歌詞の中にはサンゴという単語は出てきません。

 繰り返される「拝むぃぶしゃた」という言葉の奄美方言が不思議と耳に残ります。この言葉は「ハロー」という感じで使うそうですね。まだまだ沢山の不思議を秘めているサンゴ礁との出会いにぴったりの曲ではないでしょうか。

歌詞:
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND15875/index.html

インタビュー:
http://www.bounce.com/interview/article.php/167/ALL/

#030:サンゴ礁の歌:白いサンゴ礁

2008-01-30 01:30:00 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
 この歌をご存知な方は、どの位いらっしゃるでしょうか?実は、私も良く知りません(笑)。 ズーニーブーの1969年の歌だそうです。カレッジ・フォークの時代ですね。

 歌詞の中に「白いサンゴ礁」が出てくるのですが、これはどういうことだかお分かりですか?そう、大規模に白化しているということです。うーん、恐ろしい・・・。

 ロマンチックな歌のはずが、サンゴ礁の実情を知ると、そう思えなくなってしまいますね。

#029:サンゴ礁の歌:青い珊瑚礁

2008-01-29 01:29:00 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
 都会にいながらにサンゴ礁のことを思い浮かべる手段の一つに、歌があります。サンゴ礁を連想する歌で真っ先に思い浮かぶのは、松田聖子さんの「青い珊瑚礁」です。この歌が発売されたのは1980年で、まだ歌謡曲が全盛だった時代ですね。1981年の選抜高校学校野球大会の入場行進曲として覚えている方もいるでしょう。全体的にアイドルらしくて清清しい感じで、サンゴ礁の海に行ってみたくなると思います。

 しかし、当時は何も気にしませんでしたが、今はとても怖い内容が歌詞にありました。どこだと思いますか?探してみてくださいね。ヒントは「リップカレント」です。

#028:サンゴ礁を知ろう:サンゴ礁の危機7

2008-01-28 01:28:00 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
 サンゴ礁の危機を少し違った角度から眺めてみたいと思います。

 これまでの5つは、人間が直接的にサンゴ礁に与える悪影響でした。間接的な影響もあると思います。それは「サンゴ礁への関心の低さ」です。

 サンゴ礁域に住んでいても、普段は海の中に入らない、という人も少なくありません。子供の頃から「海は危ない」と言って、海を遠い存在にされている場合もあります。

 守りたい気持ちは、なじみがあればあるほど強くなると思います。

 このブログが、サンゴ礁により関心を持ってもらうためのツールとなるよう頑張ります。

#027:サンゴ礁を知ろう:サンゴ礁の危機6

2008-01-27 01:27:00 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
 温暖化により、現在サンゴ礁が存在する海の98%が2050年ごろにはサンゴが生育できない海になる、という予測があります。この予測によると、水温の上昇による影響に加えて、酸性化が影響するとのことです。海中に溶け込むCO2量が増え、酸性化するのだそうです。そうすると、サンゴが炭酸カルシウムの骨格を作って成長することが難しくなるのです。

 詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/114096/

 

#026:サンゴ礁を知ろう:サンゴ礁の危機5

2008-01-26 01:26:00 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
 以前は地球温暖化とサンゴ礁の関係はあまり多くの人には知られていませんでした。昨年の春以降は、この関係を知っている人がずいぶん増えたと実感しています。 IPCC第4次報告書がきっかけです。

 ここでは、温暖化によりサンゴの白化が拡大するとされています。また、気温が現在より3度程度高くなると、広い範囲でサンゴが死滅するともされています。

 私たちはこの予想が当たる日が来ないように行動する必要があるのではないでしょうか?

#025:サンゴ礁を知ろう:サンゴ礁の危機4

2008-01-25 01:25:00 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
 サンゴ礁の危機に水質汚染が入っています。なぜだと思いますか?汚れるのは、みんなが嫌だからでしょうか。そうじゃないですよね。

 サンゴは栄養塩類が少ない、きれいな海水を好む生き物です。当然ながら、自分が好む環境からずれれば、住みづらくなります。

 また、海が汚れると海藻が増えると言われています。海藻もまた、成長に光合成が必要な生き物です。海藻はサンゴを覆い、太陽の光をさえぎるという問題もあります。

 きれいな海はサンゴに無くてはならない物なんです。 

#024:サンゴ礁を知ろう:サンゴ礁の危機3

2008-01-24 01:24:00 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
 赤土が流れた海をご覧になったことがあるでしょうか?例えば以下のサイトに写真があります。
http://www.rik.ne.jp/th816/akaiumi.htm

 真っ赤でしょ?

 赤土が流れると、サンゴ礁に悪い影響があります。サンゴが死んでしまうことがあるのです。赤土は太陽光線をさえぎりますので、サンゴが得るエネルギーが少なくなります。サンゴは降り積もった赤土を粘液を出すなどして取り去るためのエネルギーを使います。結果として、エネルギーを使い果たした時に死んでしまうのです。

#023:サンゴ礁を知ろう:サンゴ礁の危機2

2008-01-23 01:23:00 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
 破壊的な漁法とは、どんな方法でしょうか?

 その一つにはダイナマイトを使う方法があります。サンゴを木っ端微塵にし、爆発の衝撃で気絶して浮いてくる魚を獲るのです。その時は沢山獲れても、住処であるサンゴが無くなれば、生物達は暮らせません。

 また、青酸カリなどの毒物を使う漁法もあります。しびれさせて生け捕りするのです。なぜ生け捕り?そう、活魚取引のためです。大きな魚を生け捕れば、高く売れるのです。

 どこでどのように獲られたか、レストランで気をつけてみましょう。

#022:サンゴ礁を知ろう:サンゴ礁の危機1

2008-01-22 01:22:00 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
 サンゴ礁の危機の1つである「再生産不可能な漁法」について説明します。

 安定した「再生産」には、親が子を生み育て、その子が親と同じ数生き残ることが必要です。そうならないのはなぜでしょうか?

 一つには「親」の獲りすぎがあります。子を生む数が減れば、育った後の数も減ります。

 ナマコの例を紹介します。

 日本ではナマコを食べますね。私も食べます。美味しいとされるマナマコは数が少なくなってしまっています。そのため、似た種類をフィジーから輸入していました。高く売れるので、どんどん獲って行きました。結果として、ナマコは激減したそうです。

 もう一つには「子」の獲りすぎもあります。これはどのような時に起こるでしょうか?まずは考えてみてもらえませんか?