日々是サンゴ礁

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[CBD SBSTTA22] (7/3) 本会議(午前)

2018-07-03 23:03:02 | 生物多様性
議題6 選択された愛知ターゲットの進捗に関する科学的評価の更新および進捗加速のためのオプション

・IPBES地域評価報告


マーク・ラウンズヴェル氏、ソナリ・セナランタ・セラムツ氏。


欧州と中央アジアにおける人間への自然の貢献は一部で増加している。


しかし、生物多様性は劣化している。


変化の理由を土地利用・気候変動・移入種・汚染・持続非可能な利用について示す。直接・間接の影響が複雑に絡み合っており、それを紐解く必要がある。


アメリカでの生態系フットプリントは増加しており、地域を超えて影響を及ぼしている。


先住民と地域の知恵が失われている。


愛知ターゲットのほとんどは達成できそうにない。


生物多様性と生態系サービスを持続可能な開発目標(SGDs)とつなげた政策を打ち出す必要がある。


現状のままの社会(BAU)は選択肢にならない。


例えば保護区を増やすなど、まだできることがある。しかし、重要生物多様性地域(KBA)でもまだ保護区でないところがあるのが現状だ。


政策オプションの実施状況。


まとめ 生物多様性への圧力は増加しており、このままでは愛知ターゲットの達成は難しい。


・IPBES土地劣化・再生評価報告


ニコレ・バーガー氏、他。


主に分かったこととして、全ての生態系・国で土地が劣化し、状況は悪化していることなどがある。


その原因は、過剰消費・デカップリング・土地劣化の軽視・気候変動などだ。


土地劣化は拡大しており、構造的課題を抱えている。


土地劣化を止め、再生することは喫緊の優先課題である。


土地劣化と気候変動には密接な関係がある。


土地の再生は経済合理性がある。


解決策としての政策オプションは、モニタリングと価値づけシステムの改善、などがある。


国際~地域それぞれのレベルでの提言を6章・8章に記載した。


日本:国際・地域でのアセスメントについて追加。
ジンバブエ:経済発展が必要。社会経済的アセスメント、普及啓発と能力開発、生物多様性の経済への組み込み。
(聞き取れず):気候変動の食料生産への影響、生態系サービスへの影響を考慮。
カンボジア:進捗が少ない愛知ターゲットに集中すべき。その加速について提言。全ての目標を設定していない国があるため、国が目標を達成しても、全体としては達成ができない構造になっている。科学的根拠に基づく取り組みが必要である。コミュニティ保護区を活用している。第6次国別報告書に説明。海洋保護区については14%を達成。回廊も設立。
議長:発言は3分以下に。
セルビア:地域評価は将来のアクションに向けた鍵。言語バリアが大きな問題と考えている。地域イニシアティブを立ち上げた。パラ4/パラ5 知識ギャップを埋めるリソース提供を。
カメルーン:アフリカ代表。評価はトレンドを変えるには不十分。戦略的に愛知ターゲット達成に向けて何ができるか考えるべき。明確な指針が示されていない。フォーカルポイントの役割強化、政策決定者の能力強化について提案。
議長:25リクエスト。残り30分。提言のみにしてください。
カナダ:幾つかの提案の一部を紹介。保護区については面積は進んでいるが、全ての生態系が保護されている訳ではなく、その連結も不足。また、汚染は進んでいる。アネックスの新しい指標についても指摘したい。
シンガポール:アセアン代表。AOR。アセアン遺産プログラムにより保護区拡大。
モロッコ:資金・能力開発について示しておらず、それらは不十分。強化する提言。
NZ:進捗が不十分であることを追記。Urging。カナダの提案のパラ3削除に賛同。
スイス:SDGs。パラ1のNotesをWelcomeに、など。
オーストラリア:国の事情に依存、とする。
UK:ケンブリッジ大のWSが有益だったことを追記。
南アフリカ:(書きとれず)
エクアドル:アネックスG&H 追加の活動に向けて資金が重要。社会科学的調査のために。
中国:IPBESの結果を反映することを提案。
ブラジル:愛知ターゲット11/12達成に向けてゼロ絶滅のイニシアティブを強化する。提案に入れる。
フィンランド:IPBESの評価を追記。パラ6bis IPBESの知見を再生に活かす、パラ7 Urgent Actionとして愛知ターゲット達成に向けて動く、など。
EU:パラ1の指標に関するスイス提案に賛同。カメルーンの土地再生に関する提案に賛成。事務局長にIPBES評価を取り込み。UKのCCIレポート追記に賛同。
ヨルダン:資金不足。
フランス:進捗不足に関する他の発言を支持。実施を締約国にUrge。SDGs。
ガテマラ:アネックス1 エクアドル・カメルーン支持。
ベルギー:フィージビリティ。SDG 14等への貢献を追加。フィンランド・EUを支持。IPBESのレポート追加についてカナダ支持。花粉媒介者について追加パラ。ブラジルのゼロ絶滅関連記述追加支持。
スウェーデン:2020年までは愛知ターゲット達成に向けた取り組みを加速すべき。オプション追加。
ペルー:森林管理。
インド:(書きとれず)
カメルーン:しっかりした活動が成果を生む。強化。Encougaでは弱すぎる。
ネパール:(書きとれず)
ジャマイカ:全ステークホルダーの興味関心を引くことが大事。能力開発を進めることを提案。
パレスチナ:占領している国によって対応できなくなっている。国際法に基づいた対応を。
ボリビア:アネックスパラ2。
ベネズエラ:(書きとれず)
アルジェリア:地域評価とその資金。
IIFB:目標18の評価に進捗が無い。Local Biodiverstiy Outlookが引用されていない。IPLC/女性の知恵について記載が無い。目標14への女性の知恵。幾つかのパラに社会経済データと伝統的知恵など追加。
カナダ:最初の2つを支持。
ボリビア:IIFB支持。
オーストラリア:(書きとれず)
IPBES:IPBES評価の重要性について発言いただき感謝。
IUCN:2020にフランスでWCC。
GYBN:(書きとれず)
→5-6の国が支持。
WWF:(書きとれず)
→セイシェル支持。
バードライフインターナショナル:

〇議題7 保護区および他の手段による保護・管理の強化
EU・日本・ガテマラ・スイス・フランス・ミャンマー・エクアドル・NZ・UK・南アフリカ・インドなどからコメントがありました。所用で途中抜けていたため、各国のコメントについては割愛します。発言は午後に続きました。


#本活動は平成30年度地球環境基金の助成を受けて実施しています。


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