一昨日の夢は、久しぶりに夢らしい夢だった。内容はすっかり忘れてしまったけれど、ビルの屋上の桃色の大きな目玉の看板から、滝のような水が流れ落ちていた気がする。夢のなかにきみがいたが、いったいどういうつもりで現れているのか。
福岡入りまで時間がない。二年前の夏よりも力強い芝居を僕たちは生みだせているだろうか。おまえはこのところ、救いの手をあたりまえに思っていないか。救われる結末を。人は、世界は、おまえを何ほどにも思っていない。あらためて心しろ。「世界とおまえのたたかいにおいては、世界のほうに味方せよ」。すべてがおまえによそよそしく、おまえの無垢はどんな恩寵にも結ばれず、紙屑のようにカサコソと笑うおまえを気に留める者はいない。そのような場所で発せられる言葉だ。必要なものは。
などと、たましいの領域ではカフカの『城』のKの精神を生きるべきだが、実際には仲間に、先輩諸氏に助けられてばかりいる。
このあいだ、のっちがねねさんを連れて稽古場に遊びに来てくれて、うれしかった。ねねさん、お芝居をしたいっていつ言いだすかな。
福岡入りまで時間がない。二年前の夏よりも力強い芝居を僕たちは生みだせているだろうか。おまえはこのところ、救いの手をあたりまえに思っていないか。救われる結末を。人は、世界は、おまえを何ほどにも思っていない。あらためて心しろ。「世界とおまえのたたかいにおいては、世界のほうに味方せよ」。すべてがおまえによそよそしく、おまえの無垢はどんな恩寵にも結ばれず、紙屑のようにカサコソと笑うおまえを気に留める者はいない。そのような場所で発せられる言葉だ。必要なものは。
などと、たましいの領域ではカフカの『城』のKの精神を生きるべきだが、実際には仲間に、先輩諸氏に助けられてばかりいる。
このあいだ、のっちがねねさんを連れて稽古場に遊びに来てくれて、うれしかった。ねねさん、お芝居をしたいっていつ言いだすかな。