書店外商の無常日記

人生という名のフィールドワーク

2012/10/09 Tue.

2012年10月10日 | 日記
 昼休みの時間を利用して富山市立図書館へ。昼食はカツ定食。



 最近気になっていた、昔持っていた本がある。覚えていた出版社名だけを手がかりにいろいろ検索をかけると、それらしいものが見つかった。ここの館の書庫にあったので出してもらう。見覚えのあるカバーに「おお、これだこれだ」と思わず声を出してしまう。北樹出版《ドイツの文学 作品に現われた人間像》初版は1983年6月。



 おおまかに言うと、数人の著者がひとりずつの作家を解説し、最終章はドイツ文学の源流といっていいメルヒェンについて述べられている。巻頭で、臼木淑夫・大正大学教授(当時)が《文学への想い-序にかえて-》と題して書いたものは、さながら一編のサナトリウム小説を読むようであった。そして、あとがきには文学に対する思いがあふれている。

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