書店外商の無常日記

人生という名のフィールドワーク

学校販売にて

2011年09月30日 | 日記
 学校販売での怒濤のごとき混雑が落ち着いてきたころ、女子生徒が3,4人連れだって買いに来た。
「へー、あんたこれ買ったの?」
「あー、でもこういう数学の評論系も読みたかったな」と、藤原正彦の『若き数学者のアメリカ』を指さすので、つい、
「これは評論じゃなくてエッセイ。数学者なのにおもしろい文章を書く人やよ。」と訂正をいれる。ふと見ると偶然数冊となりに、新田次郎の『劒岳 点の記』があるのを見て気づく。
「あ、この人とこの人と親子ね。」
すると全員で「きゃー!!」「どっちが親でこどもですか?」
「藤原正彦が息子。新田次郎が父親。で、この人の奥さんも小説家。」
「へー!!、小説一家なんだぁ。」
それを言うなら物書き一家とでも言うべきだが野暮な訂正はやめておく。 

 女子高校生はすぐキャーキャー騒いでうるさいが、知識をひけらかした後のこういうリアクションは悪い気はしない。
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教材到着

2011年09月28日 | 日記
 期限ぎりぎりに出願したので、入学者の集いの翌日の月曜日にようやく教材とその他の資料が到着した。いかに学習時間を確保するかが最大の問題だ。
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春草の夢

2011年09月25日 | 日記
  
 放送大学の入学者の集いに行ってきた。富山学習センターは、富山県立大学の中にあり、学習センターのある建物は改装中で、シートに覆われていて外観は見えない。
 入学者の集いに先立ち、卒業式・学位記授与式が行われる。放送大学は、入学式と卒業式を同時にするめずらしい学校である。入学者の集いの後半に、一人一人の卒業生が新入生にアドバイスの言葉を贈るのだが、これがよかった。十数人がしゃべるのを聞くのはさぞ退屈かと思いきやそうではなかった。普通のおじさんおばさんや、ピアスをしたアンちゃんや、現役時代はエラかったであろう老紳士が学ぶ喜びをいきいきと語るのである。みなすばらしい先輩だ。多くの人が、自分の学習スタイルを持て、学習センターに来たほうが集中して勉強できる、事情で意に沿わない科目をとったがかえって視野が広がった、と言っていたのが印象的だった。
 一度断念した学びへの道をおよそ30年ぶりに再び志すのだが、新しい生活の柱が一つできればいいと願っている。
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入学許可書

2011年09月24日 | 日記
 夕方に帰宅すると、入学許可書が来ていた。書類審査で合格しても、学費を納めないと入学を許可されないのだ。明日は入学者の集い。放送大学で学ぶことを決めてから一ヶ月もたたないうちにもう「入学式」か。
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入社記念日

2011年09月24日 | 日記
 9月24日は、29年前に僕がこの会社に入った日である。そして、30年目の始まりの日である。今日は土曜日だが半日勤務の日、死語になりつつある半ドンだ。鍵当番なので早めに家を出て、会社の裏のシャッターを開ける。夜中にすでに入っている荷物を一人で上げ、お湯を沸かし、自分のためのお茶をいれる。土曜日は、仕事でもどこか心が軽やかである。前後の日が休日にはさまれているので有休を使う者が多く、出社するのは正社員の半分以下だ。今日は、請求書の作成と月曜日の学校での出張販売の準備をする。

 おだやかに過ぎる誰も知らない入社記念日の勤務が終わる。
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出願

2011年09月23日 | 日記
  9月上旬

 放送大学と某大学通信教育課程のどちらにするか迷っているうち、放送大学の出願期限が過ぎてしまった。ところが、科目履修生の出願期限が要項の記載と違い、WEB上では9月3日までとなっている。仕事の傍ら両立できるか不安もあったので、お試しの意味もあり、また、とにかく始めたい気持ちもあったので、手続きをした。受講は2科目。認定試験が日曜日にあるものから選択した。高校時代に清水幾太郎さんの本を読み、関心のあった社会学は試験が平日のため、とりあえずパス。

人文地理学('08)
市民と社会を考えるために('11)

 9月10日頃
 速達が届く。開封すると「合格通知書」とある。学力検査なしで合格というのも大げさだが、あれほどの期間を要して結局受け取れなかった合格通知が手元にある。印字された右半分には、振込用紙が。学費の安い放送大学とはいえ、入学料・授業料の合計28,000円は大きい。

 9月14日
 学費の振り込みをして帰宅すると、放送大学からの封書がきている。写真票をまだ送っていなかったのでそれの督促かと思ったら、「入学者の集い」の案内である。科目履修生にはお呼びがかからないと思っていたので驚いた。来年の4月からは全科履修生になるつもりでいたが、3月の入学者の集いは仕事が忙しくていけないのがわかっていたので、幸運であった。
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大学へ

2011年09月23日 | 日記
 8月下旬

 高校卒業後、三浪した末に大学進学を断念した。挫折感はあったが、その後の人生で高卒の学歴のために不都合を感じたことはなかった。何か関心のあることがあれば本を買い込んでいろいろやってみた。その点で書店勤務は便利である。が、しょせん雑学でしかなく、何かを体系的に学びたい欲求を感じていた。大学の話はさまざまな人から聞いてきた。ゼミや教授のことなど高校までとは違う学業のことから、サークルやアルバイトなど大学生活に関わる、いろいろな、時に生々しい話もあった。ただ、それらについて自分の体験とつけあわせて理解し、語ることができないことに不便さを感じていた。はじめから大学に行くつもりがなかったのであればそうは思わないだろうが、行こうとして行けなかったことはコンプレックスとは違うものの、やはり人生の大いなる悔いであった。このまま過ごしていいのか。そしていろいろ考えた末、放送大学に入ることを決めた。もちろん、50歳を過ぎて放送大学で学ぶのと、二十歳前後の若者が大学に行くのとは異質なものであろう。けれど、人生が一人一人違うのだから、大学生活もそれぞれのものであるはずだ。
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はじめに

2011年09月23日 | 日記
一日一日が同じようような繰り返しでも、無常であるならば移りかわりがあるはずだ。ならばその変化を見逃さぬよう、日々を記録してゆきたい、と決意してから数ヶ月。まず記録を早く今日に追いつかせなければ。
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