Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

真っ二つ

2020年10月26日 06時41分09秒 | Weblog
使用貸借の目的物の固定資産税は誰が払うのか?(岡口基一の「ボ2ネタ」)
 「実務は真っ二つに分かれているようです。

 悩ましい問題だが、私は、「借主が払う」という前提で審理がなされた事件を経験したことがある。
 その事案は、戦後直後に土地を借りて建物を建てて住み続けたが、地代は当初のまま(年間数千円)で変わらなかったというもの。
 私は借主側の代理人だったのだが、貸主側は「過去数回にわたって賃料を値上げしてきた」という無理筋の主張を行ってきた。
 これについて、東京簡裁の調停委員は、「本件土地の過去の固定資産税の推移が重要である。なぜなら、地代が固定資産税の額以下ということであれば、本件契約は賃貸借ではなく、使用貸借とみなすことが出来るからである」と説明した。
 当然、裁判官も合議に参加しているはずなので、この裁判体は、固定資産税は使用借人が負担すべき「通常の必要費」であるという解釈なのだろう。
 だが、反対説に立つと、こういう審理は無意味ということになってしまう。
 早く最高裁が判断を示してくれないものだろうか?
コメント
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