Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

音のマスキング効果

2018年10月21日 06時08分23秒 | Weblog
波音や雨音などの“環境音”が「作業効率上がる」「雑音は必要」と人気、効果はある?
 「脳の情報処理量は一定です。無音の空間にいる時、意識は自分の周囲に向きやすくなります。その際、ある程度の大きさ(ただし、うるさいと感じない程度)の音があった方が、周囲で生じた音が環境音にかき消されて気にならなくなるのです。これを『音のマスキング効果』と呼びます。」
 「例えば、オフィスであればキーボードの操作音や電話する時の声など、自分から発せられる音が目立ちやすくなるため、周囲への気遣いに脳の容量を使いがちになり、集中力が下がるように感じられます。しかし、空間に適度な音があれば、自分から発せられる音が環境音に紛れ込みやすくなるため、周囲に必要以上に気を遣う必要がなくなり、脳の容量をフルに使って作業に没頭できる状態になります。つまり、音があることで『集中力が上がる』というよりは、『集中力が維持される』状態というのが正しいと思います。」

 「全くの無音状態は自然界には存在しないため、人間はある程度の雑音があった方が落ち着く」という説がある。
 ホテルや飲食店などで、小さな音量で音楽を流しているのは、客に安心感を与える効果があるというのである。
 だが、この説が正しいかどうかは微妙である。 
 上の記事は、環境音の狙いは、無音環境だと自分の周囲に意識が向きやすくなるため、環境音を使って周囲で生じる音を消すことによって音を「マスキング」するところにあるという。
 要するに、雑音に環境音をぶつけているだけの話なのである。
 
コメント
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