被災地・宮城県石巻市の荒れ果てた地に立つ
「がんばろう!石巻」の看板はご存知だろうか
4月12日のサンケイ新聞にも取り上げられていたが
これを制作したのは同市に住む黒澤健一さん(40)だ
この場所は、自宅兼仕事場だった店舗が
津波の被害にあい、完全に流されてしまった跡だったのだ
一時は茫然自失の日々だったが、同じ被災者ながらも
避難所で懸命に皆のために奔走する仲間に発奮
「自分にも何かできることはないか」と考え思いつき
廃材などを使い、友人と共に5日かけて完成したという
記事では「このボードは私だけでなく
手伝ってくれた友人たちの津波に対する
ファイティングポーズ。これからも
負けないことの表れだ」とのコメントが載り
「このボードを見てくれた人が
少しでも元気を出してくれたら」
ここまでは記事で知ったことだが
驚いたことに、この黒澤さんの奥方の親友と
ウチのカミサンの親友が、ある友達を通して繋がったのだ!
奥方の親友が黒澤さんの体験を友達に語り
その友達がカミサンの親友に語ったのを
カミサンが聞き、それを僕に教えてくれた
凄い体験の中身はこうだ
黒澤さんは、石巻市で配管業を営み
店舗ではシステムキッチンなども販売
不景気ながらも仕事は順調に進んでいた
そして、3月11日の午後…
彼は津波に呑みこまれ流された
一本の松の木が見えた
彼はそれにしがみついた
激しい流れに必死に抵抗していると
助けを叫びながら男性が流れてきた
その男性を助ける体力的余裕はないはずが
無意識に男性の襟首あたりを掴んでいた
その男性と共に木にしがみつき
励ましあいながら雪の振る寒い夜を過ごした
やがて、白々と夜が明けるころ
ようやく水位が下がり始める
町は消え、瓦礫の荒野と化していた
彼は津波の際に逸れてしまった妻を捜した
妻の名前を何度も叫び続けた
その声を、マスコミのヘリが掻き消した
悔しくてヘリに向かって怒鳴った
「何してる!声が届かないべ!
あっちへ行け!」
涙が溢れた。そして大声で泣いた
途方に暮れ歩き続けていると
奇跡的に助かった妻と対面した
全身の力が抜けた
避難所での生活を余儀なくされた
誠実に仕事に励み、その成果で
立てた住居兼店舗も消えた
全てを無くした虚脱感が襲う
そんな時、被災した友人たちが
悲しみを堪え懸命に皆のために働く姿を見る
心が熱くなった「まだまだ負けねぇ」
被災から10日後、自宅跡を歩いていると
瓦礫の隙間に見慣れた道具箱が見えた
「あっ!」思わず声を出した
蓋を開けると、ドリルなどの道具があった
希望という宝物を見つけたように思った
彼は奮起した。そして看板を作ることを思いつく
二人の友人と共に、彼は自宅跡の基礎に
ドリルで穴を開け、看板の板を固定した
通りがかりの人が、少し呆れたように見て去った
三人は黙々と作業し、5日後、遂に看板が完成した
三人でしみじみと看板を見ていると
同じように後ろで被災者が見ていた
声を絞り出すように被災者は言った
「生なきゃ…ね」
看板を作った甲斐があった
その後、黒澤さんは仕事を再開しようと
6時間も銀行に並び通帳を再発行
今までの仕事ぶりを見ていた仕入先が
「材料費は出来たときでいい」と
材料を搬入してくれた
銀行も「看板に励まされた」と
融資をしてくれることになった
被災地では、水廻り修理の要望が多く
ボイラーの点検なども加わり多忙を極めた
だが、被災者は金銭的に困窮している
工事費は「復興後」に貰うしかない
仕事をするたびに赤字が増える
気持ちが落ち込みそうになる
だが、自分が作った看板を見て再び奮起した
「がんばろう!石巻」
「そうだ。俺は頑張るんだ
復興するまで俺は絶対に諦めない
皆のため、そして自分のため」と
彼は早朝から市内を駆け回る
こういった黄金の庶民が実際にいるのだ
尊敬と感謝とで平伏し合掌する思いだ
もし、差支えがなければ、この奥様を通じて聞いたお話、私のMixiとFacebookの日記にコピーさせて頂いてもよろしいでしょうか?
涙がとまりませんでした。
どーぞ
一応プロなので、コピー元
つまり、このブログから写した旨を
最後に記載してくれなはれ
宜しくです~
TVで拝見しました
「魂」がこもった看板だからこそ
見る人の心に響いたんですね
魂こそが大切なんですね
被災地での皆さんの
魂の言葉と活動は
我々にとっても
黄金の希望です
黒澤さんとは面識はありませんが
友達のつながりで色々と聞いています
「頑張って」など 僕には軽々にいえません
けれども、毎日、朝晩、強く祈っています
いつか石巻を訪ねたいと思っています
どうかどうか、勝ってください
いや、もう勝っていると思います
素晴らしい結果は、近い未来にあると信じます
ともかく僕ら夫婦は、毎日強く祈念しています
晴れてお会いできる日を楽しみにしています
時折、このブログで「励まし」を書きたいと思っています
暇なときにお寄りください
ではでは…また…