いゃあ、入るのためらったのよ
入り口に汚い手書きの品書きが
ベタベタはってあるし…
お化け屋敷みたいだし…
でも、怖い物見たさで
店内に入ると…
老店主が客席に座って
ポツンとテレビを見てるのよ
本当に暇でつまらなそうに…
この時点で「間違えました」と
店を出れば良かったんだけど
いつもの「これからどうなる」衝動が働き
店に入ったのよね~
すると店主が「いらっしゃい」と笑顔で立上り
コップの水を持ってきたんだけど
そのコップに、店主の指紋がベッタリ…
「怖いよー」と心で叫んでしまった
「何しましょ」
「じゃあ…醤油ラーメン」
「はいー!」
見えない厨房で何やら作る音
店内にはテレビのどでかい音
「なんで環境問題でセクシーなんて言うのか!」
テレビの内容なんか入ってこない
ただ、不安と恐怖の時間
そして10分後(時間かかるね~)
出て来たのが写真のシロモノ
そしてフリカケがかかった白米
「ご飯、頼んでないけど…」
「いや、サービスです」
「食べられないのでいりません」
「そうですか?」と下げる
そして実食…まずはスープから
深みも何もない。ただ醤油を薄めただけ
ワカメはおそらくフエルわかめちゃん
麺は細い縮れ麺。それも茹ですぎ
少し食べて、嫌になる
水で口をゆすごうとしたが
コップの指紋を見て、やめた
「幾らですか?」
「はい、800円です」
これが800円!
僕は心の中で絶叫した
が…表向きは静かに500円玉と100円玉3枚置いて
静かに店を出た
何故か「ありがとうございます」の声はなし
口の中が気持ち悪い。凄い後味…
酷い体験…でも、こうしてブログのネタが出来た
結果オーライ…