西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開119日目

2017-02-01 22:39:52 | 石木ダム
今朝ゲート前に着いて真っ先にしたことは、昨日午後、業者が入って掘削した場所を確認することだった。

私たちが帰った後、支援者が少なくなってから県職員と業者は堰を渡って現場に入り工事をやったのだ。



さて、現場を見るが、どこをどう掘削したのか?よくわからない。 

ゲート内にトラックや機材を運び込んでフェンスで囲っている横辺りが土慣らしをした跡があり、そこを掘削し低い所に土を入れ均一にしたのだろう。

大げさに10人を越す作業員を入れてやった工事がこれだけなのだ。

フェンス越しに覗いていると、ゲート内に設置してある看板にガムテープが張り付けてあるのが見える。

よくよく見ると、張り付けたガムテープの上に薄っすらと数字がかかれてある。



本来、付替え道路の工期は1社が12月15日まで、あとの2社が1月31日までだったのだが、その日付のところにテープを張って書き換えているのだ。

昨日、マスコミの取材に対して所長が工期延長を発表していたから慌てて書いたのだろう。それにしてもお粗末だ。


さて、今日も9時30分に7人のダム事務所職員と3人の業者がやって来た。





いつものように「妨害行為をやめて下さい。工事車両が出這入り出来るように、妨害物を自主的に撤去してください。撤去されない場合は、こちらで撤去します。」と言う。



でも、私たちは工事を進めさせないために、ここに座り込み、ここに横断幕を張り、ここにプラカードを立てているのだ。

50年も前の計画を、目的を変えながら生き長らえさせ、13世帯53人の生活を奪おうとしているのに、黙って手をこまねいていることなど出来はしないのだ。



県職員たちは、今日も10分足らずで帰って行ったけれど、午後はゲート前を偵察に来ただけで作業員はやって来なかった。

さあ、明日はどうなるか? 私たちはとにかく止めることに集中するだけだ。