西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開103日目

2017-01-10 14:43:33 | 石木ダム
2週間ぶりの川原(こうばる)。



年末の12月28日は、「通行妨害」で訴えられたスラップ裁判の日で、佐世保で裁判があるので「もう、佐世保からこうばるまで出かけて来んちゃよかよ」との言葉に甘えてゲート前には行かなかったし、年明けの6日も「なあ~ん、地権者で頑張るけんよかよか」と言われて、今日10日が今年のゲート前初座り込みとなった。



今年のダム建設反対運動がどうなるのか、また、ゲート前がどうなっているのか気になっていた人が多かったとみえ、今日は支援者の数がいつもより多かった。


6日には、ダム事務所の所長以下7人の県職員と3人の業者がやってきて、上機嫌だったらしい。
今年こそ工事を進めるとでも思っていたのだろうか?


しかし、私たちは去年と変わらず、工事をさせないためにゲート前で座り込むだけだ。


午前9時25分、ダム事務所前の支援者から連絡が入る。

「業者がヘルメットを被って、出発の準備をしている」


さあ、私たちもネットや横断幕を用意して、県の来るのを待っていよう。




午前9時35分、M採石場そばに白い公用車が止まり、ダム事務所の職員が歩いてゲート前へやって来た。




今日は所長がいなくて、次長が先頭だ。



まあ、次長も所長と同じことを言っている。

「妨害行為をしないでほしい。横断幕や番線などを自主的に外してほしい。みなさん一緒にネットを持ったりすると意を通じたということになりますよ。」

建設係長と主任は今年もビデオ係らしい。



職員と業者は12.3分で帰って行ったが、フェンスをよく見ると、「注意」というラミネート張りした紙が取り付けてあった。



昨年12月20日に、私たちが申し立てていた「工事差し止め」の仮処分が却下されたことを受けて、このようなものを取り付けたのだろうが残念でした。私たちも却下を受けて、12月28日に抗告したのだ。

まだ、これから高裁で争われるのだ。 簡単にこんな注意書きを取り付けてもらっては困りますね~~ぇ。