まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

ワタナベナオミトレイン

2016-10-29 20:53:55 | 日記

西武鉄道では期間限定でハロウィン仕様の『ワタナベナオミトレイン』が走っている。
あの顔が列車の横面いっぱいに描かれている。
こいつがホームに入ってくると迫力がハンパない・・・

 


男と女

2016-10-22 22:48:16 | 映画

クロード・ルルーシュ監督の仏映画『男と女』が半世紀の時をえてデジタル・リマスター版でスクリーンに蘇った。
♪ダバダ、ダバダバダ…♪で始まるフランシス・レイ作曲の主題曲はあまりにも有名。
主演はアヌーク・エーメとピエール・バルー
この映画を初めて観たのは大学生の時。
スタントマンの夫を撮影中の事故で無くしたパリに住むアンヌ、カーレーサーのジャンもまた、妻を自殺で亡くしていた。それぞれ娘と息子を同じ寄宿舎に預けていた事から二人は出会い、惹かれあう。
モノクロとカラーを使い分け、一見ストーリーと関係なさそうな風景を丁寧に描いて行く。
ストーリーはシンプルだが、美しい映像と音楽を丁寧に紡いだような素敵な映画だ。

上映された恵比寿ガーデンシネマはサッポロの経営だという事もあり、売店でビールも豊富に揃えていて、持ち込みも可能だ。
ここでしか食べられないスイーツなどもあり、まさに大人の映画館といった感じ。
映画が終わって帰る時間は、恵比寿ガーデンプレイスが夕暮れ時だった。映画の余韻を楽しむにはもってこいの時間帯。

古い映画なのに、デジタル・リマスターされた画面はほんとうに美しい。
過去の名作をもっと多く上映して欲しいと思う。


江戸東京たてもの園

2016-10-15 23:33:09 | 写真

東京小金井公園内にある『江戸東京たてもの園』
30ほどの江戸時代や古い東京の建物を移築して集められている。
園内に立ち入るとタイムスリップしたような感覚になる。
宮崎駿の『千と千尋の神隠し』の参考となった建物もいくつかあるそうです。
古い建物を残すことはとても大切な事だと思う。

 


波平54歳

2016-10-08 20:03:03 | コラム

先日雑誌に『サザエさん』の視聴率が落ちたという記事が掲載されていた。
番組がスタートしたのは確か僕が小学校2年生のとき。ワカメちゃんの年齢が9歳で小学校3年生の設定なので、当初、僕はワカメちゃんより年下だったことになる。やがてカツオを追い抜き、24歳のサザエさんやマスオさんもあっという間に抜き去り、そして今やサザエさんやマスオさんは二回り以上年下である。
そして磯野波平の設定が54歳、先月ついに波平と同い年になった。
原作の漫画は古いので54歳と言うと、当時はあんなイメージだったのだろう。
波平はまだ、バリバリ仕事をしているし、釣りやゴルフを楽しみ、気は若いと思う。

僕と同い年の有名人で真っ先に思いつくのは藤井フミヤ。

てことは何か! 波平とフミヤは同い年なんだ!

衝撃的な真実である。

他に同い年の有名人は誰がいるのか調べてみた。
元ホークス監督の秋山幸二や三上博史、山本譲二や風見しんご、麻木久仁子、俵万智など。
海外ではトム・クルーズやジョディー・フォスター、デミ・ムーア。
年度は違うけど同い年なのが松田聖子や豊川悦司。年度は同じだけど、早生まれなのが藤谷美和子や沖田浩之などである。

因みに、僕と同じ9月11日の誕生日の有名人も調べてみた。
同い年ではないが、日本ハムで活躍するレアード選手や泉ピン子、そして秋篠宮紀子様が同じ誕生日である。


スケープゴーティング

2016-10-01 12:47:13 | 社会問題

『スケープゴーティング』の著者釘原直樹氏がラジオで著作について話していた。

AとBの二人がコイントスをしたとする。
両者が同じ面を出したら報酬がもらえ、不一致の場合は罰金を支払うというような状況があったとする。
Aが最初にコイントスをした結果が表。
次にBが裏を出したとすると、何と86パーセントの人がBに責任があると回答する。
Bが責を負うべきだとした割合は92パーセントにもなった。実際には統計学的に原因となる割合はAもBも同じであるにも関わらず調査の結果上記のようになったのである。つまり、2番目にコイントスをした人が外した場合、2番目にコイントスをした人が悪いと考えてしまう傾向がある。
リレーで最も速い選手をアンカーにするのもこのような現象と関係する。アンカーは結果に責任があると考えられやすい。考えてみれば、リレーはメンバーのタイムの合計で争われるため、結果の責任はメンバー全員にあるはずである。
このようなことから事件や事故が発生した場合、マスメディアで最初に非難攻撃のターゲットになった者よりも時間経過後にターゲットとして浮かび上がった者に対しての方が責任追及の程度は激しいものになると考えられる。
後に出てきた人の方が実際にはそうでなくても一連の流れの結果を変えることができるだろうと思われることを可変性知覚と呼ぶ。
いじめなども、最初にターゲットにされた者をかばい、後にターゲットにされた者の方がよりバイアスがかかる傾向がある。
非難攻撃のターゲットにされた者は最近の者の方がより記憶に残りスケープゴートにされやすいのである。

ヘイトスピーチ、それは本当は自分にコンプレックスをもっている人がヘイトスピーチを行うことによって優越感に変えたいという心理がある。それは錯覚であるにも関わらずである。ヘイトスピーチを無くすためには他のスケープゴートを見つけることが手っ取り早いがそれは基本的な問題解決にはならない。
人の心理にコンプレックスがある限りヘイトスピーチは無くならないのかもしれないが、錯覚であると自覚することによって減らすことは可能かもしれない。

スケープゴートに対して攻撃をする人は複数である。数が多ければ多いほど罪悪感から解放されてしまう。それだけ責任感が薄れてしまう。

それに関連して、面白い実験結果を紹介していた。
綱引きで個人の引っ張る力を測定すると8人ほどで1人の時の半分の力になってしまうそうである。