ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

Von ewiger Liebe Brigitte Fassbaender Irwin Gage ブラームス「永遠の愛」ファッスベンダー(Ms)

2012年05月08日 | 歌曲
Von ewiger Liebe Brigitte Fassbaender Irwin Gage


私の好きなメッツオ・ソプラノのひとり、ブリギッテ・ファッスベンダーが歌うブラームス「永遠の愛」。
この曲は、高校時代によく聴いた。ブラームス独特の説得力があり、高揚感が漂う。

歌詞は、夜道を帰りながら若い恋人たちが語りあう。

「もしもお前が恥に苦しみ もしも悲しむのなら
 もしもぼくのことで周りからあざけられて苦しむのなら
 この愛はあっという間に壊れるのだろう
 ぼくたちがかつて結ばれた時のようにすぐにでも
 雨に流され、風に飛ばされ
 ぼくたちがかつて結ばれた時のようにすぐにでも」

すると娘は言った、娘は言ったのだ
「私たちの愛は消え去ったりしないわ
 鋼は硬いし、鉄ももっとそうだけど
 私たちの愛はそれ以上に硬いのよ

 鉄や鋼は、鍛え直されるけれど
 私たちの愛は、誰が形を変えられるというの?
 鉄や鋼は、熔かされるけれど
 私たちの愛は永遠に変わらないのよ!」


少女が恋人を励ます強い言葉・・・。
どうしてこんなに力強く言えるのだろう。
どうして「鉄や鋼」が出てくるんだ。
ゴツゴツした言葉は少女の言葉ではない。
ドイツの強い女性なのか・・・。でも素晴らしい!! 

ブラームスの音楽の高揚感は素晴らしい。
ブラームスの曲は建築のようだ。

ところでファッスベンダー、もっとキュートな美人なんだけれど、この写真はひどい。
彼女を実際に聴いたことがあるが、声量豊かでその歌は清冽だった。

(問題の歌詞、少女のあまりにも力強い言葉~ドイツ語で)
Spricht das Mägdelein,Mägdelein spricht:
“Unsere Liebe sie trennet sich nicht!
Fest ist der Stahl und das Eisen gar sehr,
U nsere Liebe ist fester noch mehr.

Eisen und Stahl,man schmiedet sie um,
Unsere Liebe,wer wandelt sie um?
Eisen und Stahl,sie können zergehn,
Unsere Liebe muß ewig bestehn!”


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10 コメント

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ブラームス 「永遠の愛」 (iza1824)
2012-05-08 14:41:04
先ず最初に、昨日のベッラさんの、

> 「タイスの瞑想」もオペラなんですよ。
今は「民主党の迷走」ですが(爆笑)<

最高、大爆笑です。又、タイスの瞑想がオペラとは知りませんでした。

さて、この曲ドイツの恋歌なのですね? ベッラさんに初めて伝えますが、15歳頃に 日本の「少年雑誌」でドイツ、Freudenburg Siegen (今は、結婚して Dusserdorf 在)に住む同年の少女が (名前 Ingrid Schweitzer)が、日本のペンパルを探している記事を見て、つたない英語で手紙を送り、それ以来、約55年ずっと文通を続けています。email
だと味気ないので、手紙です。55年前は船便でしたから40日くらい掛かっていましたが、今は、1週間です。

去年3月11日の翌日、ドイツのテレビで、津波等を見て、横浜と福島がどれ位離れているかはよく分からないので、日本中がテレビでみる状態と思ったらしく電話をくれて、私の声を聞いた途端大声上げて泣いていました。旦那が出て来たので、「恋敵の日本人男」、生きてるよーって言いましたら、大笑いしていました。

25年くらい前、ドイツに仕事で行った時に一度だけ会いました。55年くらい文通か続くのも「大した物だ」と、お互い言っています。14-5歳の頃の写真と現実に会った時の顔を見た途端、大きな笑みを最初は交わしましたが、その直後、笑いが止まらない、息苦しい位の大笑いでした。私はアルコールは駄目ですが、晩ご飯を彼女の家でごちそうになりましたが、旦那のHeinが、少し酔っぱらって、もう一度ドイツと日本が組んで戦争したら絶対にどの国にも負けないぞーって、言ってました。

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Freudenburg Siegen ! (iza1824さまへ  ベッラ)
2012-05-08 21:10:49
Freudenburg Siegen って素敵な名前の街ですね。ドイツらしいですね。
55年も文通、それは素晴らしい!
ギネスブックものですよ。
ドイツと日本が組んで戦争?
あの~、イタリアは入れてもらえないのでしょうか。父は「あんなイタ公なんか入れたから間違った、お前もイタリアオペラでなくてドイツオペラに変えろ」って言っていました。

震災・津波で心配して電話なさったペンフレンドさま、大変ご心配なさったことでしょう。
「恋敵」だなんて、ユーモアたっぷりなお話、
国際交流そのものですね。

タイスの瞑想、ですが、昔、美人のタイスという女性があまりにも魅惑的で男性を惑わせるので、若いまじめな僧がタイスにキリスト教に帰依するように説きますが、いつのまにかそのまじめな僧もタイスの虜に。
今は敬虔なキリスト教徒となったタイスは嘆きます。・・・もう、勝手にせい!なんて(爆笑)

Ingrid Schweitzerってもしかしたらあの「原始林の聖者」のご子孫???
いいお名前ですね。
お手紙というのは素敵です。
いいお話をありがとうございます。



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Freudenberg Siegen (iza1824)
2012-05-09 10:54:29
ベッラさん Guten Morgen,

ドイツ語全然駄目ですが、これ位の単語は知っています。お父上に、ドイツオペラを勧められたとの事ですが、私は、母が(大正2年生まれ、6-7年前93歳で他界,そうだ、生きていれば今年100歳だ多分)女子医専出(今の、東京女子医大)で、私に医者に成って欲しかったようですが、学力、知力の関係でとても、とても。母の時代の医師はドイツ語だったようです。

さて、Freudenberg (burg は、typo でした、ゴメンナサイ)Siegen は、Google Earth で、以前調べましたが、所謂、Siegen郡 Freudenberg町って、いう
感じだと思います。

http://en.wikipedia.org/wiki/Freudenberg,_Westphalia

文通始めた2-3年後におふくろが浴衣を彼女に作ってくれてドイツに船便で送りました。嬉しかったらしく、 Freudenberg の家の近くでとった浴衣を着た写真を送って来ました。背景が、緑一杯の小高い丘に囲まれ、映画、Sound of Music を、連想するような所です。

独日の少女・少年が文通で芽生えた恋みたいなものでした。結婚しようと、その頃、話しました。それを、25年くらい前、初めて会った時に、彼女の旦那、Hein に、話し、お前は、私から、Ingridを、奪ったといって、大笑いしたのです。

Ingrid Schweitzer の、名前の由来は、ベッラさんの仰った「原始林の聖者」を、知りませんので, 話した事も有りません。15-6歳の頃から、Albert Schweitzer 博士の名前は知っておりましたので、ドイツ人には多い名前くらいの理解でした。「今」知ったのですが、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%BC

アルベルト・シュヴァイツァー(Albert Schweitzer, 1875年1月14日 - 1965年9月4日)は、ドイツ出身のアルザス人で、フランスの神学者・哲学者・医者・オルガニスト・音楽学者。

音楽学者でもあったのですね?

長々とゴメンナサイ、でも、楽しかったです。


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Er kam, sah und siegte (iza1824さまへ  ベッラ)
2012-05-09 12:06:49
Er kam, sah und siegte
彼は来た、見た、そして勝った!!
これはシーザーでしょうか。

Freudenberg Siegen ・・・これも私は血が騒ぎました! ジーゲンって「勝利」ではありませんか。
Freudenbergの勝利・・・中世にでもなにか戦いが!と思ったのです。

Freudenburg でもFreudenberg でも同じ意味です。偶然綴りを間違ったといっても、ザルツブルグとペテルブルグなど、通じますもの。
(何といいかげんなベッラの語学)

ワーグナーのオペラ「ワルキューレ」にジ―クムントという英雄が出てきます。
そしてその息子がジークフリート、ジ―クというのは英雄の意でもあります。

siegenという言葉にはその歴史がどうだったのか興味あったので書いたのです。

siegenの活用、私は勝った、君は勝った、彼は勝った・・・など。

私ってどうでもいいことでも、ふと気になるのです。日本の地名でも歴史を語るものがありますもの。

シュヴァイツアー博士のオルガンは彼が長く医師として活動する時間が続いたせいか、練習不足でテクニックが緩く、演奏もゆっくりですが、なぜか心をうちます。

あらえびす(音楽評論家です。それだけでは食べていけないので小説「銭形平次」を書いて、ベストセラーになり映画にもなって野村胡堂というペンネーム、同じ人です)の音楽評論では
「神ながらの声とも言うべきバッハの音楽が、粉黛を施され」ていた我慢ならぬ世紀末的な演奏を昔の姿に戻した、と絶賛でした。

あらえびすといい、ドナルド・キーンといい、音楽評論家として最高ですね。

iza1824さまがドイツの美少女と婚約したとしても、欧外のように、やはり日本女性とご結婚されたかも。(本の読みすぎか???)

本の読みすぎは昔のことです。今は介護のみ。
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Questions? (iza1824)
2012-05-09 16:31:10
ユーチューブ自動回転している内に、鮫島由美子さんの歌になり、右側の関連曲で彼女の『My Way」があり、彼女の歌うマイウェーは聴いた事が有りませんので、聞きました。良いですねー。リスナーのコメントで彼女は結婚してウイーンのお住まいとか。ユーチューブでは彼女の写真がアルバム風に映されておりましたが、男性と一緒の写真が2-3枚有りましたが、一緒の男性は、ご主人ですか? だとすれば、素敵なご夫婦です。

http://www.youtube.com/watch?v=uilJQtNwWbI&feature=related

その関連曲からまりから、もしかしたら、ご自身が歌っているのではないかと思われる(勝手に思った)曲に行き当たりました。(ジェラール・フィリップ)

Again, no answer needed cause it is only my thought one-sidedly.
返信する
ヘルムート・ドイチュ (iza1824さまへ  ベッラ)
2012-05-09 19:05:18
鮫島有美子さんのご主人でドイツ人です。
たしか有美子さんより11歳年下でしたが。
でも有美子さんのほうがずっと若く見えるでしょう?ストレートの長い黒髪、薄化粧、まさか1953年生まれとは思わないでしょう?
人柄も謙虚で控えめです。
ご主人のヘルムートさんは有名なピアニストで「伴奏の芸術」という本も出版していて、日本語訳は鮫島さんですが、今は売っていません。

彼女の歌はほとんど私のブログ「歌曲」のカテゴリーにあります。
実演で聴けば彼女は声が小さくて、地味です。
でも日本語の美しいこと、そして品があること、ご主人のヘルムートさんは音楽にかけては大変厳しいかたで、多くの教え子がいて教育者としても有名です。

マイウエイも2度アップしています。昨年末からです。鮫島さん、ご自分のこと歌っていらっしゃるようですね。美しいです。
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2nd questions (iza1824)
2012-05-10 11:15:48
ベッラさん、

鮫島さん1953年生まれ?、hard or impossibe to believe です。

私は、演歌は苦手ですが、例外が有ります、それは、美空ひばりさんの歌「悲しい酒」です。歌そのものより、美空さんの歌い方が上手だと思っています。

この曲を、グレン・ミラー・オーケストラの専属歌手で、後に、日本の歌手、千昌夫と結婚したジョーン・シェパード (Joan Shepherd)が、悲しい酒を、確か、ラジオで聞き、私にとっては、美空ひばりより上手に歌っていると思った事を記憶しています。

一度だけ聞いただけなので、もう一度聞きたいと思い、ユーチューブという便利なツールが出て来たので、5-6年検索していますが、見つかりません。

ベッラさん、ジョン・シェパードって、ご存知ですか?
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楽しくて明るいシェパードさん (iza1824さまへ  ベッラ)
2012-05-10 15:07:13
覚えていますよ、明るい女性で好感が持てました。なぜ離婚になったのか当人でないとわからないのですが、ちょっと残念でした。
歌は聴いたことがありません。
日本語で「岩手県」と言ってチャーミングな女性でしたね。
私は美空ひばりが嫌い、というと袋叩きにあうかも知れませんが大嫌いなんです。
理由は下品、それだけです。
演歌も好きではありませんが、美空ひばりを絶賛するマスコミも大嫌い、美空ひばりを嫌いというのがプレッシャーを感じるほどです。
生い立ちや私生活を言うのではなく、彼女の歌がイヤです。
すみません・・・悲しい酒、も川の流れのように、も嫌いです。
3テノ~レが来日した時、「川の~」を最後に歌うようにプログラムを組んでいましたが、パヴァロッティなんか口パク、「真面目に歌っていない」とファンは怒っていましたが、私はそれでよかったと思っています。
これは私の個人的な意見ですのでお気になさらないでください。
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Glad to know, 美空ひばり大嫌い (iza1824)
2012-05-10 15:40:06
実は、私も彼女の生い立ち、私生活を含めて大嫌いなのです。でも、思いも知れない人が彼女が好きだと云うケースも有るので、上記の様な聞き方に成ってしまいました。我が家も私の小さい頃から、テレビに彼女が出て来るとチャンネルを替えていました。

ジョーン・シェパードの悲しい酒を。もう一度聞きたかっただけです。
ユーチューブの検索にあまり長けていませんので、聞いてみた訳です。
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もちろん承知しております。 (iza1824さまへ  ベッラ)
2012-05-10 23:22:36
シェパードさんの歌は聴いたことがないのです。
十分におっしゃることわかっていますのでご安心下さい。
youtubeにはないのでは?
という気がしますが・・・。
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