ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

【クライン孝子女史】テロと茶番、欧州と日本どちらが怖い? 「森友学園」問題ばかりの国会を憂う

2017年03月24日 | 政治
  
【言いたい放談】テロと茶番、欧州と日本どちらが怖い?[桜H29/3/23]


イギリスのテロ、国会議事堂の近くで観光地でもあるところで起こったことについて。
そのような世界状況で日本の国会では「森友問題」ばかり。


クライン孝子女史は純粋な愛国心に満ちたお方です。
ドイツの慰安婦像ですが、まだ撤去されていないそうです。
ドイツの大使館・領事館と共闘してくださった、しかしまだ撤去に至っていないことを心配されています。
「あれしたこれした」とは言わず黙っていらっしゃるけれど、強く動いてくださっているのです。
ドイツで生活なさりながら心はいつも「日本」の事を案じていらっしゃいます。

                   

★ (ベッラの意見)私は安倍さんの支持者ではない。
安倍さんのグローバル経済や外国人労働者受け入れ、永住許可が取りやすくしたこと、小笠原の海や尖閣の海に対する無策、また進展しない拉致問題、海外への莫大なおカネのバラマキなど、到底支持などできない。

しかし今や待ったなしで日本に迫る脅威を、国民に知らせなければならない状況である。
「日本」への責任を考えて政府やマスコミは動くべき。

確かに遅いとは思うが、ここで日本を護ることがどうしても必要だ。
このままだったら「森友学園」の件はいくらでも長引くと思う。そこで喜ぶのはどこの国か?

私だって安倍政権の政策には不満がある。
しかし今大切なのは「日本の防衛」だ。
そして「拉致」の解決を目指す、「難民・移民」を厳しく取り締まる、外国人に有利なさまざまなことを見直し日本人の為の政策をとる。

もうひとつ、総理夫人のこと

安倍昭恵さんもそのことを理解していれば数々の「スタンドプレー」はしなかったであろう。
誠に残念だ。「総理夫人」のネームバリューだからこそ、「居酒屋UZU」も繁栄し宣伝になっている。
お酒の量もほどほどに。そして海外に「居酒屋UZU」の支店をつくるなんて絶対にやめてほしい。
世界の笑いものになる。

一個人の女性だったら世間は特別扱いはしない。そこを自覚すべきだ。
そうすれば「考えの浅い」行動も自己抑制できる。
今回のことがきっかけになって考えることができればいいのだけれど。

ただ、「政治」の世界って・・・自民党も含め、どうしてこうなんだろう。
「保守再編成」は「日本の為に」命をかける政治家でと願っている。

★★ 話は変わるが、司馬遼太郎のことを先日書いたが、彼は「鎖国などせず、欧州からのキリスト教を受け入れていれば太平洋戦争はなかった」と歴史作家永井路子さんに対談で言った。

なるほど・・・司馬遼太郎氏はフィリピンの国名の由来をご存知なかったのか、と思う。
ヴェルディの「ドン・カルロ」の中でスペイン皇帝のフィリッポ二世(フェリーぺ二世)がローマカトリックの意向で、いかにフランドルを侵略し苦しめたか、またアジアにも手を伸ばし自分の名を「フィリピン」と名付けたか・・・日本だってスペイン語の国名になったかもしれないのに。



ブログのティールーム



ヴェルディ「ドン・カルロ」の最高の名場面のひとつです。スペイン皇帝フィリッポ二世を諌めるロドリーゴ。

Restate (Don Carlo) ヴェルディ「ドン・カルロ」より  カラヤン指揮、カップッチッリ、フルラネット


ロドリーゴポーザ卿は皇帝フィリッポ二世に忠言する場面、もちろんロドリーゴを歌うのはカップッチッリです。ヴェルディを歌って右に出る者はいない崇高なバリトンです。


【ロドリーゴ】(フランドルを侵略する皇帝を諌めます)
それがあなた様がこの世にお与えになる平和なのですか?
このような恐ろしき贈り物は、深い恐怖をもたらすだけです!
司祭が死刑執行人となり、あらゆる軍人たちが盗賊となる!
民は呻き 静かに死んで行き
そして陛下の帝国は広大で恐ろしい砂漠となるのです

聞こえます 万人がフィリッポを呪う声が!
贖い主の神のように
この世をお造り変え下さい
崇高に飛翔してください 
他のどんな王よりも高く!
あなたによってこの世を喜ばせて下さい!
自由をお与えください!

【スペイン皇帝フィリッポ二世】(皇帝は辛い本心をはじめて明かします) おお 奇妙な夢想家よ!
だがそなたも考えを変えよう 
もし人の心をそなたが理解するならば
このフィリッポが知っているほどにな
今はこれ以上言うな!
何も聞かなかったことにするぞ この王は 恐れなくとも良い
だが大審問官には用心するのじゃ!


スペイン皇帝ですら、ローマカトリックの傀儡にすぎない・・・ヴェルディは見事に描いています。
この場面は本当に実力ある歌手でないと歌えないだろう。

作家トーマス・マンはこの場面を「皇帝が泣くんだよ。かわいそうな皇帝・・・」と涙を流したことを自作の作品に書いています。(高校時代に読んだ小説で題名は忘れてしまいました)


コメント (6)
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