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時事問題を中心にブログを書く日々です。
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【日いづる国より】Ⅱ、三宅博、国家観と国民保護の喪失は教育界の腐敗から~内容の濃い三宅・中山氏の対談。

2016年10月01日 | 政治

【日いづる国より】三宅博、国家観と国民保護の喪失は教育界の腐敗から[桜H28/9/30]


これはじっくり視聴しないともったいない、前回に引き続きお話の内容が素晴らしい。

走り書き、書きました。

拉致問題、最終的には「任に当たる方の覚悟があるかないか」が大きく左右する。
中山恭子氏が特命全権大使として1999年にウズベキスタンに行かれたこと、
あの時に見せられた行動と覚悟・決断を拉致事件の当事者の方がこの覚悟を持っていたらもっと違ってくる。

中山恭子氏は当時のことを「自分の管轄下で日本人が殺される」これを放置はできない。
「海外の日本人は大使館にしか頼れない」大使館は日本の国家であり被害があれば当然助けるのが当然。

三宅氏は多くの大使館の人は「ワインを飲んで談笑」して人間的関係を深めるのが自分たちの仕事であり、日本人を護るのは自分の仕事と考えていないのではないか。
中山氏は「海外で事件にあったらその国にすべてを任せる」というのが本国からの指示だった。
戦後の日本の国として独立国家の意志がない。

三宅氏と中山氏のこの対談は鋭く素晴らしい。
撃ち殺されるおそれもあった。もしそうなれば「どうしてあんな女があのようなところで命を落としたのか」といわれるだろう。

三宅氏はさらに追及、衝撃的である。
「自分の国の指令に背いてやらなければならない、こんなバカなことが・・・」
「国家の意思で拉致被害者が日本の土を踏んだ上は帰してはならない」と覚悟をしたが「国家」という言葉を遣ってはならないと非難された。

アメリカで韓国によって慰安婦像が建てられて、日本人子弟がいじめや暴力にあっている。大使館に助けを求めても伝わらない。
国民は大使館に助けを求めないとどこに求めるのか?

戦時中、軍人の中にも「自分たちの務めは国家の権益を護ることだ」と思い、「国民を護る」ということは考えなかったのでは?
満州に多くの在留邦人がいた、「武装解除」を命じられたが根本中将はそれに従わず、在留邦人を護る為にその命令に背いて彼らを護り無事帰国させた、という事実。

しかし満州では無傷の関東軍はすぐに命令通りに武装解除し、多くの在留日本人が殺された。
軍人が上官の命令に背き日本人を護ったことは、中山恭子氏が日本人人質を護ったことと通じる。

本来は教育でそうした常識を教えなければならない、しかしその教科書が本来の目的からかけ離れて贈収賄が行われたこと。
文科省は何を考えているのか・・・教科書採択の贈収賄が長年に渡って行われてきた。文科省は厳しい姿勢をとろうとしない。
公務員が贈収賄をして罪に問われない不思議さ、検察はそれを難癖をつけて受理をしようとしない。
背後に相当大がかりな構図があり、それを恐れていると思われる。

昨年に教科書問題が発覚して、会合で馳文科大臣がご挨拶をしている。
冒頭は建前を言っているが「適切に対応していきたい」と言いながら「本音を言えば彼らの営業活動も裏支えというかしっかり支えてあげなくてはならないと思う」
そして「今まで暗黙の状態でやってきたのはこれからはダメですよ」と言っている。
闇の深さが表れている。

この資料が三宅氏の手に入ったこと、
文科省の中でこれに対して義憤を感じている人がいるのか、要求した資料にまぎれてそれがあったことが不思議。
義家議員とやりとりもやってきて、「ここで根絶しなければならない」としているので期待。

文科省の担当官は「公務員の倫理規定に関すること」、というがこれは単なる倫理規定の問題ではない。
教科書の選定委委員だけでなく、教育委員・教育長も入っている。

★ 三宅氏の話によると・・・

両者の大きな違いは「公務員倫理規程違反」で処分されるのは金品や饗応を受けた教員側だけが罰せられるのである。
一方贈収賄事件の場合は当然贈賄側の教科書会社も取り調べられ、犯罪の構成要件が把握された場合、教科書会社そのものが罰せられるのである。
ひょっとして文科省は教科書会社が取り調べられた時に供応接待を受けた教員のみならず文科省の一部の職員もこの事件に関わっていたことがばれるのを恐れているのではなかろうか。
合理的に考えて教科書の贈収賄汚職は長期間にわたって尚且つその規模が巨大であることを考え合わすとこの構造汚職の中で文科省も一定の役割を担っていたとしか思えない。
だからこそ文科省はそれを恐れて「公務員倫理規程違反」に矮小化し、自分たちにその類が及ばないように防戦しているのではないだろうかとうかがわれる。
今こそこういった癒着構造にメスを入れなくてはならないと思う。
 (以上三宅氏)

★・・・もしかしたら文科省もかかわっているのかも知れない、彼らは教科書会社を護っているのではなく自分たちを護っているのでは?
三宅氏は鋭い見方をされている。


中山氏は「『学び舎』の教科書について」話を出される。本来の日本の歴史と全く違う観点で書かれている。
三宅氏「これは共産党系の教科書と言っていい。呼応してやっているとしか思えない。
しかも教科書の検定を通っている、検定制度、共同採択も無責任、
4年間で400億円の儲けがある教科書会社もある。
4年間その教科書を遣うことで教育の弊害がある。
南京・慰安婦問題など。教科書採択の責任はどこにあるか?  (以上)


★ 寄せられたコメント、転載しておきます。(これは今の時点です。増える度に書いていきます。)

・ 三宅先生!よくぞ根本博の事に触れて戴き感謝!確かに在留邦人(約2万人?とウッスラ記憶)全員が無事に帰国された。阿呆な参謀ばかりの関東軍将軍どもとえらい違いだ。北方担当の樋口季一郎将軍も武装解除した後でも卑怯なソ連軍に打撃を与えソ連軍を引き留め、結果的には北海道北半分が占領されず、北海道はドイツや朝鮮半島のようにならず、日本領土であり続けた。関東軍兵隊、満州居留民の実話を読むと確かに関東軍高級幹部とその家族は8月9日の列車で大量に朝鮮まで逃げてる。居留民には全く連絡をせずに置き去りにしてだ。一部居留民は駅まで行きその列車に乗せて欲しいと言ったが、軍人、軍人家族が優先と拒絶された。平和記念財団発行の書物(全国の全ての公立図書館にある)に沢山の実話が記載されてる。関東軍の言いぐさは隠密性が重要なので知らせなかったとのこと。馬鹿にするな。帝国陸軍、海軍にも立派な高級幹部もいたが、瀬島のような腐った幹部もいた事は事実だ。現在でも国会議員、官僚の姿と同じ。腐った人間がどの国、組織、団体にもいる。そいつらを国民が駆除していく事が国家、国民の繁栄と安寧に重要なのである。消去するわけにもいかない時代であるから声を大きく挙げていく事が重要。

・三宅先生を国会議員に出来なかった日本国民は1兆円の損失。レンホー、辻本、福島瑞穂、白、福山議員などの阿呆どもで国富の15兆円マイナス。

・日本の闇は深い。暴力革命を否定していない政党の存在を許している先進国は、日本だけなのでは?

【追加コメント】
・教科書採択に絡む贈収賄が刑法犯罪ではなく公務員倫理規程違反で済むこと?! 文科省の対応にも驚くが、告発を受けた東京地検、大阪地検までグルで?受理を渋るとは深刻ですね。教員、教委も文科省も長年の犯罪慣行をやめる気はサラサラなく、おまけに検察で握り潰されては司法にも持ち込めない。
国民教育がこんな国家ぐるみの犯罪で捻じ曲げらてきたとは恐しい。共産党系の学び舎が新規参入できるのもそういうわけか。

文科省は次回4年後にはきちっと対処するということは、今回バレた犯罪は放置するということ?  一年400億円の4年分で1600億円市場。長年みなでチュパチュパ吸い続けてきた甘い汁をそう簡単に手放せるかって、子供たちの教育はそっちのけか!

2月の全国都道府県教育委員会連合会の「27年度第2回総会」で、27年に発覚した贈収賄事件に関して、馳文科大臣は挨拶の中で、今後も贈収賄を継続する必要があるが、でもバレないやり方に変えようね、と言ってるわけ!

馳文科大臣の言葉を特記しておこう:
(贈収賄はいけませんよと建前を言った後)「本音を言えば、彼ら(教科書出版会社)の営業活動もわれわれはある部分、裏支えといいますか、しっかり支えてあげる必要があると思っておりますので、その上で今までの暗黙の了解でやってきたようなやり方では絶対だめですよと。…」
〔典拠:文科省の中で義憤を感じた人が三宅さんへの送付資料の中に紛れ込ませてくれたと思われる文書〕

三宅さん、義家さん、期待してますからね、頑張って!



★ 今、京都のホテルでこれを書いています。書き終えたら帰ります。
ところで昨日、ある会合で「あの辻元清美に稲田防衛大臣が泣かされた。なんであんな辻元などに泣かされるのか!
三宅を呼べ、三宅に代われ!!」と激しく言う複数の人たちがいた。自民党にいるご年配の方々である。
「8日に三宅先生が京都で講演会を開くので参加してください」とご紹介した。

三宅先生、常に勉強されていて謙虚だ。
「ダジャレ」しか言えない老舗ホシュ政治家とは大変な違いだ。

★ 三宅博先生の講演会
平成28年 10月8日(土) 午後2時~キャンパスプラザ京都第一会議室
<参加者を交えての> トークセッション>
今、領海侵犯を続ける無法国家“中国”に、どの様に対処すればよいのか?

日 時 : 平成28年10月8日(土) 午後2時~
第1部(14:10 ~ 15:00) … 対  
第2部(15:10 ~ 16:30) … フリートーク 

講 師 : 三宅 博前衆議院議員)・谷田川 惣先生(評論家…本会役員)
会 場  キャンパスプラザ京都 第1会議室 (JR京都駅 ビックカメラ前)
JR各線、京都市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線の「京都駅」下車徒歩5分
会場費 : 1,000円(定員63名)
  ※会場内での録画、録音、写真撮影、携帯電話のご使用は固くお断りいたします。




ブログのティールーム



ヴェルディ「アッティラ」~エツイオ、<最後のローマ人~私の運命は定まった>
バリトンは20世紀最高峰のバリトン、カップッチッリ。ミラノスカラ実況 (イタリア語歌唱)

"Dagli immortali vertici...E' gettata la mia sorte" - PIERO CAPPUCCILLI - Milano 1975


ヴェルディのオペラ、特にエツイオを歌って声・品格ともにカップッチッリ以外には考えられない。
コメント (4)
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