パパの脳震盪（のうしんとう） ～こども～

パパが“き（３ｍの木）”からおちて、“のうしんとう（脳震盪）”をおこした。
パパは、ず～っとねてたり…やすんでた。
おにい　「おとうさん、ねてるから…しずかにしろ！」
ぼく　　「え～、つまんな～い！」
おねえ　「…」
ママ　　「ん？　なにやってるの？」
おねえ　「…」

おねえちゃんは、なにやら…やっている。
おねえ　「え？　わたし？」

ママ　　「なんじゃ、そのメガネ…」
おねえ　「トイレットペーパーの“しん（芯）”で、つくったの！」
ママ　　「すごいね…」
おねえ　「オモチャ、キレイにいれてるトコ…」
おにい　「オレも、メガネもってる！」
おねえ　「え～、うちら、“きょうだい”じゃ～ん！」
ママ　　「いやいや、“きょうだい”だし…」
おにい　「ほら！」
おねえ　「おんなじ～！」

ママ　　「…にてる。」
おねえ　「うちら、“メガネきょうだい”だね～！」
ぼく　　「いいな～！　ずるい！！」

“きょうだいゲンカ”がはじまった…
けっきょく、うるさい…
いつもどおり…

パパの脳震盪（のうしんとう） ～1週間～

パパが“き（３ｍの木）”からおちて、“のうしんとう（脳震盪）”をおこした。
“いまのコト”が、あまり…わからない。
パパが“ひとり”だと、あぶないので…
ママはパパと“いっしょ”に、すごしてた。
ママは“パパゆうせん（優先）”にしたので…
いろんなコトを、“キャンセル”した。
“キャンセル”するために、いろんなヒトに“メール”した。
“きょうかい（教会）”の“かんしゃさい（感謝祭）”とかもあったので…
“ベビーシッター”のコトとか、“ちょうせい（調整）”してた。
そのコトで、“Ｒえちゃん”にも“メール”したけど…
“へんじ”がこない。
“へんじ”のかわりに“ピンポン”がきた。
Ｒえ　「コレ、よかったら…」
ママ　「え～、ありがと～！」
Ｒえ　「だいじょうぶ？」
ママ　「だいぶん、うごけるよ～」
パパ　「あ～、どうも～」
Ｒえ　「だいじょうぶですか～？」
パパ　「だいぶね、ハハハ…」
“Ｒえちゃん”は“パン”をやいて…とどけてくれた。

“メール”のかわりに、“パン”といっしょにきてくれた。

“あい（愛）”って…こういうコト…
“あい（愛）”って…“め（目）”にみえない…
“あい（愛）”って…すごい…