ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

306、フォートリー

2009年01月20日 | Weblog
マンハッタンからジョージ・ワシントン・ブリッジを渡ったニュージャージー州にフォートリーという町があります。
マンハッタンまで程近く通勤に便利で、治安も比較的良いので日本人駐在員の家族が多く住んでいます。
ウエストチェスター郡と並び「日本人街」を形成し、日本食レストラン、日系スーパー、本屋などの日本人向け店舗や施設が多く、日本人学校もあります。
北のウエストチェスター、西のフォートリーがニューヨークの「2大日本人街」と言えます。
東のロングアイランドにも日本人が多く住んでいますが、広範囲に分散しています。
1988年にフォートリーのすぐ南、エッジウォーターに大型スーパーの「ヤオハン(現在はミツワマーケットプレイス)」がオープンしたときは連日大賑わいでした。
私がトレードセンターで働いていたときの同僚で、日本人駐在員の一人は、ハドソン川とその対岸にあるマンハッタンが見えるマンション(アメリカ式に言うとコンドミニアム)に住んでいました。
歌手のホイットニー・ヒューストンが同じマンションに住んでいると言って自慢していました。
マンハッタンへの通勤は車やバスが中心で、ジョージ・ワシントン・ブリッジを渡って通います。
フォートリーは19世紀から20世紀初めの映画創生期には映画産業の中心でした。
エジソンが映画を開発し、世界で初めてスタジオを設立したのがフォートリーのすく西に位置するオレンジ郡でした。
その後、フォートリーを中心に映画スタジオが次々と建設されていきました。
1910年代以降映画スタジオは、雨が少なく温暖な気候のカリフォルニア州、ハリウッドに拠点を移していき現在に至っています。
*写真はニュージャージーからハドソン川と、その向こうのマンハッタンを写したものです。
ここから見る太陽は摩天楼の間から昇り、朝日を受けキラキラ輝くハドソン川は幻想的です。
ちょうどUSエアウェイズが胴体着水した辺りで、飛行機は左から右に向けて着水しました。

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