ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

139、マス・トランジット

2008年05月25日 | Weblog
22日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場で前日に続き1バレル=135ドル台を付けて史上最高値を更新しました。
1年前は65ドルで、初の100ドル台を付けたのが今年1月2日でした。
1年で2倍以上に跳ね上がり、年内に150ドルを突破するとの観測が強まっています。
こうなるとガソリン価格もうなぎ上りです。
125、ガソリン価格」でも書きましたが、アメリカは車社会で安いガソリンを惜しげもなく使って大型車でハイウエイをぶっ飛ばすのがあたりまえでした。
しかし、ガソリン価格の高騰で燃費の良い日本車が売れるようになり、大型車中心のアメリカのメーカーは苦戦しています。
それでもガソリン価格は市民の対応を超えていて、最近はMass Transit Systems(公共交通機関)を利用する人が増えているようです。
マス・トランジットには電車、地下鉄、バス、などがあります。
朝の通勤時間には橋やトンネルはマンハッタンに向かう車で溢れます。

ニューヨークというと地下鉄が有名ですが、バス路線も充実していてニューヨーク市を網の目のように走っています。
本数も多く地下鉄が通っていない場所にもバスで行くことができます。
私の家は地下鉄7ラインの終点“フラッシング”からバスで15分くらいで、よく利用しました。
バス網はニューヨークだけではなくアメリカ全土をカバーしていて、シアトルの田舎に引っ越した友人をバスで訪ねたことがあります。

マス・トランジットの利用が促進されれば、交通の円滑化・渋滞解消につながり車が出す排気ガスが減少して大気汚染が改善されます。
マス・トランジットは大量輸送という意味があり、荷物も鉄道を利用すれば、トラックでの輸送に比べ二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に削減できます。
マス・トランジットの活用により、「渋滞解消による効果」と「二酸化炭素の排出量の削減」という相乗効果が得られ、地球温暖化防止にも効果があります。
近年ヨーロッパをはじめ世界各地で関心が高まり、エネルギーの効率化を図る動きが広がっています。

写真はクイーンズとブルックリンのバス・マップです。
中は細かすぎるので表紙を載せます。
マンハッタン、ブロンクス、スタッテン・アイランドのバス・マップもあり無料でもらえました。

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