ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1121、再生不可能、But

2011年04月11日 | Weblog
あの日(3月11日)から1か月たちましたが、被害の全容は未だ明らかになっていません。
岩手県、宮城県、福島県などの東北地方の太平洋岸地域は津波によって壊滅的な被害を受けました。
これまでに死亡が確認された人は、東北と関東を中心に、1万3013人に上り、警察に届け出があった行方不明者を合わせると2万7621人となっています。
避難所生活を余儀なくされている人は未だに15万人を超えています。

上の写真左は津波に襲われる前、右は津波に襲われた後です。(Googleより)
海辺の美しい住宅街とその奥に広がる緑の畑は整然としていました。
画像を見ると再生不可能に見えます。
But(しかし)、日本人の団結心、忍耐力、不屈の精神は必ずや再生させ、美しい街並が再び見られる日が来るでしょう。
1101、世界が驚嘆」を参照

家、工場、港は流され、畑も津波に襲われました。
仮設住宅の建設は始まったばかりで、まだまだです。
津波で浸水した被災地は利用できる用地が少なくなかなか進みません。
工場や港の整備もまだ手づかずの状態です。
畑の再生も困難です。
畑は、がれきの山です。
しかしこれ等は重機を使って取り除くことができます。
より深刻なのは海水に浸かったことです。
家庭菜園で生ごみを堆肥として使う人もいますが、注意しなければならないのは塩分を取り除くことです。
海水に浸かった畑は高濃度の塩分が残り、野菜の生育には大敵です。
しかし、農家の人たちはこれらの問題を解決し、必ずや以前の緑豊かな畑を再生するでしょう。

厳しい状況の中、福島県いわき市で、津波にさらされた海岸沿いの桜が咲き、地元の人たちは復興に向けた“希望の桜”として見守っています。
周辺には津波の被害を受けた住宅などのがれきが残り、桜の木も津波にさらされましたが9日、6輪の花が咲いているのが確認されました。
もうすぐ満開になるでしょう。

写真はNHKニュースより。

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