ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1062、建国記念日

2011年02月12日 | Weblog
昨日11日は建国記念日でした。
国の始まりにはいろんな形があり、各国には神話、独立、革命などに基づいて建国の記念日が定められています。
日本は神武天皇が即位した紀元前660年1月1日(旧暦)を祝って明治6年に「紀元節」と定め、2月11日が建国記念日に制定されたそうです。
紀元前660年といえば弥生時代初期で、邪馬台国の女王卑弥呼が現れるずーっと前で、まさに神話の世界です。

1060、National Anthem」でアメリカ人は国歌や国旗を大事にし、独立記念日は国旗が町中に溢れる、と書きました。
「345、JAL(5Ave&52St)」を参照

昨日の建国記念日に町に出ましたが、日本の国旗を全く見ませんでした。
近所でも国旗を飾る家はありません。
日の丸を立てようものなら、右翼と間違われてしまいます。
戦時中、国威高揚に使われ戦争のイメージが付きまとっています。
戦後65年たちますが、いまだにその呪縛から逃れられずにいます。

世界中にいろんな国旗があります。
私は右翼ではありませんが、デザイン的に見て日の丸は素晴らしいと思います。
四角の中に赤い丸。
これなら幼稚園の子供でも書けます。
アメリカの星条旗は美しいデザインと言われていますが、星を50個、赤い線を7本も書かなければならないので、幼稚園の子供ではとても書けません。
大人でも容易ではありません。
(50の星は50州を表し、赤い帯が7本、その間に白い帯が6本あり、計13本は独立当時の13州を表しています。)
三色旗を国旗としている国も多く、赤、白、黄、青、緑、黒、・・・。
横に三色、縦に三色、組み合わせは様々です。
どれがどこの国のものか見分けるのは大変です。
日の丸は一目で日本の国旗と分かります。
昔、その美しさを認めたある国から日の丸を譲ってほしい、と依頼があったと聞いたことがあります。
私が愛読した作家、司馬遼太郎氏の本にも書かれていたような気がします?
最近はスポーツの国際大会で日本を応援する際、見るようになりました。
シンプルで美しい日の丸が、いつの日か日本人に愛される日が来ることと思います。

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