ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1123、我家も復旧へ

2011年04月13日 | Weblog
1090、国内史上最大M8.8」で、家に帰ると家の壁にもヒビが入っていて、棚の本などが落ちていました、と書きましたが被害は想像以上でした。
蔵の瓦は落ち、墓石は傾き、母屋の壁にはヒビが入っていました。
100年以上前に建てた蔵は、屋根に土が30cmくらい乗せられ、その上に瓦が敷き詰められていたので、かなりの重量がありました。
壁も30cm位の土壁で、まさに土蔵と言う感じです。


壁も屋根も耐火性のために厚い土で固めてある、と職人さんが行っていました。
屋根の土を全部取り除き屋根を軽くするための工事を始めましたが、蔵の屋根はその道の専門家でないとできないということです。
瓦も今の瓦とは違うので、特注になり費用も高くなるので全部替えることにしました。
数日前に大型クレーンが入って工事が始まりましたが、門に架かった松が邪魔だったので枝を何本か切りました。

金をかけて治しても、中はガラクタばかりでお宝は何もありません。
土でできた頑丈な扉と木の扉が二重にあり、これが2か所ありますが、何回も泥棒に入られています。
時代劇に出てくるような錠前が架かっていますが、プロは簡単に開けてしまうようです。
何回か骨董屋のような人が蔵の中を見せてくれと言って来たそうですが、これも泥棒さんの下見?


母の嫁入り道具は嫁いですぐに、全部持っていかれました。(60年以上前)
私が子供のころは本物の刀があり、ときどき蔵に入って鞘を抜いてドキドキしながら見ていました。
これも今はありません。
30年ほど前警察から「お宅の蔵の刀を預かっている。」という電話がありました。
泥棒が捕まって刀が出てきたそうです。
警察から電話があるまで父も母も全く気づかなかったそうです。(私はニューヨークにいた。)
この刀は無届けだったので没収されてしまいました。
子供のころ悪さをして閉じ込められたのも暗い蔵の中でした。

私の住む市では屋根が被害を受けた家は3万円の見舞金が出るというので電話したら、住んでいる家の屋根はでるが物置や蔵は対象外だ、と言われました。
隣の家(上の写真中央、シートで養生してある)はでるそうです。

墓の修理を頼みに石屋に行ったら大忙しで、秋まで待ってくれと言われました。
お寺の灯篭が倒れたり、墓石が倒れたりと、あちこちで被害があったようです。

群馬県も屋根の被害を受けた家が多く瓦屋さんも忙しくて、なかなか修理が始まりませんでした。
作業状況は順次報告します。

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