ニューヨークの想い出

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963、米中間選挙

2010年11月05日 | Weblog
オバマ米大統領は3日、与党民主党が歴史的大敗を喫した2日の中間選挙を受けてホワイトハウスで記者会見しました。
政権が進めた景気対策や雇用回復策を「国民が実感できないでいる、責任は大統領である私にある」と述べ、高失業率や財政赤字の拡大に対する米国民の不満が敗因であることを認めました。
2年前の大統領選で「チェンジ」をスローガンに掲げ、熱狂的な支持を受けたオバマ大統領ですが期待した変化は見られませんでした。
無党派層のオバマ大統領への支持率は40%まで落ち込み「オバマ離れ」が顕著にみられました。
上院は辛うじて民主党が過半数を維持しましたが大幅に議席を減らしています。
下院は共和党が多数派を占め、議会の「ねじれ」現象が起こり、議会運営が難しくなりました。
医療保険制度や温室効果ガスの大幅削減を盛り込んだ温暖化対策法案など、大統領が推進する政策課題の実現は困難になり、共和党との妥協が必要になってきます。
今後中道寄りに軌道修正することが予想され、選挙の大勢が判明した2日深夜、上下両院の共和党指導者に電話で協力を要請しています。

2012年の再選に向けて待ったなしの戦いが始まります。
中間選挙で敗北しても、2年後に再選を果たした大統領は多くいます。
レーガン大統領は82年の中間選挙で大敗しましたが2年後に再選されています。
クリントン大統領も94年に共和党が下院を制しましたが再選を果たしています。
一方、ジミー・カーター大統領は就任直後は66%と高い支持率でしたが、経済政策の失敗などで再選はなりませんでした。
オバマ大統領が2年後に再選を果たすには、やはり景気回復が最大の課題になるでしょう。
684、支持率急落中」を参照

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