3195、フィデル・カストロ氏死去

1959年のキューバ革命を率い、引退後も国内外に強い影響力を保持していたフィデル・カストロ前国家評議会議長が死去しました。（90歳）
弟のラウル・カストロ議長が国営メディアを通じ、「キューバ革命の最高司令官が今夜（25日夜）午後10時29分、死去した」と発表しました。
アルゼンチン人革命家チェ・ゲバラらとゲリラ闘争を続け、59年にバティスタ独裁政権を打倒してキューバ革命を成功させました。
61年に米国と断交し、ソ連に接近して社会主義路線を進め、62年にはソ連がキューバに核ミサイルを持ち込むキューバ危機を招いています。
キューバは長年反米路線をとってきましたが、昨年54年ぶりに国交を回復しました。
両国の国交を回復するのを見届けるようにして逝きました。

フィデル・カストロ氏（左）と弟のラウル・カストロ議長