ニューヨークの想い出

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1128、初先発、初勝利

2011年04月18日 | Weblog
北海道日本ハムの斎藤佑樹選手が17日、昨年の日本一千葉ロッテ戦でプロ初先発(初登板)し、初勝利を挙げました。
初回、先頭打者を三振に切って取りましたが次打者のセカンドゴロを2塁手のエラーで出し、3番井口資仁選手に先制2ランを浴びて、いきなり2点取られます。
普通の新人ならガタガタと崩れるところです。
5回にも井口に2点タイムリーを許し5回を投げて4失点、普通なら負けパターンですが、勝ってしまうのが斉藤です。
5回92球、失点4、被安打6、奪三振2、無四球。
試合は8対4で北海道日本ハムが勝利しました。
勝利インタビューで、「野球を始めたころからの夢がお立ち台に立つことだったので、夢がかなえられたことをうれしく思います」と語っています。
これで先発ローテーションの座を自ら勝ち取りました。
15日に初登板した巨人のドラフト1位の澤村拓一選手は、7回途中まで2点に抑える好投をみせながら勝てませんでした。
西部の1位指名、大石達也選手は肩の違和感を訴え登録抹消されました。
斉藤はオープン戦では適当に打たれ、プロで通用するか心配されましたが、勝つ術を知っているようです。
斉藤より速い球、キレのある変化球を投げる選手はいくらでもいます。
でも勝てません。
斉藤の球は打てそうで打てない。
対戦したロッテの打者がいろんなコメントをしていますが、金泰均選手の「制球力も変化球も良かったが、これという特徴は見当たらない。いい投手だが、自分でも打てない原因が分からない」というのが本音で、対戦した打者が首をひねっています。

「何かを持っていると言われるが、それは仲間です。」など、斉藤語録ともいうべき発言が多くありますが、私が1番感心したのはオープン戦で初登板したときのコメント「特に緊張することもなく投げられた」です。
多くの選手は緊張して本来の投球ができません。
練習ではものすごい球を投げるのに本番で勝てない「ブルペン・エース」。
稽古場ではめっぽう強いが本場所では勝てない「稽古場大関」など。
斉藤のすごさは大舞台になればなるほど力を発揮することです。
1064、実戦デビュー」を参照

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