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コロナ共存の広告表現の近未来観

教育の市場経済原理主義(3)

2014-12-03 20:05:08 | 学問のススメの涙






文部科学省の有識者会議で提案されたL型大学とG型大学というキーワード。
日本はグローバルに戦うごく一部の人材と、地域密着型の仕事に従事する多数の人材に二極分化しているとのことです。圧倒的に多数を占める、地域密着型の労働者の生産性を上げなければ、日本経済全体の底上げは難しいとして、一部の大学を除き、カリキュラムを職業訓練的なものに切り替えるべきだと主張したのです。今の大学を、グローバル人材を育てる「G(グローバル)型大学」と、職業訓練校的な教育をほどこす「L(ローカル)型大学」とに分けて、教育しようというわけです。こういった発想にも市場主義が見え隠れしております。
置き換えれば富(一部のエリート)であり、貧困(大多数のサラリーマン 所謂庶民)です。
こんなに多くの大学を認可した事で、一部の学生以外は、何処でもよければ入学出来るのです。
そして今は少子化により、学生数が激減しております。市場主義を唱えたミルトン・フリードマンがいた新自由主義の総本山シカゴ大学で経済学部教授としてフリードマン理論に反対する「新古典経済理論」を研究し教鞭をとられていた宇沢弘文先生の「社会的共通資本」が今後教育 医療、にも欠くことの出来ない考え方になると思います。
良い幼稚園に入り、良い中学、高校、そして最高学府の東大を出て、一流企業に入り、多くの金を稼ぐ。ここに欠けている事は「心」です。どんなに優秀でも日本人としての教育の核であった「道徳」を無くした事で今の様な為体を招いたと言っても過言ではありません。教育に「市場主義」を持ち込んだら駄目なのですが、、、。


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