AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

可視化の意義(8)

2016-01-28 21:03:16 | インタラクティブのattractive(魅惑)












以前ZeeBoxと言われていた頃、NHKでスーパーボールをライブ中継する際にこのZeeBoxを使っていたことを思い出しました。スーパーボールは1回オンエアーするその媒体費は凡そ5億です。
ここでオンエアーされるCMは名門紙 NewYorkTimes,Wallstreet Journal Financial Timesも取り上げる一大行事でもあります。ZeeBoxはリアルタイムにCMのクオリティをSNSと結びました。何時も論じられますのは、テレビの同時性 「リアルタイムに観ているのか?」と録画率「 自分の時間軸で観ているのか?」

再度「TV Live Meta Module」の仕組みを考えてみますと、テレビ番組やCMの放送内容をリアルタイムで認識。字幕情報から取得して特定キーワードを抽出したり、CM画像から広告主や商材を特定したり、データを自動で抽出し、即時に外部事業者に提供する。これにより、連動情報を放送局が事前に準備していなくても、SNS事業者、広告配信事業者などが、テレビ内容に即応したコンテンツを配信できる。




 提供は、APIで行い、CMの放送時に同一広告主の動画、クーポン、Eコマースサイトリンクなどを表示する「シンクロCMモジュール」、テレビ番組内で取り上げられた場所、人物、モノなどのキーワードを自動認識して関連情報をリアルタイム表示する「テレビライブワードモジュール」、特定のキーワードに反応する広告をあらかじめ制作しておき番組に採り上げられたときに表示する「テレビライブワード連動広告モジュール」の3つを提供する。

「TV Live Meta Module」の検証を考えますに「Beamly」の事も詳細に渡り分析した上で開発したものと理解できます。各キーワードを抽出し表示する訳ですから、視聴者にとっては便利な作りであり、広告表示に関してもその番組やCMに対して「親和性」もあると思われます。
電通4代目吉田社長は日本テレビ開局の際「もう直ぐお茶の間で世界のテレビ番組を観れる時代が来ます。」とおっしゃっておりました。4K8Kと高画質を求める事も必要ですが、こういうシステムを是非海外でも展開して貰いたいものです。テレビ開発の「イ」の文字同様に是非世界市場を睨んだ開発をして欲しいものです。


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