AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

クラウドソーシングの善意(2)

2016-12-08 19:53:59 | メディアの一向一揆




映画評論などできない立場ですが、「この上質の感覚はなんだろう?」




浮かんだのは、世界の監督が選ぶベスト1「東京物語」小津安二郎の日本の家族の象徴です。
巨匠小津監督は、終わりのエンドロールが流れても、スクリーンの中で描かれた家族達の日々は営まれている。」この感覚と今は亡き名優高倉健さんが何時も持ち歩いていた「山本周五郎が描いた男達」の中「樫の木は残った」の「火を放たれたら手で揉み消そう、石を投げられたら軀で受けよう、斬られたら傷の手当てをするだけ。ーどんな場合にもかれらの挑戦に応じてはならない、ある限りの力で耐え忍び、耐えぬくのだー
にも繋がる日本人の持つ遺伝子なんだと思います。




映像的に、若かりし頃 カナダ映画庁でお会いした、カナダの巨匠ノーマン・マクラレン氏の
技法など技巧的にも優れたものですし、終戦の玉音放送も実際の昭和天皇から敢えて変えております。この世界感を現実に戻したくなかったのかもしれません。そのくらい丁寧にこのスクリーンの中のすずさんを囲む登場人物を描いています。英国の歴史学者 EHカーの「歴史とは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります。」この言葉が頭をよぎります。
世界のレイシズムから極右政党の台頭と世界は確実にファシズムに向かっていることは確かです。
だからこそ、子供達の教育は必然です。ドイツの若者のナチス親衛隊を作ってはなりません。
ニュースで福島から新潟に移り住み「菌」と呼ばれ学校に行かない被害にあった子供、「菌」とよんだ加害者である子供、その親、担任 校長は是非観て見ぬ振りをせず、観てください。
この映画を観るだけで、歪な精神も変わるとおもいます。文部省選定映画にして全国の子供達に見せるべきです。


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