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コロナ共存の広告表現の近未来観

集合知の無知(23)

2016-10-26 12:47:54 | アイディアのIdentity
Daniel Pink氏が言う様に「モチベーション2.0からモチベーション3.0」に移行する間にいろいろな事が起こるであろう事も書いてあります。思いますにモチベーションもイノベーションもエコノミーもそして、クリエーティビティ、集合知も全て繋がっていることです。
その一つと言えるのが「シェアリング エコノミー」のイノベーションです。







個人間で部屋や物件を貸し借りするとなると、安全面や衛生面、万一事故が発生してしまった場合の対処など、心配なことがたくさんありますよね。Airbnbでは、この問題を部屋の貸主(ホスト)と借り主(ゲスト)の双方向レビューや、ソーシャルメディアアカウントと連動させての個人認証、最大1億円までのホスト保証等でカバーしています。
また、位置情報を利用したアプリ上でドライバーと移動ニーズを持った人をマッチングするサービスUberも、シェアリングエコノミーの有名なサービスです。現在、東京を含む、全世界487都市で使えます。







Uberでも、ドライバー・利用者双方で、どんな人がくるのか、事故が発生したら……など不安要素は多いですよね。UberでもAirbnbと同じく、双方向のユーザーレビューを導入しており、乗車前にお互いに確認することができるほか、安全対応のための24時間体制のサポートが用意されています。なお、支払いはアプリ上の決済で完結しに現金は使わないので、この点については従来のタクシーより安全・便利と言えるかもしれません。
ちなみに、Uberはドライバーに支払う補償金で多額の出費を抱えていることもたびたび話題になっています。これは明らかなマイナス面のようですが、プラス面でもあります。少なくとも、支払われるべき補償が支払われない…といった事態には陥らないだろう、とドライバーが思える要因にはなるでしょう。多くのユーザーを獲得し、シェアリングエコノミーや個々のサービスが定着するまでは必要な支出、ということなのかもしれません。
この様に今までの資本主義経済の富める上流から貧しき下流の流れから、全く違う枝葉の流れを集合知でいうところの個々の状況に合わせて物や時間をシェアしていく事がはじまっています。

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